明日の京響定期は4曲中3曲がリヒャルト・シュトラウス(以下、R.シュトラウス)の、それも『ティル』以外はちょっと変わった選曲。関西でも管楽器に自慢の首席陣を揃えている良さを売りにしたフルオケだからなのか、指揮者の好みもあるのか、大友さんの代から『英雄の生涯』やアルペン・シンフォニーなどわりとR.シュトラウスを聴く機会があり、主要作品で聴いてないのは『ツァラトゥストラ』くらいかもしれません。Tp陣にそれなりの人材を揃えた今なら期待できるかなぁ〜と思わなくもないのですが、採り上げるかどうかは広上さん次第・・・かな?

それはさておき、世に数多く出ているR.シュトラウスの管弦楽曲の録音の中で、しとらすの愛聴盤というかメルクマールともなっているのがケンペとシュターツカペレ・ドレスデンによる演奏です。1970~76年の間にEMIによってドレスデンの聖ルカ教会でステレオ録音され、現在は版権?を売却したからなのか、Brilliant Classics から箱物で出ていますね。

不満は録音したレコード会社がよりによってEMIだということだけで(同じオケでも年代が違うとはいえDENONが録音したブロムシュテット指揮によるブルックナーやR.シュトラウスを聴けば尚の事そう思う・苦笑)、それ以外は非の付け所の全く無い演奏と言えます。カラヤン&ベルリン・フィルやショルティ&シカゴ響のような豪華絢爛なものとは対極の、木質調の芳醇な薫りと歴史的奥深さを体感できるシュターツカペレ・ドレスデンの響き、そして奇を衒うことのないドイツ正統派的なケンペのタクト。生前のR.シュトラウスはドレスデンと所縁が深く、管弦楽曲やオペラの主要作のいくつかはここで初演されてますし、アルペン・シンフォニーはこのオケに献呈されてもいます。そうした伝統の上に、この録音はあるのでしょうか。

 

リヒャルト・シュトラウス:管弦楽作品集
 /ルドルフ・ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデン
【Brilliant Classics (EMI)】

CD1
・ホルン協奏曲第1番変ホ長調 Op.11
・ホルン協奏曲第2番変ホ長調 AV.132
・オーボエ協奏曲ニ長調 AV.144
・二重コンチェルティーノ AV.147

CD2
・ブルレスケ ニ短調 AV.85
・家庭交響曲余録 Op.73
・パンアテネの行列 Op.74

CD3
・交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』 Op.28
・交響詩『ドン・ファン』 Op.20
・交響詩『英雄の生涯』 Op.40

CD4
・ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.8
・家庭交響曲 Op.53

CD5
・交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 Op.30
・交響詩『死と変容』 Op.24
・楽劇『ばらの騎士』 Op.59〜ワルツ〔※ケンペ編〕

CD6
・楽劇『サロメ』 Op.54〜7つのヴェールの踊り
・組曲『町人貴族』Op.60
・バレエ『泡立てクリーム』 Op.70〜ワルツ
・交響的断章『ヨゼフ伝説』

CD7
・メタモルフォーゼン AV.142
・アルプス交響曲 Op.64

CD8
・交響的幻想曲『イタリアから』 Op.16
・交響詩『マクベス』 Op.23

CD9
・交響詩『ドン・キホーテ』 Op.35
・フランソワ・クープランのクラヴサン曲によるディヴェルティメント Op.86

指揮:ルドルフ・ケンペ
管弦楽:シュターツカペレ・ドレスデン
ホルン:ペーター・ダム
オーボエ:マンフレッド・クレメント
ピアノ:マルコム・フレージャー[CD2-1]、
   ペーター・ローゼル[CD2-2,3]
ソロ・ヴァイオリン:ペーター・ミリング[CD3:『英雄の生涯』]
ヴァイオリン:ウルフ・ヘルシャー[CD4:ヴァイオリン協奏曲]
チェロ:ポール・トルトゥリエ[CD9:『ドン・キホーテ』]
ヴィオラ:マックス・ロスタル[CD9:『ドン・キホーテ』]

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