米FOMC:金利据置き、デフレ懸念の後退示唆

しとらすのPCはCPUとHDDを入れ替えてからというものセッティングが決まらないみたいな状態で、特にOSをクリーンインストールして、今まで使っていた他のソフトも新規にインストールすると、今度はネットの回線速度が下りだけ異常に落ち込むのであれこれ弄って調整しているといった有様で、なかなかFXとかできる状況にありません。クリーンインストールを機に初めて入れたIE8が固まってばかりでIE7に入れ直したりとか(IE8とSpybotの相性ってやつですか?)、マジ勘弁してほしいです(涙)。

なので、FOMCの発表の時間帯には寝てましたし、昨夜20時頃ですか、SNBが対ユーロと対ドルでスイスフラン売りで介入したことも朝にニュースをチェックしてて知りました(苦笑)。

というわけで、今回は簡単に。

米FOMC、前回の声明文との違いは

・「成長に適切な金利水準をしばらく下回るリスクある」が削除され、デフレに対する警戒色を弱めた
・景気の落ち込み速度について、「幾分減速している」→「減速している」に修正
・家計消費に関して、「安定の兆候ある」→「更に安定の兆候ある」に修正
・金融市場の状況に関して、「幾分緩和している」→「概ね改善した」に修正

と大きく4つほどにまとめられそうです。ややニュートラルに戻したというところでしょうか。市場の予想範囲内のようですし、来週の木曜日にECBの会合と米雇用統計を控えてますから、当面はまだ方向感のない状況が続きそうですね。

それと、FRBのバーナンキ議長の人気が来年1月までだそうで、もうそんな時期なんですね。しとらすがFXはじめた頃だったんですよね、グリーンスパンの後任として就任したの。こんな未曾有の経済危機があったからかもしれませんが、月日の経つのは早いですねぇ~(しみじみ)。替える必要性もなさそうですし、おそらくは再任なのでしょうけどオバマ大統領はどうしますか・・・。


米FOMCが金利を0─0.25%に据え置き、デフレ懸念の後退示唆
【ロイター 2009年6月25日】

[ワシントン 24日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は24日、連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を昨年12月以来の水準である0─0.25%に据え置いた。また、長期国債およびモーゲージ担保証券(MBS)の買い入れ規模を据え置くとともに、深刻な米景気の悪化ペースが減速している兆候が見られると表明した。 

 デフレ懸念の後退も示唆した。4月のFOMC声明で使用した「インフレが当面、長期的に経済成長と物価安定を最も促進させる水準を下回って推移する若干のリスクがある」との表現を削除し、インフレは「今後も当面、抑制される」との見解を残した。

 投資家の間には、米政府による巨額の景気対策が物価上昇につながるとの懸念もあるものの、大胆な緩和政策の早期解除に関する言及はなく、声明は、金利が長期間にわたり異例の低水準となる公算が大きいとの見方を繰り返し表明した。

 FRBが「経済活動は弱い状態が今後も当面続く公算が大きい」と警告したことを受けて景気の早期回復への期待感が後退し、ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は下落した。

 MKMパートナーズの主任エコノミスト、マイケル・ダルダ氏は「経済の『緩み』が大幅に減少するまで、FRBは短期金利を最低水準に据え置く可能性が非常に高い」と指摘した。

 ドルはユーロや円に対して上昇、10年債価格は長期国債の買い入れ規模拡大が見送られたことを受けて下落した。

 FRBは声明で「年内に政府機関が保証するMBSを最大総額1兆2500億ドル、政府機関債を最大2000億ドル購入する。さらに、秋までに最大3000億ドルの米国債を買い入れる」と表明。また、「4月の会合以降に入手した情報は、経済の収縮ペースが減速していることを示している」とした上で、「金融市場の状況は過去数カ月間に全般的に改善した」と指摘した。

 デフレリスクへの懸念が後退したことを示唆する一方、声明はインフレがまだ懸念要因ではないことを明確にし、「エネルギーその他の商品価格が最近上昇した。しかし、かなりの資源の緩みがコスト圧力を弱める可能性が高く、FOMCはインフレが今後も当面、抑制される」と予想した。

 今回の声明に吟味すべき変更部分がほとんどなかったことから、エコノミストはFRBが警戒姿勢を維持したことに注目している。モルガン・スタンレーのエコノミスト、デービッド・グリーンロウ氏は「最も重要なことは、現在の状況にやや改善の兆しが見られるにもかかわらず、FRBが引き続き、経済活動は弱い状態が今後も当面続く公算が大きいと示唆したことだ」と指摘した。

米FOMC声明全文【ロイター 2009年6月25日】

[ワシントン 24日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が24日発表した、6月23─24日の連邦公開市場委員会(FOMC)の声明全文は次の通り。

 4月の会合以降に入手した情報は、経済の収縮ペースが減速している(slowing)ことを示している。金融市場の状況は過去数カ月間に全般的に改善した(generally improved)。家計支出は一段の安定化の兆し(further signs of stabilizing)が見られるものの、雇用喪失の継続、住宅資産の減少、信用のひっ迫によって引き続き抑制されている。企業は設備投資や雇用を削減しているが、売上高に沿った水準に向けた在庫の調整が進展しているようにみられる。経済活動は今後も当面、弱い状態が続く公算が大きい(likely to remain weak for a time)ものの、金融市場や金融機関の安定化に向けた政策措置、財政・金融政策上の刺激策および市場の力が、物価安定を伴う持続可能な経済成長の緩やかな回復(gradual resumption of sustainable economic growth in a context of price stability)に寄与すると、FOMCは依然として予想する。

 エネルギーその他の商品価格が最近上昇した。しかし、かなりの資源の緩み(substantial resource slack)がコスト圧力を弱める可能性が高く(likely to dampen cost pressures)、FOMCはインフレが今後も当面、抑制される(remain subdued for some time)と予想する。

 こうした状況の中、景気回復を促し物価安定を維持するために、FRBは利用可能なあらゆる手段を用いる(employ all available tools)。FOMCは、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準をゼロ─0.25%に据え置くとともに、FF金利を長期間(for an extended period)、異例に低水準とすることが経済状況により正当化される可能性が高いと、引き続き予想する。

 すでに発表のとおり、住宅ローン・住宅市場を支援し、民間クレジット市場の全般的状況を改善するため、FRBは年内に政府機関が保証するモーゲージ担保証券(MBS)を最大で総額1兆2500億ドル、政府機関債を最大2000億ドル購入する。さらに、秋までに最大3000億ドルの米国債を買い入れる。FOMCは経済見通しや金融市場の状況の進展を踏まえ、証券買い取りの時期と総額を引き続き検討する。FRBはバランスシートの規模や構成を監視しており(monitoring the size and composition of its balance sheet)、その結果としてクレジットと流動性プログラムを調整していく(will make adjustments to its credit and liquidity programs as warranted)。

 今回の声明に賛成票を投じたのは、バーナンキ委員長、ダドリー副委員長、デューク、エバンズ、コーン、ラッカー、ロックハート、タルーロ、ウォーシュ、イエレンの各委員。

米FOMC:識者はこうみる【ロイター 2009年6月25日】

[ワシントン/東京 24日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は24日、連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0─0.25%に据え置いた。市場関係者のコメントは以下のとおり。 

 ●FRBの国債購入拡大の可能性は後退

 <バークレイズ・キャピタル(ニューヨーク)の米国債ストラテジスト、マイケル・ポンド氏>

 金利を低水準に据え置くとの米連邦準備理事会(FRB)の確約において、市場はさらに強力な内容を期待していたが、それに関する文言は前回から変わらず、経済については悲観的な基調が和らぎ、デフレ懸念に関する文言は削除された。

 FRBによる国債購入拡大をめぐる可能性は今のところ後退している。国債に対する力強い需要はこれまで期間が短めの銘柄となっているが、この日の声明を受け、7年債に対する需要は後退する可能性がある。

 ●利上げやインフレ期待めぐる観測に歯止め

<BONYメロンのシニア為替ストラテジスト、マイケル・ウルフォーク氏>

 予想通りの内容だった。多くが望んでいた以上に微妙な内容となったが、インフレと景気が長期間にわたり抑制されるとの明確なメッセージが示された。利上げやインフレ期待の高まりに関する市場での観測に歯止めをかけることが目的だ。

 ●可能な限り中道、様子見が最善策

 <キー・プライベート・バンクの投資主任ストラテジスト、ブルース・マケイン氏>

 FRBは現時点では可能な限り中道に立った。これで、今の経済が立ち往生していることを懸念する向きと、経済が傾き過ぎてインフレが問題となることを懸念する向きの双方を安心させることが期待される。米国債買い入れの規模拡大はせず、期間の変更もなかった。FRBはできるだけ手の内を見せないようにした。

 FRBは一歩引いて様子見をするのがおそらく最良だろう。景気回復の兆候は出始めている。経済は向きを変え、FRBが望む方向に向かいつつある。FRBが強過ぎる措置を講じれば、市場はインフレが引き起こされる可能性について神経質になる。干渉しないアプローチが適切だ。

 ●ダウ安は一時的な反応、日本株では反応薄か

 <大和証券SMBC グローバル・プロダクト企画部部長 高橋和宏氏>

 米連邦公開市場委員会(FOMC)で景気見通しについてあらためて懸念が表明されたことを受けて、24日のダウ.DJIは続落となったが、今回のFOMCの結果は政策金利据え置き、声明文ともに想定に範囲内だ。米株市場の反応も一時的で、今晩には反発する可能性もあるとみている。

 きょうの東京市場は材料難のなか、もみあいの展開を予想するが、FOMCに対する反応は限定的になるのではないか。

 ●トレンド見いだせず、ドルはレンジ相場継続

 <バークレイズ銀行東京支店 トレーディング部長 小川統也氏>

 ドル95―98円、もしくは94―97円付近を中心とするレンジ相場を大きく変えるニュースにはならなかった。声明文にも強い言葉や姿勢は示されず、まったくもってニュートラルの内容だ。前日の取引でドルは上昇したが、一昨日に国債買い取りを増額するとの期待感が市場に浮上して、ドルが数百ポイント下落した分の反動に過ぎない。方向性は依然として見えづらく、為替市場は突発的なフローに左右され続けている感がある。ドル/円はしばらく最近の取引レンジ付近でもみあいが続くだろう。

 ●おおむねニュートラル、日経9000―1万円のレンジ継続

 <日興コーディアル証券シニアストラテジスト 河田剛氏>

 金利の据え置きに関してサプライズはない、デフレ懸念に関しては多少弱まった印象だ。今後の見通しに関して慎重なのは当然だろう。今回の連邦公開市場委員会(FOMC)はおおむねニュートラルと評価する。

 これを受け、日本の株式市場は、日経平均9000―1万円のレンジ相場だろう。7月中旬から企業の4―6月決算が発表され、内容によって上下するものの、そのレンジが続くとみている。年末までに回復基調がはっきりしてくれば1万1000円に上昇する可能性もある。

米FRB議長の09年は経済課題と政治課題が目白押し
【ロイター 2009年6月25日】

[ワシントン 24日 ロイター] 2008年が米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長にとって困難な1年だったとしても、今年は厳しい経済課題の上に政治的課題が加わり、楽になること全くはなさそうだ。

 任期終了を来年1月末に控え、議長としてさらに4年間の再任がなるかどうかは、政治・経済両面での落とし穴を避ける議長の手腕次第だろう。

 まず経済面では、米国の失業率が9.4%に達し、なお上昇していることから、一部でインフレ要因とも懸念されている非伝統的政策を用いて、18カ月に及ぶ景気後退からの回復を後押しするという課題に直面している。

 政治面では、金融監督システムの改革においてFRBが主導的役割を担うにふさわしい存在であることを議会に納得させなければならない。同時に、FRBが金融危機前とその後の一部の対応に失敗したとの批判にも対処しなければならない。

 24日には共和党議員が、昨年末のバンク・オブ・アメリカによるメリルリンチ買収の際、買収を妨害するようであれば辞めてもらうとFRBがケネス・ルイス最高経営責任者(CEO)を不適切に威嚇したと非難。政治家からのFRBへの批判が形となって表れた。

 バーナンキ議長はこの件の舞台裏で果たした役割について、下院監視・政府改革委員会で25日に証言する予定。同委員会の共和党トップであるダレル・イサ議員(カリフォルニア州)がFRBの「もみ消し工作」を非難している。

 FRBに対してこうした逆風が吹く中、オバマ大統領は1月31日に任期が切れるバーナンキ議長を再任するかどうか決めなくてはならない。また、決定については、バーナンキ議長の最大のライバルであるサマーズ国家経済会議(NEC)委員長が大統領に助言する。

 ドイツ銀証券(ニューヨーク)のエコノミスト、トーステン・スロック氏は「議長は本業とはかなり違う分野で、望まない火消し活動を強いられている。フェデラル・ファンド(FF)金利について思い悩む方がいいのは確かだろう」と指摘した。 

 <オバマ大統領による賞賛、市場の信頼> 

 オバマ大統領は23日、バーナンキ議長の金融危機への対応について「非常に困難な状況下で素晴らしい仕事をした」と評価したが、議長の再任を望むかどうかについては言及しなかった。

 ぶつぶつ文句を言う政治家もいることはいるが、バーナンキ議長は「今のところ」エコノミストの信認を獲得している。

 先に実施したロイター調査で議長の危機対応に関するエコノミストの評価は10点満点中8点だった。ただ、39人中4人はオバマ大統領がサマーズNEC委員長を後任FRB議長に指名すると予想した。

 現在バーナンキ議長は、インフレ抑制の維持に向けた議長の手腕に対する市場の信頼を無駄にすることなく、景気回復支援のため借り入れコストを低水準に保つという綱渡りを行わなければならない。

 政策金利をほぼゼロに引き下げた後、FRBは金融市場のその他の借り入れコストを引き下げるため、長期国債の買い入れに乗り出した。

 この戦略は金利押し下げに当初効果が見られたが、FRBの大規模な対策と米財政赤字の拡大がインフレを再燃させるのではないかといった懸念が強まり、長期国債利回りは上昇局面がしばらく続いた。

 24日の連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBは長期国債の買い入れ規模を据え置き、高水準の失業率と経済資源の緩みにより「インフレが今後も当面抑制される」との見通しを示した。

 UBSのエコノミスト、ジェームズ・オサリバン氏は「最も重要なことは、金融市場参加者の信認を確保することであり、現段階で大部分の信認は得ていると思う」と話した。

 <より速い車> 

 バーナンキ議長はまた、金融規制改革案の審議において、議会にFRBの権限を縮小させたり、独立性を損なったりさせないようにするだろう。FRBは最近、経験豊富なロビイストと契約を結んでいる。

 議会はFRBが金融危機のきっかけとなったサブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手への住宅ローン)の厄介な拡大と、金融機関による必要以上のリスクテークを見抜けなかったと批判している。

 上院銀行委員会のドッド委員長(民主党)はFRBへのさらなる権限付与について「一家のステーションワゴンをこわしたばかりの息子に、両親がもっと大きくて速い車を与えるようなものだ」と批判した。

 しかしながらバーナンキ議長は議会でも、金融混乱時のぶれない対応や議会証言での率直さと忍耐強さを評価する議員から静かなる支持を得ている。

 議会関係者によると、議会では十分な票集めがとても不可能だったため、多くの議員はFRBが金融市場への流動性供給に関し、断固として行動したことに個人的に満足しているという。

 (Mark Felsenthal記者;翻訳 関佐喜子 ;編集 吉瀬邦彦)