これから議会に出されるらしい東京都の青少年健全育成条例改正案、噂はちょっとだけネットで目にしていたものの、どうせ東京都だけの問題とタカをくくってたのですが(いざとなったらみんな東京から逃げればいいだけ)、偶然目にした『3日坊主のメイドさん http://d.hatena.ne.jp/marinba/』さんの3月7日のエントリーで、この改悪案が可決されたら一気に全国レベルで波及してしまうというのを目にしてビックリしました。取次が東京一極集中だからというだけでは全然無いんですね。なるほど・・・。

自分の認識の甘さを反省しています。


まとめサイトもあるので、ぜひ目を通していただきたいと思います。
ちなみに、がゆんのコメントもあって「おおっ?!」となったしとらすさん。
東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト
 http://mitb.bufsiz.jp/




と同時に、今更ながら腹立たしいです。若い時にロクでもない三文小説書いてた人間が爺になって権力を握ったとたん何やってるのさ!と(怒×1万倍) 新銀行東京の件も五輪誘致での乱費の件も税金を浪費しておきながら全く責任を取ってないくせに。

ただ、見ての通りしとらすは京都府民なので、“東京都”の問題は当然ながら蚊帳の外です。なんとか都民のみなさんで憲法21条を踏みにじるこの条例改悪を、何としても阻止してほしいと願ってます。

一言断っておきますが、しとらすはBL嫌いです。SMもレイプも子どもへの性犯罪も(嫌悪感を通り越して)論外ですし、ついでに石原慎太郎が書くような低俗な小説はお金を貰っても読みたくありません(爆)。ですが、行き過ぎた表現を規制する手段は本来的に抑制的なものであるべきですし、中国や北朝鮮みたいに十把一絡げで一網打尽にして規制してしまうのは自由主義・民主主義の国家なら全くありえない帰結です。東京都が条例改悪を強行するというのなら、それは(東京都から首都機能を完全に取り上げて日本国から村八分にする荒業をやらないかぎり)日本が北朝鮮レベルの反自由&反民主主義国家に成り下がってしまう道を作ることに繋がっていきます。現にどっかの野党が徴兵制を言い出したりしてる状況ですしね。

というわけで、『3日坊主のメイドさん』の3月7日のエントリーを一部ここに引用しておきます。

・現在の状況

簡単に言うと、とても安心できる状況ではないということのようだ。都議会の勢力動向はこんな感じらしい。

 ・自公…規制に向けて全力展開中
 ・共産、生活者ネット…民主党の動向を確認中
 ・民主党…態度未定

じゃあその民主党はどうなのかというと、内部的にはかなりくすぶっているらしい。若手議員は危険性を肌で感じているようだが、年配議員はどっちでもいい(または賛成)という認識のようだ。というのも、民主党の中では『過激で範囲も無制限と取られかねない内容だった”答申”を、条例案でトーンダウンさせた』という実績がすでにあるから十分じゃないかという考えがあるらしい。この辺りは、法案の危険度などの話ではなく政治力学*2の話だろうと理解した。少なくとも、民主党もまだ一枚岩とは言い難いのだろう。なので、そういう発言力もある年配の民主党議員に反対派の皆さんがアプローチして説得する必要があるようだ。

なお、石原都知事が答弁で『”蔓延している/おぞましい/根絶/撲滅”という言葉を使った』事実から実質的に答申の状態に戻ったとも言えるから、その辺りが説得ポイントになるんじゃないかと思う。

・可決した場合の波及効果

ネットを見ると「ならば影響する業界は東京を出て他県に拠点を置けばよい」という声もあるが、それは議員がはっきり否定された。このことは自分も想定していたとは言え、それを改めて現役の議員の口から聞かされると暗澹たる気持ちになる。

 ・東京都は国から予算援助を受けていない独立性があり、他県への影響は絶大。
 ・また昔から、東京は「国に先駆けて新しい法を通す」という傾向が強いらしい。
 ・実は同様の条例を出したがっている道府県は多い。千葉が筆頭。
 ・東京が可決すれば、一気に全国に波及するのは間違いない。
 ・一定規模まで可決道府県が増えれば、国もそれに歩調を合わせて同様の行為を取るであろう。
 
・各議員の態度

想像以上に動きが固いようだ。ただ、話を聞くとさもありなん。議員も人の子。票につながるかどうかは、大きな行動理由になるということ。逆に、若い世代の政治への無関心さのツケが回ってきているとも言える。

 ・児童ポルノというレッテル、つまり「児ポ法改正に反対=児童ポルノ推進」と地元有権者やその他の議員に誤解されるのが恐い(=次の選挙で負ける)。
 ・反対が多い20~30歳代は一般的に投票率が低い。議員にとって「票」がすべてなので、その年代の意見はなかなか真面目に受け取っていただけない。(投票に行かない世代の100通の意見より、地元PTAの1票の方が重いという事実)

・推進派の動向

エクトパックの顧問弁護士でもある委員を中心に、その母体団体の主張にそった内容を青少年問題協議会で発言しているようで、それが根拠になっているらしい*3。また警察官僚出身者は、少しでも法の網を広くするために「大人全体に規制を広げられる橋頭堡を残したい」と努力しているらしい。勿論、これは将来的に厳罰化も見据えていると思う。

・業界関連の動向

歯切れの悪い情報しか出なかったが、携帯業界はそれなりに関心を持って動いているらしい。しかし出版・ゲーム・流通関連はちゃんとした形での動向はあまり聞いたことがないらしい。「業界団体はそれだけで票につながるので、彼等が動くか動かないかでその違いは非常に大きい」とのこと。

・同人誌について

「業界団体への指導、監督」という文脈において、同人誌における「団体」とは「おそらく主催者を指すのでは」とのことだった。つまり、コミケであればコミックマーケット準備会である。今回の法案で念頭にあるのは「少女コミック」が一番のようだが、同人業界も同様らしい。なので、この法案が通ればおそらく大中規模の同人即売会は最優先でターゲットにされると思う。

じゃあどうすればいいのか、と言う話だけど。

・タイムリミット

実質的には今週末までがタイムリミットと言うことのようだ。それまでに、どれくらいの勢力を反対派に考え方を変えて貰えるかが勝負。民主党の総務部会で明確に「反対」の意向が出せなかったら、極めて情勢がマズイと言うことになる。

 ・民主党総務部会…未定(来週半ばまでにはやるらしい)。ここで民主党の方針が決まる。
 ・都議会総務委員会…3/18。ここで総務委員会の担当者で会合をする。
 ・都議会予算特別委員…3/25頃。ここでもテーマになる可能性アリ。
 ・本会議採決…3/30。
 
・意見/陳情の出し方

某ガンダムWの人ではないけど、とにかく『陳情はエレガントに』とのこと。冷静に、相手を立てて*4、簡潔に。大人の態度、ってことで。
以下まだ続きますので、引用元 http://d.hatena.ne.jp/marinba/20100307 をぜひ直接ご覧ください



ちなみに、万が一可決されてしまった場合、最後の手段として違憲審査制の活用も考えられなくはないですが、当事者適格の関門がありますし、裁判は最高裁まで縺れることを想定すればお金も時間も手間も膨大にかかりますし、なにより今の最高裁の体質で違憲判決を期待することがそもそもお門違いだったりする泣くに泣けない厚い壁が現存します(民主党政権が2013年夏までの衆議院の任期いっぱい続くとして、その間に入れ替わる最高裁判事は15人中7or8人。それで超保守的体質がどの程度変えられるかというのはありますが・・・)。

ですので、止めるなら今止めるに越したことはないのです。後から元に戻すのはものすごくエネルギーが浪費されますし、戻る保証もありません。都民のみなさん(特に若者)、ホントに頑張ってくださいね。

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