哲学の道と法然院

哲学の道までサイクリング・・・

さすがに紅葉にはまだ早いので景色もご覧の通りなのですが、これくらい人もいなければ、かえって西田幾多郎気分が味わえて?ちょっと思索や物思いに耽ったりするのにはいいかもしれませんね。
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大萩康司、南島、羽衣伝説・・・『島へ(To the Island)』

大萩康司『島へ(To the Island)』

《収録曲》
・藤井敬吾/羽衣伝説~山入端博の旋律に基づく~
・武満徹/ヒロシマという名の少年~2台ギターのための~
・横尾幸弘/“さくら”による主題と変奏
・渡辺香津美/アストラル・フレイクス
・武満徹/翼
・武満徹/すべては薄明のなかで
・武満徹/島へ

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先週の関西フィルとのコンサートでは良い出来ではなかったクラシックギタリストの大萩康司さんですが、初めて行った2年前の京都でのリサイタルがとても素晴しいもので、以来彼が関西に来る時には聴きに行くようにしています。彼を知るきっかけはTV『情熱大陸』でしたが、どのジャンルの音楽もそうなのでしょうけど特にクラシックの場合生で聴いてみないと演奏家の本来の姿がわからない、いうのがあって出かけたものでした。

あの時一番印象に残ったのが藤井敬吾作曲の
『羽衣伝説 ~山入端博の旋律に基づく~』
という曲で、

序奏~昼間にそよぐ優しい風~追憶~遠くからの声~踊り~疑惑~鎮魂~羽衣の唄~踊り~遠くからの声~解放~復活への飛翔

という構成になっているらしいのですが(ライナーノーツより)、ギターの音色と三線(さんしん・・・三味線の親戚みたいな形の沖縄独特の楽器)の響き、かつて旅した八重山や宮古の情景の思い出と幻想的な雰囲気とが複雑に入り混じるような感覚に囚われて、最後の方では「どうやったらその指の動きでそんないっぺんにたくさんの音がギターから出てくるんですか?!」という素人では見当もつかないような技巧的かつ情熱的なクライマックスがあって、初めて聴いて衝撃を受けました。

この曲は大萩さんの4作目の録音『島へ』に収録されています。他には武満徹さんの作品が半分を占めていて、あとジャズ・フュージョン系で有名なギタリストの渡辺香津美さんの曲もあるなど、ラテン系の作曲家が中心だった過去3作と違って邦人作品オンリーのアルバムになってます。

今年6月には彼のレパートリーの中心であるキューバの作曲家たちの作品集『ハバナ』もリリースされていますが、併せていかがでしょうか?クラシックを聴かない人にも違和感なく楽しめるものだと思います(あまりクラシックは聴かない私の妹達も彼の大ファンでリサイタルにも行ってたようです)。