DMH 50th | ボヘミアンな京都住まい

Category: DMH 50th

1958年の創立以来今日まで古楽の名門レーベルとしての地位を築いてきた『ドイツ・ハルモディア・ムンディ』。

今年の春に創立50周年を記念して、同レーベルが持つ膨大な録音を元に50枚組の限定BOXが発売されました。

[収録ディスクなど内容に関してはコチラを→→HMV商品ページicon

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内容が充実していて値段が破格(大手ショップで6千円前後)なこともあって、購入した方も多かったのではないでしょうか。古楽は好きでも知識の方はさっぱりな私‘しとらす’が、せっかく購入した想い出?にと拙いながら1枚ずつ感想を綴っていこうというのがここの趣旨です。

尚、残念ながら今では通常の手段で手に入れることはできません。時折気まぐれに入荷するHMViconなり中古市場やヤフオク・アマゾンのマーケットプレイスなどに出るのを辛抱強く待つか、欧州辺りから個人輸入するしか手はなさそうです。

それでは、1枚目から順に見ていくことにしましょう。



・ドゥランテ:マニフィカト 変ロ長調
・アストルガ:スターバト・マーテル
・ペルゴレージ:『主よ、あなたに告白します』

 トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
 フライブルク・バロック・オーケストラ
 バルタザール=ノイマン合唱団

[HMV解説より]ドイツでは公演チケットが入手困難なほど人気のあるヘンゲルブロックとフライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)のアルバム。ここでは、バッハに影響された作品を中心に収録。情熱的な演奏が印象的です。
【録音】1995年12月 (原盤:05472773692)

Disc 2

・J.S.バッハ:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 BWV.1060
・J.S.バッハ:オーボエ協奏曲 BWV.49&169
・J.S.バッハ:オーボエ協奏曲 BWV.1055
・J.S.バッハ:オーボエ協奏曲 BWV.1056

 ハンス=ペーター・ヴェスターマン(Ob&Ob・ダ・モーレ)
 メアリー・ウティガー(Vn)
 カメラータ・ケルン

[HMV解説より]ムジカ・アンティクァ・ケルンとウィーン・コンツェントウス・ムジクスの首席奏者も務めているバロック・オーボエ奏者ヴェスターマンのソロによる協奏曲集。彼のコクのあるオーボエの音は、非常に情感豊かなのが特徴。(元北ドイツ放送交響楽団首席オーボエ奏者でもあります)。ここに収録された作品は、現在「チェンバロ協奏曲」や「カンタータのシンフォニアの一部」として残っている作品ですが、実際はオーボエ(・ダ・モーレ)の協奏曲であったとされ、その曲を復元して演奏されています。
【録音】 1992年 (原盤:05472772902)

Disc 3 『バッハ:ゴルトベルク変奏曲』

・J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988

 グスタフ・レオンハルト(cemb)

[HMV解説より] 古楽界最大の先駆者のひとり、グスタフ・レオンハルト(1928‐)のチェンバロによる《ゴルトベルク》。繰り返しを行なっていないため、作品の構造がシンプルに際立つ上、レオンハルトの揺るぎない確固とした姿勢が音楽のすみずみにまで投影された名演です。
 レオンハルトは《ゴルトベルク》を3度録音しており、当盤は3度目となる1976年収録(①1953年モノ、ヴァンガード②1965年テルデック)。レオンハルトは、手ざわりを確かめるようなセンシティヴィティをも備えつつ、ゆったりとしたテンポと堅固な構築で全曲を築き上げています。楽器のはずむように輝かしい音色がどこをとっても充実の極みをゆく、レオンハルトならではの「ゴルトベルク」です。
 ブランシェ(パリ、1730年)をモデルとしたウィリアム・ダウドによる1975年製作のチェンバロを使用しています。
【録音】 1976年 (原盤:GD77149)

Disc 4 『バッハ:音楽の捧げ物』

・J.S.バッハ:音楽の捧げ物 BWV.1079

 シギスヴァルト・クイケン(Vn)
 バルトルド・クイケン(Fl-tr)
 ヴィーラント・クイケン(gamb)
 ロベール・コーネン(cemb)

[HMV解説より]名盤中の名盤と誉れ高い、クイケン兄弟&コーエンの『捧げもの』。各楽器の手練れ4人が本当に贅沢な演奏を聴かせてくれます。響きの重なり、研ぎ澄まされた調和など絶妙に息の合った名演で、「トリオ・ソナタ」における各楽器が競いあうかのような箇所での集中力も抜群です。
【録音】 1994年12月 (原盤:05472773072)

Disc 5

・J.S.バッハ:モテット BWV.225-230

 コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート)
 カントゥス・ケルン

[HMV解説より]各パート一人での初の録音。その清新的な解釈は感動的。
【録音】 1995年10月 (原盤:05472773682)

Disc 6-7 『バッハ:ロ短調ミサ』

・J.S.バッハ:ロ短調ミサ BWV.232

 トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
 フライブルク・バロック・オーケストラ
 バルタザール=ノイマン合唱団

[HMV解説より]この演奏は、1996年に行われた舞台(バレエ)形式で行われたロ短調ミサです。ソリスト達は合唱団のメンバーが歌いますが、本当にうまいです。そしてテンポの速い曲はFBO 独特躍動感。そして、ヘンゲルブロックの情熱感が伝わってくる名盤です。
【録音】1996年10月 (原盤:05472773802)

Disc 8

・ヴィヴァルディ:歌劇『オリンピア』序曲
・ヴィヴァルディ:弦楽のためのシンフォニア RV.158
・ヴィヴァルディ:協奏曲 Op.3-10
・J.S.バッハ:管弦楽組曲第4番 BWV.1069
・J.S.バッハ:3つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV.1064
・J.S.バッハ:カンタータ第42番~シンフォニア

 トーマス・ヘンゲルブロック(指揮&Vn)
 フライブルク・バロック・オーケストラ

[HMV解説より]バッハの管弦楽組曲4番は初版の(トランペット&ティンパニ無し版)を使用しての演奏。通奏低音群の「音楽の喜び」を感じる演奏が、彼らの演奏を支えているのです。
【録音】 1992年9月 (原盤:05472772892)

Disc 9-10 『バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲』

・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 BWV.1007~1012

 鈴木 秀美 (Vc&6番はチェロ・ピッコロ)

[HMV解説より]レコ芸特選の鈴木秀美の名演が輸入盤で復活。この曲集がバッハ30歳代の作曲であったことについて考え抜かれた演奏で、特に3番のプレリュードのテンポは、鈴木秀美独自の解釈により、プレストで演奏されているのにはビックリ。名器A・アマティの音色も素晴らしいものです。
【録音】 1995年9月 (原盤:05472773872, BVCD-1908~9)

Disc 11 『知られざるスペイン・バロック』

・アントニオ・デ・リテレス:Seguidillas
・アントニオ・デ・リテレス:Los Elementos
・アントニオ・デ・リテレス:El estrago en la fineza o Jupiter y Semele
・作者不詳:Ruede la Vola
・作者不詳:Discurso de ecos
・作者不詳:Cancion Franzesa
・作者不詳:Diferencias sobre la gayta
・セバスチャン・ドゥローン:Veneno es de amor la envidia
・セバスチャン・ドゥローン:El impossible mayor en amor le venze Amor

 エドゥアルト・ロペス・バンゾ(指揮&cemb)
 アル・アイレ・エスパノール

[HMV解説より]フランスでベストセラーのアルバム。リテレスは、バロック・スペインの宮廷作曲家。当時の演奏様式を踏まえての演奏ですが、通奏低音にギターが入り、カンタータというよりはフラメンコに近いのが特徴。バンゾはスペイン生まれのチェンバリストで、レオンハルトに師事。この古楽器アンサンブル、アル・アイレ・エスパノールは、声楽と通奏低音群はスペイン人、弦楽器奏者はオランダ古楽の名手たちによって編成されています。
【録音】 1994年9月 (原盤:05472773362)

Disc 12 『17世紀のチェロのための作品集』

・フレスコバルディ:カンツォーネ第16番イ短調
・フレスコバルディ:カンツォーネ第8番ト短調
・フレスコバルディ:カンツォーネ第15番ヘ長調』
・ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカール第5番ハ長調
・ドメニコ・ガブリエリ:2つのチェロのためのカノン ニ長調
・ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカール第1番ト短調
・ドメニコ・ガブリエリ:ソナタ・ト短調
・ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカール第4番変ホ長調
・ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカール第2番イ短調
・ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカール第3番ニ長調
・ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカール第6番ト長調
・ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカール第7番ニ短調
・ジュゼッペ・ヤッキーニ:ソナタ・ハ長調
・ジュゼッペ・ヤッキーニ:ソナタ・イ短調
・ジュゼッペ・ヤッキーニ:ソナタ・イ長調
・ジュゼッペ・ヤッキーニ:ソナタ・ト長調
・ジョヴァンニ・バッティスタ・アントーニ:リチェルカール第3番ヘ長調
・ジョヴァンニ・バッティスタ・アントーニ:リチェルカール第10番ト短調
・ジョヴァンニ・バッティスタ・アントーニ:ソナタ変ロ長調

 アンナー・ビルスマ(Vc)
 ボブ・ファン・アスペレン(cemb)
 リデゥイ・シャイフェス(通奏低音Vc)

[HMV解説より]この17世紀以前のチェロという楽器は大型で、伴奏程度にしか扱われていませんでしたが、時代とともに演奏習慣が変わり、名手のためにチェロのためのソロ作品が作曲されるようになりました。それに伴いチェロは小回りが効くようにと小型化され、さらに超絶技巧の作品が作られました。ここに収録された作品も、16分音符の連続・跳躍など技術的に難しいのはもちろん、楽譜見ただけでは理解しがたいものですが、当時の音楽演奏法を研究しているビルスマによって、素晴らしい演奏になっています。
【録音】 1988年5月 (原盤:RD77978)