世界屈指の強豪国相手に胸を借りるつもりで正攻法で堂々と当たりにいって負けたんですから、悲観することもないし、いっそ清々しいくらいで(笑)。むしろ、裏で行われていた最終予選同グループ2試合の結果の方が気がかりでした。

 

国際親善試合

日本 0−4 ブラジル

 

前半の2失点はそこだけを切り取って見ればちょっと運が無かったかなという印象なのですが、敗戦にはそれ以前の必然性がありましたね。ブラジルの攻撃陣にタレントが揃っているのは言わずもがな、日本がボールを持って攻めにいってもブラジルのボランチとCBの守備ブロックが予想以上に組織立っていて堅かった印象でした。個々人がプレイの精度を更に上げないといけないな、というのは選手自身が改めて感じとったことでしょう。

・・・というか、南米勢との相性の悪さは場数こなすしかないですかね。そう考えると昨年のコパ・アメリカ出場辞退は本当に勿体ないことをしたものです。

さて、気になる裏の方の試合ですが、

オマーン 2 – 1 ヨルダン
イラク 1 – 2 豪州

だったようで、グループB全チームが半分の4試合を消化した時点での勝ち点は

日本   10
豪州   5(得失点差0)
オマーン 5(得失点差-2)
ヨルダン 4
イラク  2

ということに。2試合ともドローで終わっていればよかったのですが、なかなかそうは問屋が卸してくれませんね(苦笑)。ここまで3勝1分の日本が頭一つリードした状況ですけど、残り4試合のうち3試合が中東での試合ですから、まだまだ気が抜けませんね。早いとこ本選出場を決めてもらって、来年のコンフェデ杯までに中盤とFWの人選の再構成を望みたいところですが、はてさて・・・。

 

ザッケローニ監督「到達点を変更することはない」
欧州遠征 ブラジル戦後会見
【スポーツナビ 2012年10月17日】

 サッカー日本代表は現地時間16日、国際親善試合のブラジル戦に臨み、0-4と完敗を喫した。12分に先制された日本はその後も、ネイマールやカカに追加点を許した。

 試合後、日本のアルベルト・ザッケローニ監督は「負けたくないという気持ちが空回りした」と分析。ブラジルをスペインと並ぶ世界一のチームとし、その差を見せつけられながらも、「(2年後の)到達点を変更するつもりはない」と方向性にぶれがないことを強調した。

■自分たちの狙いから外れてしまった

――本田(圭佑)を前線で起用した目的と評価は?(大住良之/フリーランス)

 考え方として、前線で相手に的を絞らせないような(試合の)入り方をして、サイドの選手がエリアへ侵入するということを狙っていた。しかし、ほとんどその狙い通りにいかなかった。バイタルエリアに入っていくというのが第一の目的で、そこからサイドの選手のダイヤゴナルランに合わせてボールを配給しようというアイデアを持っていたが、バイタルには入れても、裏へのチョイスが出せなかったと思う。

 縦への配給ではなく横パスが多くなった理由については、前半で相手に最初のミドルシュートを打たれて、それが決まってしまったことや、2点目をPKであっさり奪われてしまい、冷静さを失ってしまったことが挙げられると思う。すぐに2点リードされた展開になったが、そういった戦いもいい経験だと思う。今日は対戦相手がブラジルでこのような展開になったが、違ったチームと対戦する時にもこういう展開があるかもしれない。そこで冷静さを失わず、チームとして戦い方を変えずに立て直せるかというところも、今後につながっていくと思う。当然、選手も負けたくないという気持ちが非常に強いので、それで冷静さを失って本能的なプレーが出てしまったのではないか。このチームは、あきらめない気持ちが非常に強いと思った。

――4失点したことでチームは何を学ぶべきか。また2年後の到達点は分かっていると言っていたが、今日の結果で到達点の変更はあるか?(原田公樹/フリーランス)

 到達点を変更するつもりはないし、そこに到達できるという大きな自信も持っている。4失点したが、ゲームの流れ次第では1-4にも2-4にもなったかもしれないし、0-8になった可能性もある。それよりもわたしが見なければならないのは、チームがこの試合で何をしたかということだ。わたしが思うに、うちは、ブラジルとそんなに簡単に対戦できるようなチームではないし、4失点についてもそこに至る流れがあった。PKの判定がどうだったかは話したくはないが、2-0とした時点でのブラジルは、ポゼッションサッカーのお手本のやり方をしてきたし、スペインと同様に世界(のトップ)を走っているチームだと思った。そんな中で、チームが冷静さを失ってしまい、すぐに追いつきたいという気持ちの強さが空回りして、自分たちの狙いから外れてしまったのではないか。

 当然、ブラジルと対戦することが非常に重要だったわけだが、うちがブラジルを基準にするわけにはいかない。サッカーの歴史も経験も、ブラジルのほうが長い。この試合で何を見たかったかと言えば、どういうところでうちが苦労させられるのか、うまく機能しないか、という点だ。90分間の内容を真摯に受け止めないといけないと思うが、0-1の状態を続けることで、うちがどういうリアクションができるのか、もう少し見てみたかったという気持ちもある。試合の入り方は悪くなかったというところでも残念だったし、ミドルとPKを決められたが、うちとしては悪いアプローチではなかった。いろんな意味で、いい経験になったと思う。

■われわれはまだブラジルのレベルにない

――2連戦で世界との距離を測るいい機会と言っていたが、日本はどの位置にいると感じたか?

 この試合が始まるまでは、自分の描いていたイメージよりも、もう少し上だと思っていた。そこから考えるべきこととして、さらにどこまで伸びていけるのか、ということ。このチームには大きな伸びしろがあると思っている。2年後にワールドカップ(W杯)優勝を大々的に宣言できるかと言えば、そうではないと思うし、2年後にトップレベルに食い込んでいけるかと聞かれれば、そう言い切れないところはある。ただ、わたしの考えるとおりに事が進んで、W杯に向けていい状態で臨むことができたなら、ブラジルやスペインといった強豪チームとも対等に渡り合えることができると思う。そのギャップを縮めるために、今後もこうした強豪の試合をどんどん組んでいきたい。

――組織と個人のバランスが良くないと世界のトップに上り詰めることができない。日本は組織に特化していると考えるか?(湯浅健二/フリーランス)

 ブラジルはクオリティーのところ以外で、経験という部分でも上だと思った。現時点では別次元のチームだ。当然、成長したいという立場としては、現実主義者でないといけないと思うので、冷静に分析するなら、われわれはまだブラジルのレベルにない。ただ、ブラジルの最近の試合はすべて先制する試合ばかりだったので、彼らがリードされたときにどうバランスが崩れるかは見てみたかった。

■裏への狙いを強調しようとした

――理想とのギャップを埋めるために、強豪チームと対戦することのほかに必要なものは何か?

 インターナショナルレベルの戦いをすることは大事だし、今日のゲームに関しては、もっと違ったボールの持ち方やプレーの展開の仕方もあったと思うので、そういったところは分析、修正していくべきだと思う。繰り返しになるが、このチームには伸びしろがあると思う。経験やチーム力を上げることもそうだし、オンとオフ、いかなる時も対応できるという部分も伸ばしていかなければならない。ただ、今日のゲームを通じて良かったと思うところは、90分間を通してあきらめず、戦う姿勢を見せたことだ。流れによっては、もっと失点していたかもしれない中で、勇気を持って前に仕掛けていったことについては評価してよいと思う。負けたくないという気持ちが空回りしたが、そこは冷静に、チームとしてやるべきことを徹底するという姿勢を出していかなければならないと思う。

――ハーフタイムで中村(憲剛)を下げて香川(真司)を中央に置いたのは、最初から考えたことか(後藤健生/フリーランス)

 交代に関しては、試合前にチョイスとしてあったし、タイミングについても頭の中にあった。その交代によって、よりチームに深みを出そうと思った。中盤のところでのボールポゼッションではなく、より裏への狙いを強調しようとした。チョイスは頭にあったが、前半の流れを見ながら、その交代への思いが強くなった。サイドのところからもっと崩すべきだったが、真ん中のほうへ仕掛けてしまった。

■ブラジル代表のメネーゼス監督

「日本との対戦は非常に難しいものだった」

(直近で中国やイラクとも対戦したが)日本が最強だと思う。日本との対戦は非常に難しいものだった。われわれはボール奪取からの攻撃がうまくいったので、このような結果になった。今日はすべてのポジションでいいマネジメントができ、戦術的にも(ゲームを)よくコントロールできていたのでうれしく思う。多くのゴールを決められたのは大事だが、それと同じくらいクオリティーの高いプレーをわれわれは心掛けなければならない。いずれスペインとも対戦したい。彼らは今、世界で最もクオリティーの高いサッカーを実践しているからだ。

<了>

 

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