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トヨタが今年限りでF1から撤退



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緊急取締役会&記者会見の報を聞いた時に「撤退!?」が外れてくれることを願ってましたけど、やっぱり撤退なのか・・・。

あらららら・・・・・・

それから、昨日のF1撤退発表から一夜明けて今日発表された四半期決算と業績見通し(これがあったので昨日ではなく今日の記事にしました)は2010年3月期が従来予想よりも赤字減少とされましたが、それでも1,000億円単位の赤字で、しかも想定為替レートがドル円=93円にユーロ円=132円なんですよね。今後の景気と為替の変動次第では赤字が大幅に増えることになりかねません。

会見で山科代表が泣いてましたが、豊田章男社長も現場を見た後だけに辛い決断だったかもなぁ・・・という気がします。ただ傍目には無様な撤退とはいえ、経費と成績・欧州での宣伝効果が噛み合ってない様子ですし、景気もですがトヨタの収益からしてユーロ高の恩恵よりもドル安・円高の弊害の方がはるかに大きく、しかも環境対策・脱石油に力を注がないといけない(この点に関して今のF1からフィードバックできそうなのは無さげだし)・・・などなど。続けたくとも厳しそうな経営状況ですし、加えてFIAはあんなだし(苦笑)。

可夢偉はどうなるんでしょうね?アブダビGPで将来に期待を持たせる素晴らしい走りを見せてましたし、山科代表も「このまま終わらせたくない」と会見で訴えてましたので、所属チームが見つかるといいですが・・・。

また、フェラーリはトヨタのF1撤退を受けてFIAを批判する声明を発表したそうです。ちょっと意外(笑)。結んだばかりのコンコルド協定を反古にするような形になるので、トヨタが悪く言われるかと思ったんですが・・・。

それと、ルノーも急遽役員会を開くとかいう噂が出ています。こちらも業績がかなり厳しそうですし、なにせあのカルロス・ゴーンCEOですからね・・・。



トヨタF1撤退:社長会見詳報【毎日新聞 2009年11月5日】
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[写真は時事通信より↑右が豊田章男社長、左が山科忠専務]

 トヨタ自動車の豊田章男社長は4日、東京都内で記者会見し、自動車レースの最高峰フォーミュラワン(F1)からの撤退を発表した。豊田社長のコメント、一問一答は以下のとおり。

 豊田章男社長(以下豊田社長):豊田でございます。お忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。本日、お伝え申し上げますのは、F1についてでございます。弊社は2002年以降、8年間にわたり、F1に参戦してまいりましたが、社内の取締役会にて議論しました結果、本年をもって参戦を終了いたすことにいたしました。

 この8年間、ご支援いただきましたファンの皆様、スポンサーの皆様、メディアの皆様、そしてF1を通じ車の魅力を全世界にアピールし続けてくださったレーサーや関係者の皆様に心より御礼申し上げたいと思います。先日の鈴鹿で行われた日本グランプリを観戦させていただきました。ファンの皆様の熱狂ぶりや弊社F1チーム、パナソニックトヨタレーシングの素晴らしいチームプレー、そしてその走りに心の底から感銘を受けました。ファンの皆様のことを考えますと、身につまされる思いでありますが、現在の経営環境や中長期的な観点から苦渋の決断をせざるを得なかったことを、どうかご理解たまわりたいと存じます。ファンの皆様からは来年こそはがんばれと激励いただいておりましたが、ご期待にお応えすることができず、心からおわび申し上げます。

 トヨタのF1チームは、この8年間で合計140戦に参戦し、一戦一戦を戦いぬく中で、確実に実力を向上させてまいりました。世界の強豪の中で戦い続けたチーム関係者の不断の努力に敬意を表するとともに、夢を分かち合えたことに心から感謝申し上げたいと思います。

 本年6月に社長に就任して以来、私は商品を軸とした経営に重点を置きたいと申し上げてまいりました。すなわち、味わいのある車を作り、お客様に一台一台を大事にお届けし、喜んでいただきたいということであります。私どもといたしましては、今はこれらのことに会社のリソースをできる限りシフトすべきであると考え、誠に残念ながら、F1を続けることができなくなった次第でございます。ご存じの通り、トヨタの経営は引き続き厳しい状況です。ただ、こういう時だからこそ、次の世代に何を残さなければならないのか、ということの原点に返り、考えるべきだと思いました。

 自動車を通じて、豊かな社会づくりに貢献したいというのが、トヨタの創業時からの考え方であり、これからも自動車文化の一層の推進に向け、さまざまな活動を続けていきたいと思っております。モータースポーツについても、その活動計画を見直し、お客様に車をより身近に感じていただける大切な活動として、また車と人を鍛える活動として取り組むとともに、これまでの皆様のご期待を、よりよい商品づくりに生かせるよう、努力する所存でございます。どうぞ、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

Q:2問大きく分けてうかがいたいのですが、一つ目は撤退の判断について、現在の経営環境や中長期的観点からとご説明されたのですが、どうして撤退するに至ったかという理由を、もう一度改めてご説明いただきたいと思います。併せて、これまでの2012年まで参戦を続けるという表明もあったのですが、この時期に撤退をするという判断に至った経緯、その背景は何なのかということも併せてご説明いただけますでしょうか。もう一点は日本メーカーではホンダが去年をもってF1から撤退ということになっていますけれども、これでトヨタも撤退ということになりますと、日本の自動車メーカーの参戦というのが、これでなくなることになります。F1に日本の自動車メーカーの参戦がなくなることについて豊田社長どのようにお考えか、そのことについて教えていただけますでしょうか。

豊田社長:はい、お答えさせていただきます。皆様ご存じのように、私自身、非常にモータースポーツを個人的にも推進をしている一人でございます。こういうモータースポーツを自動車文化の一つにしていきたいというふうに精いっぱい頑張ってまいりました。そこでの応援の部分と6月以降の社長になってからのところでは、ちょっと立場が変わったということがご理解いただきたいと思います。昨年来の経済危機以降、大変、F1を続けるか続けないかというようなことは社内でも大変な議論になったことがございます。その中でも、やはりモータースポーツを文化として育てあげたいんだという強い意志のもと、TMD、ここにいる山科専務を中心に非常にチームが頑張って、コスト削減などをやってもらいました。ありとあらゆる手を尽くして、やってまいりました。

 ファンの方々からも唯一残された日本チームとして応援いただきましたことを本当に感謝申し上げたいと思いますし、年初、富士(スピードウェイ)での撤退を決めました時も、サーキットはモビリティランド、そしてチームはトヨタとして全日本の気概で頑張っていくということで本当に最終戦まで頑張ってまいりました。最終戦を終わった段階、そして今日、社内で取締役会を開きまして、やはり今の経済状況を考えた上で、撤退せざるを得ないということを決定いたしました。しかしながら、やはりここまで育てていただいた関係者の皆様方、そして応援いただいてるファンの皆様の期待を裏切ってしまったことは、私も一モータースポーツのファンとしても、大変、苦渋の決断であったということをご理解いただきたいと思います。

Q:これが業績にはどういう影響を与えるのかということを教えてください。年間数百億の参戦費用などとも言われておりますけれども、今期、来期以降どういうことになるのか。今の話とも重なるのですけれども、豊田社長、以前に私自身、F1の在り方について悩んでいるというような発言もあったと記憶しておりますけれども、社長自身、今回の判断、どういう形で決めていったのか。コスト削減が最も大きな理由なのでしょうか。コスト削減ということですと、たとえば、トヨタをはじめメーカー系のチームは予算の上限枠には反対していたかと思うのですけれども、その辺の整合性についてもご説明、よろしくお願いします。

豊田社長:収益に与える影響ですが、明日、第2四半期後の決算発表させていただきますので、収益の点はその場に譲らせていただきたいというふうに思います。判断でございますが、私自身、6月以降、社長という立場になりました。そして最終決断は、取締役会という場で、皆さんの意見を聞きながらやりましたけれども、最終判断は私がさせていただきました。私自身、レースは車を鍛えると同時に人を強く育てる素晴らしい現場であり、そういう意味での車文化を育てるために、これからもですね、F1は残念ながら撤退いたしますが、そういう意味でアウトプットを今後の商品というものにもっていきたいようにさしていただきたいと思いますし、ファンの方々に関しては、F1のF1だけのファンに大変申し訳ないというふうに思っておりますけれども、モータースポーツの本当に底辺から、かつ幅広く我々も、これから支えていきたいというふうに思いますし、その辺はですね、ぜひともそういうことでご理解賜りたいというふうに思います。

山科忠専務:一言付け加えさせて……予算の上限枠をメーカー系のチームが反対をしていたというふうにとらえられておりますけれども、実際は、余りにも急激な予算削減案が最初出てきたものですから、そこまではすぐにはいけないということで、FOTA(フォーミュラワン・チームズ・アソシエーション)の中で、いろんな話し合いをしながら、FIAとやってきた経緯があります。一面だけで反対というふうに、とらえられる場合が多いのですけれども必ずしもそうではないということをご理解ください。

Q:今シーズン、御社はウィリアムズにエンジンを供給しておりますが、来シーズン、エンジンだけの供給ということもなく完全撤退ということでとらえてよろしいのでしょうか。もう一点、モータースポーツに関して御社はWRCにも過去参戦した経緯があるのですけれども、少なくとも来シーズン、来々シーズン、収益が改善するまで国際的なレースには参戦しないと考えてよろしいでしょうか。

豊田社長:F1に関しましては完全撤退と考えていいと思います。他の国際レースに関しましては、現在やってます他のレースに関しては継続させていただきますが、それ以外のことは全く白紙でございます。

Q:今年、優勝していたならば、来季続けていたことはあるのでしょうか。もうひとつ、トヨタの社長自身がモータースポーツ、自動車文化ということをかなり強調されておられたのですが、今回、これを撤退するというのは単にトヨタというひとつの会社が撤退するのではなく、世界一の自動車メーカーがF1から撤退するという意味なのですが、これについてどういうふうにお考えなのか。本来であれば、もっと頑張ってモータースポーツを発展させるために、F1を続けていくべきではないかという意見も出るかとは思いますが、世界一の自動車メーカーとしての立場からどういうふうにお考えなのか。これをお願いします。

豊田社長:私の見解でございますが、私もですね、今年は本当によく頑張ってくれたなというふうに思います。ひとつはシンガポールグランプリ、そして日本グランプリで準優勝をさせていただきました。特に日本グランプリは私も応援に行きましたけれども、本当にチームワークそのものが勝利であったというふうに思います。

 ですから、優勝を逃したというよりは、私はチーム全体は素晴らしい準優勝というものを勝ち取ったなというふうに思っておりますので、本当にチームメンバーに対してはですね、本当に準優勝、胸を張れよというようなことを伝えました。そして残る2戦においては、(ティモ・)グロックさんのああいうこと(クラッシュで負傷)もあったんですが、私どものTDP、トヨタヤングドライバーズクラブ出身の小林可夢偉君が、F1の第3ドライバーをずっと務めながら、最後に2戦出れたこと、これは私自身も非常に良かったなというふうに思っております。2戦ではありましたけれども、F1サーキットを実際に日本人としてですね、入賞をやり、立派な戦いを示したというふうに思います。

 その後、継続してチャンスを与えてあげられないことは大変申し訳ないと思いますけれども、彼ら、中嶋(一貴)君含めまして、まだ若いので、この後ですね、今年までの走りを、いろいろ評価されて、必ずや彼らにまたチャンスの来ることをお祈りしたいし、いろんな形で応援していきたいというふうに思っております。優勝したかしないかで、この結果は別に変わらないと思いますし、私は準優勝で胸を張らせてあげたいとふうに思います。

Q:今回のF1撤退とトヨタのハイブリッドカーに代表されるエコカー開発というものの関連はあるのでしょうか。

豊田社長:東京モーターショーがあったときにですね、私どもがどういう形で東京モーターショーでアピールさせていただいたかと申しますと、やはりエコカーとワクワク感の両方でアピールをさせていただきました。確かに今の地球環境考えますと100年に1度の自動車の転換期を考えますと、環境車というものは大変大事であるということは否定もいたしませんし、私どもの最重点課題であることは間違いございません。

 しかしながら、モビリティーの中での車の運転というのは、やはりA地点からB地点に移動するときにそこにドライバーの意思があり、そこに自由があるというところであります。ですから、車からワクワク感、それを否定してはどうしようもないということで、私どもは2本路線でアピールさせていただきました。今後の車の作り方も、環境車とワクワク感が、やはり両方成り立たせるべきであるというふうに思っておりますので、それこそが私どもフルラインメーカーのおける立場、役割なんじゃないのかなというふうにも思っております。

Q:先ほど社長がおっしゃられたTDP、育成プログラムについておうかがいします。小学生からレーサーになりたいという夢を持ちながら、TDPが存続すれば良いと思うという方もいらっしゃると思うのですが、今回F1から撤退を発表されてTDPの卒業生である中嶋選手もしくは可夢偉選手、そういった方にTDPとして支援を続けるのでしょうか。今後ですね、TDPはF1ドライバーもしくはレーサーを育成するのか、今後の育成プログラムについてお聞かせ下さい。

山科専務:TDPは少し縮小しますけれども、継続をします。下のクラスをサポートしていくことになると思います。中嶋君と小林君については、今、TMGが彼らとドライバーズ契約とかいろいろ持っていますので当面は継続をしていくことになると思います。お金の面については少し考えながらやっていきたいと思うことと、ここまで育てた2人ですので……(泣きながら)できれば、どこかのチームに乗せたいなと……。

Q:2012年まで参戦すると言いながら、今回こういうことになったことで日本企業は実力や強い意志がないという印象を世界に与えてしまったのではないかという懸念があります。自動車メーカーのリーディングカンパニーとしてモータースポーツへの責任というものをどのようにお考えでしょうか。

 もう一点は北米事業についても大幅に見直されたとうかがっておりますけれども、北米のナスカー(NASCAR)への参戦は継続されるのでしょうか。もし、それがイエスなのであれば、北米のほうは続けるという理由は何なのか。もし、それがマーケティングの観点であるのであれば、たとえばマーケティングとして効果の期待できる中国やインドやロシアなどにおけるモータースポーツ活動の展開というのは、考えておられるのかどうかお伺いしたいと思います。

豊田社長:モータースポーツというのは、大変底辺の部分からすそ野の広い活動だと思っております。その最高位に位置するのが、おっしゃておられるようにF1だと思います。ですから、すべてのモータースポーツにかかわっている方々が、最後に目指す姿、最後にやはりそこでというのがやはり、フォーミュラワンのサーキットなのではないのかなと思います。

 その中において、そこへの登竜門というのは、それぞれの地域において、その地域における文化みたいなものがあると思います。それがアメリカで言うとナスカー、そのある南米の地区に行くとラリー、そして日本でいくと(スーパー)GT選手権、それぞれの地域において根付いているモータースポーツというものがあるというふうに理解しております。私ども、今回、モータースポーツの中の最高峰のF1の撤退を宣言させていただいておりますが、その各地域におけるところまでは今後も継続をしていくということでご理解賜りたいと思います。

 なぜF1をやめて他をやるんだということではございますが、より地域に根差した形でのことを、すべてにゆとりがあれば、すべてやらしていただきますが、今はすべてやることが、不可能と、この1年間で判断いたしましたので。相当頑張りました。そして1年前に継続するというふうに当社として申し上げたのも、あれも本当に継続するつもりで申し上げてたと思います。そういう意味で本当に1年間努力をしてきたんですが、この先、いろいろ考えますと、今回、こういう決断にせざるを得なかったということでございます。

Q:社長にうかがいますが、トヨタ自動車はモータースポーツ以外にも野球とかバスケットボールとかさまざまな部活をされているのですが、他の部活動のほうに今回のF1撤退は及ぼす影響というのは現時点であるのでしょうか。

豊田社長:現時点で、今、会社はこういう状況なのですが、運動部、非常に頑張ってもらっております。野球も都市対抗では準優勝をプレゼントしてくれましたし、かつ現在、野球(日本)選手権において、(3連覇を目指して)動いておりますし、今週末には女子ソフトボールが日本一を目指して戦う予定でございます。フィギュアでは小塚選手と安藤美姫選手も活躍しておりますので、彼ら彼女らが活躍する場というのはですね、今後も応援をしていきたいとふうに思っております。

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トヨタの通期営業赤字が半減へ、プリウス・金融事業好調で
【ロイター 2009年11月5日】

[東京 5日 ロイター] トヨタ自動車は5日、2010年3月期の連結営業損益が従来予想の7500億円の赤字から3500億円の赤字に縮小する見通しだと発表した。国内でエコカー減税や新車購入補助金により5月に発売したハイブリッド車、新型プリウスの販売が好調なほか、各国の支援策や金融事業の好調が寄与する。

 前年同期は4610億円の赤字だった。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト17人の予測平均値は2438億円の赤字となっている。

 10年3月期の業績予想は、売上高が従来の16兆8000億円から18兆円に7.1%上方修正。当期損益は従来の4500億円の赤字から2000億円の赤字に半減する見通し。

 10年3月期の世界販売台数計画は従来予想の660万台から703万台に上方修正した。うち国内販売は202万台から213万台に引き上げ5年ぶりに前年を上回る見通し。

 想定為替レートはドル/円92円から93円に変更した。ユーロ/円は131円から132円に変更した。

 会社側は、通期予想の引き上げ理由として、販売台数増で2500億円(うち1100億円が金融事業)、原価低減で800億円、固定費削減で200億円の効果を見込む。設備投資額を前期の1兆3025億円から今期7600億円まで圧縮するのも寄与する。

 2009年4―9月連結営業損益は1369億円の赤字となった。前年同期は5820億円の黒字だった。販売台数が前年同期比26.4%減の313万台に落ち込み9100億円の減益要因となったほか、為替変動でも3200億円の減益で、原価改善(2100億円)や固定費削減(3900億円)による増益分でカバーできなかった。

 販売事業者への貸し倒れ減少で金融事業の営業利益が1075億円と前年同期比3倍近く増え下支えしたものの、中国の持分対象企業の減益などもよりで持分法投資損益が555億円の赤字に転落したのも響いた。

 会見した一丸陽一郎副社長は、エコカー減税の効果については「補助金も上乗せされているため、明確に(効果を台数では)申し上げられないが、保有車代替の進展で大きな成果上がっているのは間違いない」と話した。

 一方、2010年3月期予想が赤字にとどまる理由について「(09年)7─9月は金融事業が貢献し黒字化したが、下期は為替など響き赤字になる」と説明。

 F1撤退や住宅事業再編、証券事業の譲渡などグループの事業の見直しを急ピッチで進めている理由について「本業の車作りにリソース(経営資源)を集中し、さまざまな課題に取り組んでいくため」と述べた。

 主要市場である米国の自動車市場は「09年(暦年)は1000万台プラスアルファぐらいとみている」としており、急速な実需の回復には時間がかかるとの見方だ。米ゼネラル・モーターズ(GM)[GM.UL]との合弁「NUMMI(ヌーミー)」の清算協議については「先方があり詳しい開示は差し控えたい。ステップ・バイ・ステップで進めている」(布野幸利副社長)と述べるにとどめた。 

 日興コーディアル証券の河田剛シニアストラテジストは、トヨタの決算内容について「系列部品メーカーの上方修正などから上振れもある程度予想していたが、期待していたほどではなかった。赤字幅縮小だけでは株価へのインパクトは小さい」と述べた。想定為替レートが1ドル93円と、日産(7201.T: 株価, ニュース, レポート)(通期90円)などと比べて円安であることから、「日産やホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)のように上方修正期待は見込めない」と指摘する。

 なおトヨタ広報部は、同社の想定為替レートは「決算資料作成時の実勢レートを便宜的に採用しており、予想・想定しているわけではない」と説明している。

(ロイターニュース 竹本 能文記者)



フェラーリ、トヨタF1撤退でFIAを非難【F1-Gate.com 2009年11月5日】

フェラーリは、トヨタのF1撤退を受けて声明を発表。FIAを批判した。

トヨタはF1撤退の理由に経済状況を挙げたが、フェラーリは原因は現在のF1状況はFIAと大手チームの「戦争」の結果であるとし、FIA前会長のマックス・モズレーを非難した。

「1939年にイングランドで初刊行されたアガサ・クリスティの“そして誰もいなくなった”のパロディのようだ。だが、現実はもっと厳しい」

「F1は重要な参加者を失い続けている。この12ヶ月間でホンダ、BMW、ブリヂストン、そして今朝トヨタが撤退を発表した」

「その代わりに、マナー、ロータス(コリン・チャップマン、ジム・クラーク、アイルトン・セナなどがいたチームとは名前が同じというだけ)、USF1、カンポス・メタが参戦すると言うことができるかもしれない。これまでとテーブルを取り囲んで座っている数は変わらないので、『いつもと同じ』と言うかもしれない」

「しかし、それは完全には間違っている。2010年シーズンの開幕戦バーレーンのスターティンググリッドに並んだチームのうち何チームがシーズン末まで参戦するかを見守る必要がある」

「実際、撤退が続くのは、過去数年間F1に影響を与えた経済効果というより、F1運営組織によって大手自動車メーカーに仕掛けられた戦争の結果である。クリスティの推理小説は、登場人物の全員が次々に死亡して初めて犯人が見つかる。我々は、そうなるまで待ちたいのだろうか、それともF1の本では違う最終章を書くべきなのだろうか」

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