心と身体にやさしい“Della”の新譜

「心と身体にやさしい音楽」をテーマに様々なディスクをリリースしているデラDella[http://www.della.co.jp/]の新譜でユニークなのがありましたので、まとめて紹介しておきます。

ウォーキング・セラピー~セロトニン活性~
Dlmf3907

→曲目詳細・試聴はコチラのページ

セロトニンとは脳内の神経伝達物質のひとつで、ストレスに関係する神経に働き、精神を安定させる作用があるのだそうですが、このセロトニン神経が活発になると心と体が元気になり脳活性につながりますが、反対に働きが弱まると、ちょっとしたことでキレやすくなったり、うつ病やPTSDを引き起こすこともあるとか。そして、ウォーキングのようなリズムを意識して行う連続運動がセロトニンの活性に効果的とのことから、このCDが生み出されたそうです。

試聴するとわかりますが、様々なパーカッションによるリズミカルで明るく軽快な
音楽ばかりで、名前の通りウォーキングのBGMにピッタリのCDです。

アコースフィア『家カフェ』-Life Style Music-
Dldh1827

→曲目詳細・試聴はコチラのページ

バークリー音楽院出身の2人のギタリストによるアコースティック・デュオ、“アコースフィア”[http://www.acousphere.net/]による安らぎ系サウンドのCD。オリジナル曲もありますが、スティーヴィー・ワンダーやビリー・ジョエル、マイケル・ジャクソンらの有名なナンバーのアレンジもあって、ゆったりとリラックスしてくつろげます。

負けないで・揺れる想い~坂井泉水 追悼オルゴール集【2枚組】
Dlow721_22

→曲目詳細・試聴はコチラのページ
 
半年前に亡くなられたZARD・坂井泉水さんへ追悼の気持ちを込めておくる、やすらぎのオルゴール集。2枚組\2,100。



京響507回定期・・・本日は清水信貴デー?!

京都市交響楽団 第507回定期演奏会
2007年12月6日(木)19時開演@京都コンサートホール(大ホール)

◆C.ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲
◆F.プーランク バレエ『牝鹿』組曲 FP.36
(休憩)
◆C.ドビュッシー バレエ『遊戯』
◆M.ラヴェル バレエ『ダフニスとクロエ』第2組曲

指揮:矢崎彦太郎
コンサートマスター:渡邊 穣

 ふと気が向いて50周年記念誌をめくってみたら、京響の定期で“オール”フランスプロは2000年7月14日の426回(大友さんの指揮でオール・ドビュッシー)以来のようで、ありそうでないもんやなぁ・・・と思ったところです。
 それにしてもお客さんがいつも以上に少ない・・・。半分いたかしら?あれですか、みなさんシンフォニーの方ですかね(今日・明日と大フィル定期は大植さんの指揮でラフ2など)?わかっちゃぁいてもやっぱり寂しい・・・。というか、関西のオケで定期の日程は調節できないものなのでしょうか?在阪オケはどこもシンフォニーを使うので自然とバラけますが、京響と在阪オケが重なることって時折あるので、困る人も多いと思うのですが・・・。

 さて、本日の指揮の矢崎さん、私は初めて聴きます。プログラムは見てピンと来た方も多いと思いますが、4曲ともただフランスものというだけではなく、ディアギレフの依頼でバレエ・リュッスのために書かれた作品ばかりです。プーランクの『牝鹿』やドビュッシーの『遊戯』は生で聴く機会がそうないと思いますし、フランス音楽好きにはありがたいかも。

 それほど肩肘張らずに聴ける曲ばかりですので、アンサンブルがしっかりしていて色彩感やリズム感が味わえれば何も文句ないのですが、そうした意味では合格点を超える出来でしたし、充分楽しめました。『牝鹿』の軽快な感じや『遊戯』の物語の雰囲気などもよく出ていたように思います。
 ただ、本日のキモ?は何といってもフルート首席の清水さんのソロでしょう!いんやぁ~~~もう最高ッス!1曲目に『牧神』、ラストに『ダフニス』を持ってきた時点で“清水デー”が半分以上確定(爆)していたようなものでしたが、期待以上の素晴らしいソロが聴けて、とても満足でした。高山さんも小谷口さんもTp陣もみなさん良かったですし、管が良くて弦も色彩感豊かな響きが出せると、今日のようなプログラムは映えますよね。

 それから、『牧神』の最後、いつもの京響定期なら音が消えないうちにフライングで拍手やブラボーかます奴が必ずいるのですが、今回に限っては矢崎さんがしず~かに腕を下ろし終わるまで、誰一人物音を立てずに静寂の間を作り出していました。
 「今日出来るならなんでいつもできひんねん!」というツッコミを入れたくなるような気もしますが(笑)、日比谷でのショスタコ・プロジェクトで悲しい事件があった(4番で思いっきりフライングしたアホがいたとか)ことを見聞きしていましたので、正直ホッとしました。

 カーテンコールの様子を見るかぎりでは、矢崎さんは京響と良好な関係を築けていたように見受けられましたので、時々お越しいただいてフランスものをやってもらえたらいいですね。熱演・爆演というタイプではないようですが、作品の良さを堪能するという点では優れた方だと思いました。