米雇用統計(2月5日発表分)

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昨夜の米雇用統計はこんな感じ

非農業部門雇用者数変化-1月:-2.0万人(1.5万人)
失業率-1月:9.7%(10.0%)

製造業雇用者数変化-1月:1.1万人(-2.0万人)
平均時給-1月:0.3%(0.2%)
平均時給-1月(前年比):2.5%(2.2%)
週平均動労時間-1月:33.3(33.2)

・過去分の修正
【12月】 -8.5万人→-15.0万人
【11月】 +0.4万人→+6.4万人
【10月】 -12.7万人→-22.4万人
【9月】 -13.9万人→-22.5万人
【8月】 -15.4万人→-21.1万人

※以上、ひまわり証券より。( )は事前予想

マーケットは・・・どうなんでしょう?一旦は失業率の改善に反応して、それから過去5ヶ月分の修正が嫌気された・・・とかですか?しとらすは発表後30分で40pipほど取って、で調子こいてヘタうつ前に(このパターンで稼いだ分を吐き出すことが多いので・苦笑)さっさと切りあげたんですが、NY時間午後の動きはなんでなんでしょうね。

それにしても修正分がまたなんとも・・・前日にホワイトハウスから「景気後退が始まって以降、当初の予測より多くの雇用が失われた可能性あり、明日(5日)の雇用データに修正が見られる可能性ある」とのメッセージがあって予防線は張ってたっぽいんですが、それにしてもいつも思うこととはいえ、いったいどういう統計の取り方してるんでしょう?しかも修正5ヶ月分を足したら大幅にマイナスなんですよね。改竄してたと思われてもしかたないような・・・まぁ人口3億人の国だから万単位の修正も全体から見れば大した割合じゃないのでしょうけど。

ちなみに、マーケットの終値はこんな感じ↓

DOW
 10012.23 +10.05 (前日比 +0.10%)
NASDAQ
 2141.12 +15.69 (+0.74%)
S&P500
 1066.19 +3.08 (+0.29%)
SOX
 320.01 +7.48 (+2.39%)
CME225(ドル建て)
 9995 -65
CME225(円建て)
 9975 -85
WTI
 71.19 -1.95 (-2.67%)


チャートも貼っときます。まずはダウ先から(時間はGMT表示)
0205dj30
上からドル円、ユーロ円、ユーロドル(日本時間、外為どっとコムより
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0205eurjpy
0205eurusd

米雇用統計:識者はこうみる【ロイター 2010年2月6日】

[ニューヨーク 5日 ロイター] 米労働省が5日発表した1月の雇用統計は、米非農業部門雇用者数が2万人減と予想に反して減少する一方、失業率は9.7%と予想外の改善となった。

 市場関係者のコメントは以下の通り。

 ● 失業率低下は朗報、第3四半期の利上げを予想=ドイツ銀行

 <ドイツ銀行のシニアエコノミスト、トルステン・スロック氏>

 強弱まちまちの内容を示し、雇用増がみられなかったことは懸念される。しかし、失業率が低下したことは、正しい方向に向かっていることを示している。経済はゆっくりしたペースで推移しており、企業が現在の状況から転換するには時間を要する。

 失業率の低下は米連邦準備理事会(FRB)にとり最重要項目だ。低下は朗報で、年末までに9%に低下するとの予想に近づいている。今回の低下は大きく、FRBが第3・四半期に利上げする方向に向かっているようにみられる。

 ●二番底懸念が再燃する可能性=FTNフィナンシャル

 <FTNフィナンシャルのエコノミスト、リンジー・ピエグサ氏>

 非農業部門雇用者数はわれわれの予想を大きく下回った。状況は予想された以上に悪い。二番底に陥るとの観測が再び浮上するのは明らかだ。

 明るい兆候を挙げるなら、製造部門の動きだ。景気が正しい方向に回復への一歩を踏み出していることを示している。

 回復を鈍化させる可能性のある非常に多くの不特定要因があり、不透明性は非常に高い。市場が何を重視するかにかかっている。

  ●年内の失業率、最悪でも横ばいで推移=ディシジョンエコノミクス

 <ディシジョン・エコノミクスのエコノミスト、ケリー・リーヘイ氏>

 失業率の予想外の低下は朗報だ。雇用と求職者数の両方が増加した。これを受け、失業率は数カ月前にピークを迎えたとの見方が高まった。今後求職者数が増えることで、失業率が年内大幅に改善しない可能性はあるが、最悪のケースでも横ばいで推移することが見込まれる。 

 非農業部門雇用者数の2万人減はほぼ予想通りだ。過去2カ月の修正は、11月が前回より改善し12月が前回より悪化したため、影響は相殺された。

 製造業の雇用者数がついにプラスに転じたが、建設は引き続き大幅減となった。これは天候が要因になった可能性がある。

 人材派遣の大幅増も、最終的に常勤職の増加につながると考えられ、プラスの材料だ。

 平均週間労働時間や時間当たり賃金は安定してきているようだ。

 ただ、新規失業保険週間申請件数の増加を背景に、市場では2月の雇用統計が1月からさほど改善することはないとの見方が出てくるだろう。状況を後押しするような大きな勢いがあるとは言いがたい。

 米連邦準備理事会(FRB)が失業率が安定してきたと判断すれば、早期利上げに近づいていることは明らかだ。

 結局のところ、1月の雇用統計が強い内容とは考えていない。1─10の尺度で計ると、3か4といったところだろう。