今日の京都新聞夕刊に広上淳一さんのインタビュー記事が載ってましたが、ご覧になられた方もいるのではないでしょうか?

のっけから

「お客さんを増やして、2年以内に月1回の定期演奏会を
2回にして満員にする。出来なければ、辞めます」

と断言する、と書かれてますが・・・

2年で辞められたら困ります(をい)。

まぁそれはともかく、その意気や良し!

ここまで意気込みを見せるなんて、コロンバス響があんなことになってしまったので、広上さん自身も期するものがあるのでしょう。

京響と広上さんは演奏会を見聴きするかぎりでも相性がいいし、向上心というか上を向いて歩く意識も共有できていると思います。京響を取巻く環境も厳しくなっていますが、努力と方法によってはいくらでも上を目指せる状況にはあるでしょうし、団員と事務局が広上さんにしっかりついていって三位一体で頑張ってほしいと願ってます。

あと、インタビューの最初にスプリングコンサートや親子向け演奏会の事をポンと出したのはさすがというか、一般の読者に対してまず“教育”という大義名分を掲げてアピールするとは、なかなかやりますね。

アピールという点では、コロンバス響辞任の件で「楽団員の雇用確保を条件に、惜しまれながら監督を辞任した。」と書いてもらってますが、これも昨今の雇用不安にあっては読者の心の琴線に触れるかも?(笑)

それから、数日前に京都市文化市民局の広報

京都市交響楽団のコンサートマスターの採用について
Izuhara_2

というのが出てましたね。昨年末の第九で好印象だった泉原さんが正式に決まって嬉しいのはもちろんですが・・・

市の広報に大きく載せてもらえるなんて珍しい・・・(爆)

市の広報なんて誰が読む?!なんてツッコミはともかく、経歴と顔写真付で市の公式リリースに大きく扱ってもらえるなんて、良い事には違いありませんしね。(・・・だいたいニキティンさんとかの時ってどうだったのかしら?)

若さゆえか(大フィルの幸太君ほどではないが)時折大きな身振りで引っ張っていこうとする様にハートの熱さを感じ頼もしく思いました。早速今月の定期から舞台に乗るようですので、楽しみですね。

先年他界された岡さんの後任のアシコンの方も決まったようですし、他の弦パートの首席の世代交代がうまく進めば、音楽面では更なる飛躍が期待できると思います。

問題がそれ以外に山積みなんですが(苦笑)、まずはベースとなる音楽的な部分でしっかりしてもらわないと先に進めませんからね。

※追記:泉原さんの公式サイトができたようなので、リンク貼っておきます。
ヴァイオリニスト泉原隆志オフィシャルサイト http://izuharatakashi.jp/



◆京響常任指揮者 広上淳一 知恵絞り、試み多彩
京都新聞夕刊 2009年2月6日】

 半世紀以上続いた市直営が見直され、2009年度から市財団の下で新たなスタートを切る可能性が高くなった京都市交響楽団。来年度、就任2年目を迎える第12代常任指揮者、広上淳一(50)は「お客さんを増やして、2年以内に月1回の定期演奏会を2回にして満員にする。できなければ、辞めます」と断言した。本拠地の京都コンサートホール(左京区)で開く自主公演は、こうした広上の意向を反映し、改革の年にふさわしい戦略的なラインアップになった。  (斎藤英之)

破格の入場料

 初の試みのスプリングコンサート(4月10日)は、飲み物付きで1500円というオーケストラ公演では破格の入場料に抑えた。内容的にも独奏者2人を招請し、広上の指揮でモーツァルトのピアノ協奏曲などを披露するという本格的なもの。広上は「まずは、気軽に演奏会に足を運んでいただかないと。京都は全国の若者が集う学生の街。学生への歓迎の意味も込めました。同時に、次世代のファンを育てるためにも、子どもたちと保護者の方が楽しめるメニューを用意しました」と思いを語る。
 「こどものためのオーケストラ入門」と銘打った計4回の演奏会は、吉本興業の若手漫才コンビ・ロザンが進行役を務める。広上(5月9日)をはじめ、国内で最も出演依頼の多い下野竜也(8月2日)ら、一般の公演でも見劣りしない指揮者が顔をそろえた。
 「メーンの定期公演(11回)は、3回振ります。それ以外は、自分よりうまいと思う方に登場願いました。棒振りとしてはちょっと悔しいけれど、ファンのためでもあり、楽員を刺激するためにも欠かせません」

人気指揮者

 目玉は、フランス国立リヨン歌劇場の首席指揮者を務める大野和士(7月23日)。ポスト小澤征爾の最右翼と目される48歳の気鋭は、1月はベルリン・ドイツ・オペラ、6月にはパリ・オペラ座でタクトを振るなど、引っ張りだこの人気だ。京響ではショスタコービッチの交響曲第5番などを披露する。
 かつて京響の常任指揮者を務めた大友直人、井上道義、外山雄三の3人も登場。地方自治体の補助金削減などの影響もあって、来年度の入場料を値上げする楽団が相次ぐ中、京響の定期演奏会は、S席を上限から1割値下げして4500円に抑えた。
 広上は昨年、音楽監督を務めていた米国・コロンバス交響楽団で、楽団員の給料カットに反対して理事者側と対立。楽団員の雇用確保を条件に、惜しまれながら監督を辞任した。
 「傷心を癒してくれたのが、京響でした。楽団員の演奏会にかける意気込みが、練習の段階から違う。この1年で、潜在的に持っていた実力を発揮してくれるようになりました。いい演奏ができる時期だからこそ、多くの方に聴いていただきたい」
 演奏会の問い合わせは京響事務局075(222)0331。

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