【京響489回定期】京都市交響楽団創立50周年&東京交響楽団創立60周年記念合同演奏会

京都市交響楽団 第489回定期演奏会《京都市交響楽団創立50周年&東京交響楽団創立60周年記念合同演奏会》

2006年6月24日(木)17時開演
@京都コンサートホール(大ホール)

◆A.シェーンベルク 『グレの歌』
 (※3部構成、第1部と第2部の間に休憩あり)

指揮:大友直人
ヴァルデマール王(T):トーマス・スチュードベイカー
トーヴェ(S):グィネス=アン・ジェファーズ
山鳩(Ms):坂本 朱
クラウス(T):吉田宏之
農夫(B):長谷川 顕
語り:ヨズア・バルチェ
合唱:京響市民合唱団、京都府合唱連盟
管弦楽:京都市交響楽団、東京交響楽団
コンサートマスター:渡邊 穣

 梅雨の合間の好いお天気の中、京都市交響楽団の創立50周年記念の定期演奏会が東京交響楽団との合同で行われました。
 地下鉄で向かったのですが、北山駅で降りる人達がいつもより多そうだな、と思いながら京都コンサートホールに到着。ホールは・・・満席とまではいきませんが、8割は埋まってたでしょうか?P席は合唱用に空いていたにしろ、このプログラムでよく入ったと思います。普段の京響定期だって少な・・・(以下略)

 2つのオケとなるとスゴイ人数ですね。ステージ上にはざっと数えても150人以上はいたでしょうか。1stヴァイオリンの後ろのプルトは壁にへばりついてるみたいでしたし・・・。で、コンマスは渡邊さんでしたが、その隣は東響の大谷康子さん!ニキティンさんは渡邊さんの後ろ。そして、指揮台の隣には・・・岩城宏之・佐藤功太郎両氏の遺影が。
 いよいよ指揮者の登場・・・でも歌手陣が出てこないのでやっぱり・・・と思ってたら、簡単な挨拶のあとに追悼としてバッハの『G線上のアリア』を演奏しました。御二方とも京響に所縁のある方でしたが、ここで改めて、謹んで御冥福をお祈り申し上げます。

 ここで大友さんが一旦下がって、改めて仕切り直し。テノールのスチュードベイカー・・・デカっ!!!上背ある上にお腹がドンと突き出てて、ここにいるよりもマワシを締めて両国国技館に行かせた方が余程お似合いのような。ただ、横綱級の体格とは反対に声自体はそんなに通らなかったように思えて、ちょっとガッカリしました。他の歌手の方々はよかったと思います。合唱は臨時の寄せ集めのアマチュアではなくて、もっとちゃんとした団体にお願いしてほしかったです。
 曲は3部構成ですが、第2部が5~6分程度の1曲のみで、この前後に長大な第1部と第3部を置いた、シンメトリーのような配置になっています。私もそうですが、こういった構成にはマーラーを連想する人も多いと思います。変わったところ?では、第3部の最後の方に‘語り’が置かれていて、レティタティーヴォとも異なって、オケを伴奏に独特の語り口というか歌い方というか、ミュージカルに近いような感じなのですが、生で聴いててこの部分がとても印象に残りました。
 テキストの題材はデンマークの19世紀の作家イェンス・ペーター・ヤコブセンの未完の小説『サボテンの花ひらく』の中で登場人物が語る長編詩「グレの歌」をドイツ語に翻訳したものだそうです。このヤコブセンの『サボテンの花ひらく』は“プロジェクト杉田玄白”というサイトで日本語訳が誰でも閲覧できるようになってますので、よかったら目を通してみてください。注釈でシェーンベルクの曲についても詳しく触れられていますので、参考になると思います。

ヤコブセン サボテンの花ひらく 日本語訳

 中世の伝説を元にした抒情詩で、わかりやすい筋の通ったストーリーとは言い難いように感じられ、ステージに大人数を乗せていたスペースの都合なのか字幕が無くて、その代わりプログラムに歌詞とその対訳が載っていたのですが、あらかじめ読んで大まかな内容でも頭に入れておかないと、聴き通すのはちょっと辛いかもしれません。
 オケの演奏は始めの方こそ(個性の違う2つのオケの合同ということがあるのか)皆上手いんやけど纏りを少しだけ欠いているように思えたのですが、時間が経つごとに大友さんの見事なコントロールでグッと音が凝縮していくのがわかり、後半はホントに1つのオケが演奏しているようでした。特に最後の混声合唱で太陽を称える曲では、ギュッと凝縮された響きでとても大きなエネルギーが客席までビンビン伝わってきました。
 決して一般受けするような大曲ではないと思うのですが、今日の演奏は概ね大成功だったと思います。大フィルのように2日間公演だったら、2日目はもっと良い演奏ができていたのではないでしょうか。ヴァルデマール王役と合唱はもう少し何とかしてほしい気もしますけど。明日はサントリーホールでの公演のようで、東京の人の方が得するかもね。これからも、年1回でいいので京響にはこういった大作を定期で採りあげてほしいと思います。

 ところで、東響を生で聴くのはホント久しぶり・・・というか、まだ朝比奈さんが御存命の時だったりして(汗)。でも評判どおり素晴しいオケですね。あの10年以上昔よりもさらにレベルが上がった感じ。大谷康子さんの、(渡邊さんと比べて)大きな身振りでの弾きっぷりと、演奏後にオケの全体を見回してニコニコしたりソリストに率先して拍手を送ったりする姿には好感が持てました。きっと普段でもオケの良い雰囲気を作り出していらっしゃるのでしょうか。あとは、金管が皆さん上手い!!!京響のブラスセクションも関西では一番なんだけど、東響の団員の方がまだ目立つんだもん。このブラスセクションが大フィルだったら、と何度思ったことか。定期の時だけでも大阪や京都に遠征してはもらえませんでしょうかネェ・・・って無理なお願いか・・・。

2006年、桂川でアユ漁解禁

今日からなのか一昨日(6月1日)からなのかわかりませんが、散歩で出かけたら鮎釣りをされてる方がいらっしゃったので、カメラに収めてきました。

夏になると渡月橋~松尾橋付近の桂川で鮎釣り(たぶん友釣り?)をされる方をよく見かけますが、誰でもできるわけではありません。期間が決められてますし、地元の組合で料金を納めて然るべき手続をとらないといけませんので、あしからず。

それと、6月の第2木曜でしたか、嵐山公園で鮎漁の解禁を祝して鮎の塩焼きを振舞うイベント(要予約?)があるのですが、みなさん美味しそうに召し上がられてるんですよね・・・。1度食べてみたいと思いつつ、なかなか・・・(苦笑)。北嵯峨は鳥居本の茅葺きの宿で知られる‘つたや’などでは、この時期に鮎の料理を振舞ってくれるところがありますので、観光客の方はこういったのもチェックされるといいと思います。

養殖でよければ、しとらすの近所のスーパーでも1尾100円前後で売ってはいるんですが、ワンルームの電気コンロで塩焼きなんてできませんしねぇ・・・(苦笑)。
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