最近URLも変わってHPが一新された京響こと京都市交響楽団[http://www.kyoto-symphony.jp/]ですが、先月の定期(事情があって行けなかったのです・涙)の際に広上さんが12月18日に発表されると仰ってたそうですね。これまで年明けにしか発表されなかったので、運営形態が変わってよかった事の1つやね~と思いながら楽しみに待っていたのですが、いざ見てみると・・・

こういうプログラムを 私は待っていた―――ッ!!!

・・・というのがまず率直な感想です(笑)。


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◆第534回定期 2010年4月18日(日)14:30
 指揮:秋山和慶
◇ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」op.4
◇カバレフスキー:交響曲第4番ハ短調 op.54
◇ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」

◆第535回定期 5月21日(金)19:00
 指揮:広上淳一
◇シューマン:交響曲第3番変ホ長調「ライン」op.97
◇チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」op.32
◇ブラームス:ヴァイオリン協奏曲二長調 op.77
 〔Vn ボリス・ベルキン〕

◆第536回定期 6月19日(土)14:30
 指揮:高関健
◇ウェーベルン:大管弦楽のための6つの小品 op.6
◇ウェーベルン:管弦楽のための5つの小品 op.10
◇マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」

◆第537回定期 7月17日(土)14:30
 指揮:広上淳一
◇シベリウス:交響詩「フィンランディア」op.26
◇グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 op.16
 〔Pf アリス=紗良・オット〕
◇バーンスタイン:交響曲第1番「エレミア」
 〔Ms 富岡明子〕

◆第538回定期 8月6日(金)19:00
 指揮:ファンホ・メナ
◇ファリャ:歌劇『はかなき人生』~間奏曲とスペイン舞曲
◇ラロ:スペイン交響曲ニ短調 op.21
 〔Vn エリック・シューマン〕
◇ドビュッシー:管弦楽のための「映像」~「イベリア」
◇グラナドス:歌劇『ゴイェスカス』~間奏曲
◇ヒメネス:サルスエラ『ルイス・アロンソの結婚式』~間奏曲

◆第539回定期 9月4日(土)14:30
 指揮:尾高忠明
◇シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ
◇シベリウス:組曲『ペレアスとメリザンド』 op.46
◇シベリウス:4つの伝説曲(組曲『レンミンカイネン』)op.22

◆第540回定期 10月21日(木)19:00
 指揮:マティアス・バーメルト
◇ロッシーニ:歌劇『どろぼうかささぎ』序曲
◇武満徹:夢の縁(へり)へ~ギターとオーケストラのための
◇カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲第1番ニ長調 op.99
 〔ギター 村治佳織〕
◇フランク:交響曲ニ短調

◆第541回定期 11月27日(土)14:30
 指揮:飯森範親
◇西村朗:新曲
◇吉松隆:マリンバ協奏曲(世界初演)
 〔マリンバ 三村奈々恵〕
◇ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73

◆第542回定期 2011年1月21日(金)19:00
 指揮:沼尻竜典
◇リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
 〔Pf 児玉麻里〕
◇リスト:ファウスト交響曲
 〔cho びわ湖ホール声楽アンサンブル〕

◆第543回定期 2月13日(日)14:30
 指揮:井上道義
◇モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲 K.527
◇モーツァルト:セレナード第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361 (370a)から
◇モーツァルト:交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551

◆第544回定期 3月26日(土)14:30
 指揮:広上淳一
◇ショスタコーヴィチ:バレエ組曲第1番
◇ブルッフ:スコットランド幻想曲 op.46
 〔Vn シン・ヒョンス〕
◇ヒンデミット:交響曲「画家マティス」

[場所はすべて 京都コンサートホール・大ホール です]
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ということで、ざっと見ていきましょう。

まず、11回のうち常任の広上さんの登場は3回。そして大友さんは(ここには記載してませんが)ニューイヤーだけで定期の出演はありません(ちょっと淋しいかも)。また、11回のうち日曜が2回、土曜が5回、金曜夜が3回。このあたりはやっとホームの利を生かした日程を組んできたな、というところですかね。

そして、なにより大幅に変わったのが選曲の傾向。頭の固いジジババに媚びていわゆる‘名曲’に偏っていたのがやっとなくなりました。多少なりと大胆なプログラミングができるようになったのも恩恵の1つなんでしょうか?ここしばらくの傾向ならエレミアとか画家マティスとか考えづらかったですもん。邦人作品の世界初演もありますし、ようやく‘定期演奏会’らしい本格的なプログラムを組んできたなぁ・・・と。京響のサウンドやフレキシブルな特性を生かして、地域に偏りがなく20世紀の作品が多目というのもいいと思います。

4月の秋山さんは11年ぶりの定期。オール・ロシアですが前半のはなかなか渋いですね。さすがにバランスのとれた選曲。

5月、ボリス・ベルキンは広上さんと度々共演されてるヴァイオリニスト。超有名な作曲家3人を並べてますが、選曲にはちょっと山椒をきかせてるように思います。

6月の高関さんはマラ7にウェーベルンという組合せ。マーラー採りあげるならこれくらいはやってくれないと。

7月、ソロのピアニストは売り出し中のお姉さん。前半が北欧ものでメインにバーンスタインの『エレミア』!

8月のファンホ・メナ[http://www.juanjomena.com/]は昨年までビルバオ交響楽団の音楽監督だった人(バスク自治州の州都ヴィトリアの出身だそうで、もしかしてバスク人でしょうか?)で、このオケを率いてラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンやらツアーやらで何度か日本に来ているようなので、生で観た方も多いと思います(私はないけど・・・)。ネットで見ると評判良さげだったので、京響からどんな演奏を引き出してくれるのか楽しみです。ちなみに、スペインづくし最後のヒメネスの曲は吹奏楽やってる人の方が馴染みがあるのではないでしょうか?コンクールの自由曲で採りあげられる機会もけっこうあるみたいですし。NMLに吹奏楽版があったので聴いてみましたが、華やかな明るい曲でした。

9月、尾高さんのオール・シベリウスがまたなんというか・・・いいですねぇ、こういうチョイス。

10月、村治佳織さんをソリストに迎えてアランフェスでお茶を濁さないところが2010年度のいいところですね(笑)。マティアス・バーメルトはN響にも客演経験のあるスイスの指揮者ですが、どんな人なんだろう?・・・と思ったらシャンドスにたくさん録音がありました。そのうちNMLで聴いてみます。

11月、京響定期では初めての飯森さんですが、前半でいきなり邦人の世界初演2つ。ブラ2よりもこっちの方が俄然楽しみ(笑)。

年明け1月の沼尻さんはリスト2曲。びわ湖ホール声楽アンサンブルと組んでのファウスト交響曲に期待です。

2月、一番なんかやりそうな人が何故にオール・モーツァルトなのかが不思議(笑)。

3月、シン・ヒョンスって誰?とググってみると・・・去年のロン=ティボーの優勝者なんだぁ・・・へぇ~。コンクールなんてあまり気にも留めないので知りませんでした。日本人ならすぐニュースになるので嫌でも目にするんだけど。この期待の新人に注目が集まりそうですが、しとらす的には前半のショスタコーヴィチとメインの『画家マティス』の方が楽しみだったりします。露+独という組合せですが、スターリンから何かと目を付けられた作曲家と、ナチス・ドイツでは上演禁止にされた作曲家2人という、またなんともいえない取り合わせ。取りようによっては反骨精神あふれたとでもいうか(考えすぎかな?w)・・・しかもメインはヒンデミット事件の引鉄を引いた曲ですし、考え始めるといろいろと興味深いプログラミングですね。

しとらすの印象はざっとこんなところです。それと、定期に先立って4月11日にスプリング・コンサートが催されますが、後半のベト5はともかく、前半は「赤穂浪士」「元禄太平記」「花神」「翔ぶが如く」「利家とまつ」「篤姫」「天地人」「龍馬伝」とまぁズラーーーっと大河ドラマづくし。広上さん、そこまでNHKに媚びなくても(笑)。N響と遜色ないことをアピールするためだったら凄いけど(爆)。

ということで、みなさん、ぜひ京響定期に足をお運びくださいませ m(_ _)m


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