ヴォルフスブルクがブンデス初優勝、長谷部も最終戦で先制点アシストなど貢献

ウィンターブレイク明け最初の試合で引分た後に2月~4月の3ヶ月間で怒涛の10連勝。下位チーム相手に星を落とした時はやはりプレッシャー?かと思いましたが、それからはアウェーでシュトゥットガルトに負けただけで4勝1敗、バイエルンを振り切って、めでたく初優勝となりました。10連勝の中にはバイエルン相手に 5-1 と大勝した試合もあるんですよね。う~ん、さすがはマガト監督!?

長谷部も負傷で戦列を離れてた期間以外はマガト監督にコンスタントに起用してもらってましたし、最終戦でも先制点をアシストするなど名将の期待に応えたと言えるのではないでしょうか。マイスター・シャーレ(奥寺さん以来だそうで)を手にした写真が配信されてましたが、外国籍選手は試合に出てナンボ、マイスター・シャーレを手にする資格があると誰もが認めてくれるような活躍ができてよかったです。代表でのバーレーン戦で左ひざを怪我しなければもっと試合に出てたんですよね。もったいなかったな・・・。それでも監督から復帰をせっつかれたほどだったらしいので、まだよかったけど。

とにかく、優勝おめでとう!

来季のチャンピオンズリーグでのプレーが楽しみです。

マガト監督の移籍は残念ですが、ブンデス得点ランク1位・2位コンビのグラフィテとジェコとかどうなるんでしょうね?ビッグクラブからの引き抜きに遭ってもおかしくないでしょうし・・・。

VfL WOLFSBURG http://www.vflwolfsburg.de/

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ボルフスブルクがリーグ初優勝 グラフィテは得点王に
【スポーツナビ 2009年5月24日】

 上位4チームに優勝の可能性を残す混戦で迎えたドイツ・ブンデスリーガ最終節は23日、ブレーメンに5-1と圧勝したボルフスブルクが首位を守り抜き、クラブ史上初のリーグタイトルを獲得した。2位のバイエルンはシュツットガルトに2-1と勝利したものの、首位との勝ち点2差をひっくり返すことはできなかった。

 今季、ボルフスブルクが誇る得点力は最後まで衰えることはなかった。最終節のブレーメン戦でも5ゴール(※1点はオウンゴール)を挙げる驚くべき攻撃力を見せつけた。

 ホームでの試合となったボルフスブルクは開始早々6分、ミシモビッチの先制弾で主導権を握ると、15分にもグラフィテがゴール。さらに26分にはブレーメンDFプリョードルのオウンゴールまで舞い込み、早くも3点のセーフティーリードを奪った。一方のブレーメンは、31分にジエゴのゴールで1点を返すも、これが精いっぱいで3-1のまま前半を終えた。

 後半になってもボルフスブルクの勢いは止まらず、56分にグラフィテ、74分にジェコと、チームが誇る2枚看板がそろってゴールを決め、5-1と圧倒的な強さを見せつけて文句なしの優勝を決めた。
 この試合でも2ゴールを決めたブラジル人FWグラフィテは、今季28得点を挙げる活躍を見せてリーグ得点王に輝いた。一方、チームメートのボスニア・ヘルツェゴビナ代表のFWジェコも今季26得点を挙げ、得点ランキング2位で続いた。

 また、首位を追うバイエルンとシュツットガルトの直接対決は、オウンゴールにも助けられたバイエルンが2-1でシュツットガルトを退け、最終的に2位を確保。来季のチャンピオンズリーグ出場を決めた。一方、敗れたシュツットガルトも、前節で勝ち点1差まで詰め寄られていた4位のヘルタ・ベルリンがカールスルーエに0-4で敗れる波乱に救われ、何とか3位にとどまることに成功。来季のチャンピオンズリーグ予備戦への出場権を獲得した。

 来季からUEFAカップに代わって始まる新大会、ヨーロッパリーグ(EL)の出場権は、カールスルーエに0-4で敗北を喫し、シュツットガルトの敗戦を生かせなかった4位ヘルタ・ベルリンが獲得。残りの1枠は、3-2でフランクフルトに勝利し5位に入ったハンブルガーSVが手にした。前節まで5位につけていたドルトムントはボルシア・メンヘングラッドバッハに1-1と引き分け、その座をハンブルガーに明け渡して6位に後退。EL出場権を逃した。なお、DFBカップ決勝に進出しているブレーメンとレバークーゼンの勝者にも、来季のEL出場権が与えられることになっている。

 また、残留争いの結果は、ハノーファー96に2-2で引き分けたビーレフェルトの最下位が確定。ヘルタ・ベルリンに4-0と勝利したカールスルーエも降格圏内から抜け出すことができず、来季の2部降格が決定した。
 一方、レバークーゼンを3-0で下して16位に浮上したコットブスは、2部リーグの3位と入れ替え戦を行い、結果次第では来季もブンデスリーガへの参戦が可能となる。

(C)MARCA.COM

長谷部先制点演出!ボルフスブルク初V
【スポニチアネックス 2009年5月24日】

【ボルフスブルク5-1ブレーメン】 ボルフスブルクが最終節23日のホーム・ブレーメン戦に5―1で大勝し、リーグ初制覇を決めた。日本代表MF長谷部誠(25)は4―4―2の右MFで先発。先制弾を演出するなど後半10分に交代するまで存在感を示した。ブンデスリーガでの日本人の優勝は77~78年の奥寺康彦(ケルン)以来31年ぶり。
 最大の見せ場は0―0の前半6分だった。敵陣深くで相手パスをカットした長谷部はドリブルで右サイドを突破。グラウンダーの速いパスをゴール前に送った。相手DFが足を伸ばしてクリアしたボールを、ミシモビッチが右足でゴール。開始早々の一撃で勢いに乗ったチームは序盤に得点を重ねて試合を決めた。
 長谷部は今季リーグ34試合中25試合に出場(先発16試合)。左ひざ手術で離脱した4月を除き、コンスタントにピッチに立っただけに優勝への貢献度も大きい。10年6月末まで契約を残しており来季残留は確実。「フィジカル面で伸びたとは思うけど、攻撃の部分はまだまだ課題が多い」と欧州CL出場権を得た来季に向け、飛躍を誓った。
 優勝の瞬間、長谷部はベンチから真っ先に飛び出し、ピッチになだれ込んだサポーターにもみくちゃにされて喜びを爆発させた。日の丸の旗を背になびかせ、チームメートと歓喜の歌を合唱。優勝セレモニーでメダルをかけられると最高の笑顔を見せた。W杯アジア最終予選を控える日本代表に合流するため26日に帰国予定。優勝の余韻に浸る間もなく、4大会連続W杯出場へ向けた戦いに活躍の舞台を移す。

ボルフスブルクのマガト監督が隠す優勝への思惑~復讐劇の裏に見えるしたたかな狙い
【スポーツナビ:ミムラユウスケ 2009年4月17日】
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■バイエルンに大勝して復讐を果たす

 フェリックス・マガト監督によるバイエルン・ミュンヘンへの復讐(ふくしゅう)劇というのは分かりやすいドラマだ。だから、ドイツ中が飛びついた。

 4月4日に行われたブンデスリーガ第26節、ボルフスブルク対バイエルンの試合は5-1という大差がついた。勝ったのはボルフスブルクである。
 そのボルフスブルクを率いるマガトは、かつてバイエルンの監督を務め、2004-05シーズンから翌シーズンにかけてリーグ連覇とDFBカップ連覇を成し遂げた。にもかかわらず、06-07シーズン途中、成績不振の責任を取る形であっけなく解任された。こうした経緯があるため、今回の大勝をメディアがマガトのリベンジととらえるのも無理はない。

 バイエルン戦の89分、マガトはGKを交代させた。正GKのディエゴ・ベナーリョを下げ、控えGKのアンドレ・レンツをピッチに送り込んだのだ。ベナーリョがけがをしたからではない。ハンブルガーSV戦でベナーリョに代わってプレーし、チームの勝利に貢献したレンツに、「バイエルン戦で起用するかもしれないという約束をしていたからだ」と、マガトは交代の理由を語っている。
 この様子を記者席で見ていたボルフスブルクの番記者が、興奮しながら「バイエルンのやつらをバカにするための交代だぜ」と言えば、バイエルンのキャプテンであるマルク・ファン・ボメルは「われわれへの敬意を欠いている」と噛(か)み付いた。
 さらにテレビの解説者を務めるマティアス・ザマー(元ドルトムント)も、眉をひそめた。
「わたしなら、あんな選手交代はしない」

 テレビのニュースではこの交代シーンが何度も放映され、新聞や雑誌は「マガトはこの試合で自らのことをクビにしたバイエルンに復讐を果たした」と伝えていた。
 確かに見返したことは事実だろう。しかし、本当にそれだけなのだろうか。これは「マガトは独裁者」というイメージを誇張したに過ぎないのではないだろうか。

■“部活”のトレーニングで走り勝つ

 ウインターブレーク明けのリーグ再開時、ボルフスブルクは9位だったが、その後徐々に順位を上げ、ついに首位にまで上り詰めた。しかも現在9連勝中と怒涛(どとう)の勢いを見せている。
 ボルフスブルクが好調を維持している最大の要因は攻撃力にある。その中核を担っているのが、FWのグラフィッチとエディン・ジェコ、MFズベズディン・ミシモビッチの3人。グラフィッチはリーグトップとなる20ゴールを、ジェコはリーグ4位タイの16ゴールを挙げ、ミシモビッチはリーグトップの17アシストを記録している(第27節終了時点)。
 また、ピッチ外では経済的な潤いがチームに力をもたらした。ドイツメディアの推定によれば、ボルフスブルクの選手の年棒総額は6000万ユーロ(約78億2000万円)で、これはバイエルンに次ぐリーグ2位。今季チームに加入し、今や守備の要となっているイタリア人DFアンドレア・バルツァッリも、その豊富な資金力を利用してマガトが獲得した選手の1人である。

 昨年からボルフスブルクでプレーしている長谷部誠は、チームが成長している背景をこう分析している。
「補強した選手、といっても監督が望んだ選手がほとんどなんですけど、それが噛み合ってきた。あとは若い選手、ジェコやシェーファー(左サイドバック)、ゲントナー(左MF)といった選手がすごく伸びていることもありますね」

 このチームを束ねるのが、“鬼軍曹”と呼ばれるマガトだ。
 ドイツでは「マガトは軍隊式のトレーニングを課す」とよく言われるが、正確にはその練習は日本の“部活”に近い。それは日本人選手2人の言葉からも察することができる。
「今日だって朝の6時半起き。朝の7時半から練習。綱を登って……。だから、今日は3部練習やもん」
 練習を終えた後、大久保嘉人はさすがに疲れた様子を見せ、そう話した。朝からの練習、つまり「朝練」といえば、イメージされるのは部活だ。大久保に「ボルフスブルクの練習は部活みたいだね」と話を振ると、「完全に部活でしょう。こんなチームもあるんだなって、ビックリした。でも、そのおかげで試合では楽だったりする。体力は間違いなくついていますよ。筋肉もね」
 とはいえ、大久保がチームに必要不可欠な戦力になるためには、まだ時間が掛かりそうだ。今は前線の3人の調子があまりにも良すぎるため、我慢の時期を強いられている。

 一方、3月28日に行われた日本代表のバーレーン戦で左ひざを負傷した長谷部は、4月1日に手術を受けた。翌日からリハビリを始め、9日には手術後初めて屋外でトレーニングを行った。そして、15日の練習からはそれまでのトレーニングシューズに代えてスパイクを履いて走り始めた。
「監督と話したら、早くやれよ、みたいな感じで言われましたから……。まあ、無理せず、焦らずにやりたいですけど」

 それは長谷部への信頼の表れとも読めるが、手術から2週間も経っていない選手に復帰を急がせる。これがマガトのやり方なのだろう。そんな監督の下で鍛えられたチームは、特に強豪との対戦では、相手に疲れが見えてきた試合の後半になって真価を発揮する。3月1日のハンブルガーSV戦では75分に相手を突き放す3点目を挙げ、勝負を決めた。3月13日のシャルケ04戦では84分に決勝ゴールとなる4点目を奪ってみせた。

■バイエルン戦後の言動にマガトの狙い

 シーズンが佳境を迎えた今、マガトは何をたくらんでいるのか。その心理を探るには、バイエルン戦後の言動が興味深い。

 バイエルン戦で最も輝いていたのはジェコだった。この試合で2点目と3点目を決めた選手だ。グラフィッチもジェコと同様に2得点を決めたが、それはバイエルンのディフェンスの中心であるルシオが下がった後に生まれたもの。同じ2ゴールでも価値が違う。
 だが試合後、メディアはグラフィッチに食いついた。理由は2つある。1つ目の理由は、彼が得点ランキングのトップに躍り出たから。これは妥当だ。もう1つの理由は、彼の2点目であり、チームとしての5点目は「かかと」で打つという相手をバカにしたものだったからだ。
 この場面、グラフィッチは足の甲やインサイドでシュートを打つこともできたはずだ。もしくは近くでフリーになっていた味方にパスを出す選択肢もあった。だが、彼はヒールでシュートを放った。その見たこともないようなプレーにメディアは興味を示した。

 実は、マガトはそんな“サーカスシュート”が嫌いだ。大久保はオーバーヘッドシュートを打っただけで怒られた。「サッカーはサーカスではない」と。しかし、バイエルン戦後、グラフィッチにおとがめはなかったという。
 マガトがグラフィッチを不問に付した理由の1つは、ゴールが決まったからだろう。だが、それ以上に、マガトはジェコが注目されることを嫌がったからではないか。ジェコはまだ23歳で、経験も浅い。グラフィッチに注目が集まれば、ジェコにかかるプレッシャーは軽くなる。バイエルン戦で相手に脅威を与えていたのは、どう見てもジェコだった。前半からチャンスに絡んでいたのはジェコなのだ。

 マガトの復讐劇、好調の要因となっている攻撃力、そしてグラフィッチのヒールシュート。こうした格好の話題にメディアやファンが目を向けることこそ、マガトの狙いなのではないだろうか。

■「優勝候補はあくまでバイエルン」

 優勝をつかむには目に見えない重圧にも打ち勝たねばならない。その点に関しては、優勝を幾度も経験しているバイエルンと違って、ボルフスブルクでは心もとない。それを知っているからか、マガトはメディアの盛り上がりを逆手に取ろうとしている。
 監督に注目が集まれば、選手はプレッシャーを感じずに伸び伸びとプレーできる。得点力が騒がれれば、ベースとなる強固な守備がクローズアップされることはない(ボルフスブルクは後半戦でわずか8失点。これはリーグ最高の数字)。若いジェコよりもグラフィッチにスポットライトが当たる方がチームにとって好都合と……。

「優勝について口にするな」。事実、マガトは選手たちにそう伝えている。
 リーグ戦が残り7試合となった現在も、マガトは優勝候補と見なされないよう慎重に発言している。
「ブンデスリーガの中ではバイエルンが一番良いチームだ。だから、優勝候補としては、まず最初にバイエルンの名を挙げないといけない。優勝候補はわれわれではない。わたしの発言に、謙虚さがこもっているとは思わない。ただ、現実的に物事を把握しているだけだと思っている」
 マガトはバイエルンの影に隠れようとする。敵に自らの本質をつかませないような行動や言動を心掛ける。敵が本質をつかめないとすれば、それはチャンスだ。

 4月15日、ボルフスブルクは春というよりも初夏といった方がふさわしいような陽気に包まれていた。ボルフスブルクの練習場の周りでは、小さな子供たちが裸足(はだし)になって練習の様子を見ていた。グラウンドでは、選手たちが半袖のシャツで汗を流していた。コーチ陣も半袖のシャツを身に着けていた。

 だが、マガトだけは違った。
 半袖のシャツの下に、長袖のアンダーシャツを着て、顔と手以外の肌を見せることはなかった。まるで素肌、本心を隠しているかのように。それが、物事の本質を隠そうとするマガトの姿勢と重なって見えたのは気のせいだろうか。

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〔※写真:4月1日に左ひざを手術した長谷部だが、マガト監督の要求もあって復帰を急ぐ 【Bongarts/Getty Images】〕

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