棚から牡丹餅?瓢箪から駒?・・・ヴァヒド・ハリルホジッチ前アルジェリア代表監督が新しく日本代表監督に!

今回のアギーレ解任→ハリルホジッチ招聘を
「棚から牡丹餅」
と言うべきなのか
「瓢箪から駒」
と言う表現が適切なのか・・・う〜ん、日本語って難しいですね(をい)

ともあれ、しとらす的には日本代表監督にはラテンアメリカ系よりも欧州、とりわけ中欧か東欧の戦術師―――例えばオシムさんとかね―――が相応しいと考えていたので、偶々タイミングの妙で結果的に功を奏した形とはいえ、昨年のW杯で優勝国ドイツを相手に土俵際まで追い詰める好試合を見せてくれた、あのアルジェリア代表を率いていた優秀な人材をゲットできたことについては、霜田さんGJなのであります。

さっそく月末に親善試合が2つありますが、人選やら何やら楽しみです。

 

ハリルホジッチ「勝利を多く届けたい」
日本代表新監督就任会見
【スポーツナビ 2015年3月13日】

 日本サッカー協会は13日、都内で日本代表新監督に就任したヴァイッド・ハリルホジッチ氏の来日記者会見を行った。

 ハリルホジッチ監督は、複数のオファーの中から日本代表監督を選んだ要因として「厳しさ、規律、人を尊敬すること、真面目さなどフットボール界で大事なものを兼ね備えていると思ったから」と説明。日本のサッカーに自身のメンタリティーと似たものを感じたことを挙げている。

 また、ハリルホジッチ監督は「勝利することが大事で、皆さんに勝利という言葉をたくさん届けたい」と結果に対する強いこだわりを見せており、月末に予定されている国際親善試合のチュニジア戦(27日)とウズベキスタン戦(31日)については、「絶対にふたつとも勝利しなければならないと思っている」と話した。

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日本は十分なクオリティーを持っている

登壇者:
ヴァイッド・ハリルホジッチ(サッカー日本代表 監督)
大仁邦彌(日本サッカー協会 会長)
霜田正浩(日本サッカー協会 技術委員長)

大仁 こんにちは。本日はお忙しい中、大勢の方々にお集まりいただきありがとうございます。12日の日本サッカー協会理事会で、サムライブルー日本代表の新しい監督としてヴァイッド・ハリルホジッチさんの就任を承認していただきました。本日、先ほどハリルホジッチさんと契約を交わし、正式に日本代表監督への就任が決まりました。ハリルホジッチさんについてはすでに皆さんご存じだと思いますが、これまで選手として、また監督・指導者として素晴らしい経歴を残しています。日本代表は今年の6月からワールドカップ(W杯)アジア予選が始まります。ハリルホジッチ監督としてはあまり時間がない中でのスタートになりますが、日本代表の強化に全力で取り組んでほしいと思います。また先般フランスでお会いしたときに、アンダーカテゴリの現状を話し、ユース育成の協力とサポートを要請しました。監督からも喜んで協力すると言っていただけたので私どもも大変ありがたく思っております。「勇将のもとに弱卒なし」という言葉がありますが、監督には強いリーダーシップで日本代表を強い代表、そして勝てる代表へ導いてほしいと思います。日本全国のファン・サポーターやスポンサーの皆さまをはじめ、関係者の皆さまにはこれからも、ハリルホジッチ監督率いる日本代表に熱い声援をお願いします。

霜田 今日、こうしてハリルホジッチ監督に無事来日していただき、この日を迎えられたことをうれしく思います。技術委員会ではこの1カ月いろいろと準備、交渉し時間を費やしながら新しい監督を模索してきました。今このタイミングで考えうる最高の監督に来ていただいたと思っています。監督のもとこれから強い代表を作っていくべく、まい進していきたいと思っていますので今後ともよろしくお願いします。コーチの2人も一緒に来日しています。アシスタントコーチのジャッキー・ボヌベー、フィジカルコーチのシリル・モワンヌです。また、いろんなスタジアムで会うと思いますので、よろしくお願いします。

ハリルホジッチ コンニチワ。ここに来ることができて本当にうれしく思う。日本ではフットボールが本当に人気があると思っている。この2週間だが、私に日本サッカー協会がコンタクトをしてきた。私にはいろんなコンタクトがあり、ディスカッションをしてきた。大仁会長をはじめ、日本サッカー協会の方からありがたい言葉をいただき、私はここに来ることにした。私は皆さんとこの日本代表で何かを成し遂げようと思っている。そして、ここで戦うことをうれしく思う。大きな責任があることも感じているし、私はそのためにここに来た。日本代表と大きなことを成し遂げようと思っている。そしてもう一度、大仁会長、霜田技術委員長をはじめ、多くの方に私をここに呼んでくれたことについて感謝している。

 いろんなコンタクトがあったというのは日本サッカー協会以外からもオファーがあったということだ。クラブからもオファーがあった。その中で私は日本のサッカー協会を選んだ。なぜかと言うと、私のメンタリティーに似たものを持っていると思ったからだ。私がやってきたことと同じような気持ちで働くことができるし、厳しさ、規律、人を尊敬すること、真面目さなどフットボール界で大事なものを兼ね備えていると思ったからだ。ブラジルW杯のあと、少し日本代表は成績が下がったが、彼らを復活させるのに十分なクオリティーを持っているし、彼らはそれを成し遂げる力がある。現在FIFAランキングでは55位だが、数年前はもっと良い成績だった。私はここに来る前はアルジェリア代表で仕事をしていた。私がアルジェリアに来る前はアルジェリアがFIFAランキング52位だった。そして3年私と仕事をして17位になっている。私は日本代表でも同じことができると確信している。そのために私は来た。

 第一の目標はロシアW杯に出ることだ。そして、W杯に参加するだけではなくさらに上を目指したいと思っている。グループリーグを突破して決勝トーナメントに進出したい。この目的を達成するために必要なクオリティーを日本代表が持っていると思っているからだ。スタッフとチーム、メディカルスタッフもいるし、日本のスタッフも助けてくれる、本当に強いスタッフチームをまずは作ろうと思っている。そして、日本の人たちとたくさんいい仕事がしたい。サポーターとともに戦えると思っているし、日本はフットボールが人気のスポーツだと思っている。ジャーナリストも国民のために戦いたいと思っている。そして皆さんにお願いしたいのは、少し時間をいただきたいということだ。私は初めて代表チームを持ったときに、同じようなシチュエーションで仕事をした。すぐに成功したわけではないが、時間をもらい我慢して辛抱強く見てもらえれば、良い結果を出せると思っている。いろんな質問があると思うが、皆さんとお会いするのははじめてなので、良い関係、プロフェッショナルな関係を築きたいと思っている。お互いリスペクトした関係をつくりたい。もし、うまくいかなければ批判が出るのは当たり前だ。しかし、そんな状況になっても皆さんで戦うことが大事。日本のフットボールを国全体で盛り上げていきたいと思っている。

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負けるのが大嫌い

――日本サッカーの印象と課題は? 具体的にどんなサッカーをすれば世界のトップと戦えると思うか?

ハリルホジッチ この2週間はいろんなビデオを見た。ブラジルW杯、アジアカップについて全試合を見て分析した。いくつかのクオリティーがあると思う。結果はすべてが良かったとは思わないが、彼らはクオリティーを見せた。しかし、そうは言っても少し自信を失っているかもしれない。いくつかの点で向上させることができると思っている。簡単なものも難しいものもあるが向上可能だ。先ほどお伝えしたとおり、少し時間がほしい。そうすることで皆さんにより良い結果を見せることができると思う。

 私は人物的にかなり要求が高い。そして負けるのが大嫌いだ。私がこれまで仕事をしてきた中で、負けたときは少し病気になってしまった。私がいつも発する一言目は“勝利”だ。例えば、世界で一番強いチームと対戦するときでも勝つトライをしようとする。問題となるのは、トライをせず、負けてしまうことだ。私がここに来たことで勝利に対する気持ちを植えつけたいと思っている。3月に2試合あるが、これは絶対にふたつとも勝利しなければならないと思っている。私はネガティブなことを言うのが嫌いだ。彼らを復活させたいと思う。3月の試合でW杯出場に向けた最高の試合をしたいと思っている。

――メンバー選考の基準はこれまでの代表選手がベースとなるのか? 1から選ぶつもりなのか?

ハリルホジッチ まず皆さんに伝えなければならないのは、まだそれほど日本代表を深く知らないということだ。そのために、霜田さんと短い時間だがディスカッションをしていろいろ話した。おっしゃるように、これまで代表経験のある選手も選んだ。何年か代表でプレーした選手も見ている。もちろん何試合か試合を見て、だんだんと知ることができてきた。リストとしては少し、今までと同じようになるかもしれない。けがをしている選手がいるが、私はけがをしていても会いたいと思っている。なぜかというと、まだみんなのことを知っているわけではないし、私の意見や哲学、仕事の仕方を伝えたいからだ。早く彼らと会って話がしたい、どんな仕事をするのか説明したいと思っている。明日、明後日で何試合か見るつもりでいる。日本でプレーしている選手の長所をできるだけ早くつかみたい。もちろん選手を知るために、ビデオもたくさん使う。最初は少し難しい仕事になるかもしれないがそれはすぐに解決すると思う。

日本代表としての戦い方をしたい

――少し時間がほしいと言っていたが、あと3カ月でW杯予選が始まる。チームを作り上げることはできるのか?

ハリルホジッチ おっしゃるように時間がない、時間が必要だ。そのために、代表の日本のスタッフを含めてたくさん仕事をしなければならない。私はいろんなところに出かける必要がある。もちろん私は現段階の力よりさらに力を引き出さなければならないと思っている。私はすでにデリケートな状況で仕事をした経験がある。できるだけ早く彼らに自信を与え、勝利に対する意欲を与えなければならない。最初に会って話さなければならないし、ビデオもたくさん準備しなければならない。ディフェンス面に関してもオフェンス面に関しても分析しなければならない。それに関して多くのアイデアを持ってきた。私のやり方に対して選手がモチベーション高くやってくれることを望んでいるし、どうやってプレーするのかを受け入れてもらわなければならない。日本代表については規律正しく、何か大きなことを成し遂げる準備ができているのではないかと感じている。それに関しては楽観的に見ている。

――ハリルホジッチ監督のサッカーは攻撃的なのか、それとも守備的なのか? サッカーの哲学を教えてほしい。

ハリルホジッチ フットボールには2つの面がある。ボールを持っているときと持っていないときだ。ボールを持っていないときがどうなっているのかと言うと、みんなが同時にブロックを作って守備をしている。守備ブロックに関しては高い位置、中くらいの位置、低い位置というのがあるが、全員が関わらなければならない。全員の努力が必要な状況で一人が欠けていてはならない。われわれがボールを持っている状態のときもある。これも同じで、ビルドアップについてもみんなが関わらなければならない。

 私はもともとFWだった。全選手に期待したいのは効果的な選手であること。私はどちらかと言うとオフェンスが大好きで、ビルドアップもどんどん前に行ってほしい。攻撃にたくさんの選手が関わってほしい、たんさんの人数を掛けたい。これに関しても向上させたいと思っている。スピードであったり、ボールタッチ数も制限していきたい。例えば、ワンタッチ、ツータッチも多く使っていきたい。ペナルティーエリアのところでは何人もの選手が関わっている状況にしたい。3人ないし、4人だ。そういったことにどんどんチャレンジしたいし、日本代表もこういったクオリティーを持っていると思うので、おそらく現段階のレベルよりもさらに高いものが見せられると思っている。

 最初に選手たちとこういったことを話したいし、個人のクオリティーがチームに生きてくるという話もしたい。バルセロナやブラジルのようなサッカーをしたい指導者もいると思うが、われわれは日本なので、日本代表としての戦い方をしたいと思う。現代フットボールでは高いレベルが求められる。フィジカル、テクニック、タクティカル、メンタル面でもそうだ。それに対して高いレベルに到達しなければならない。そういったことを向上できると楽観的に考えている。勝利することが大事で、皆さんに勝利という言葉をたくさん届けたいと思う。この考え方に関して、貢献する選手が必要だ。スターというのは選手ではなくチームがスターだと思っている。そうは言っても個人的な能力をだめにしてはいけないと思っている。ただ、そういったスター選手のような能力を持った人でもチームのために仕事しなければならない。どうやって組織的に戦うのかというのは選手一人一人と話したい。それは攻撃面でも守備面でも同じだ。できるだけ早くそういった仕事がしたいと思っている。

 これからグループとしてプレーしていくが、メンバーは毎回変わるかもしれない。今のところ確定している選手はいないし、スターティングメンバーも決まっていない。まずプレーしてもらう。国内の選手、国外の選手もそうだ。国内のフットボールをしっかり見て、Jリーグでも能力の高い若い選手がたくさんいると聞いている。できるだけたくさんの選手に可能性を与えたいと思っている。日本代表というのはすべての人のためのものだ。ただそこに入る能力がある選手が入るということだ。

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スタッフがファミリーになることが大事

――アジアのサッカーに対する印象は? 日本はFIFAランキングで55位以上を目指せるということだが、どのくらいまで目指せると思っているのか?

ハリルホジッチ アジア全体は各国のレベルが上がっている。ただ、いわゆるサッカー強国である欧州や南米のレベルには達していない。ここに来る以前から日本のことは知っていたが、今はより詳しく知っている。ここ2週間は日本のために働いてきた。このチームは本当に正直に思っているのだが、もっと上のレベルに行けると思っている。私と仕事をするためのすべてのクオリティーをすでに持っている。ただ、先ほども言ったとおり攻撃も守備もいくつかの点で向上させる必要がある。日本代表は数年前はFIFAランキング20位ぐらいかもう少し上にいたが、そこぐらいまでは上げたいと思っている。そのためには、時間と皆さんの我慢が必要だ。本当に全員のたくさんの仕事が必要なのだ。

 大仁会長と2回ほど話をしたが彼にも要求をした。われわれスタッフがファミリーになることが大事だ、良い仕事をするために良い雰囲気を作ってほしいと言っている。われわれの良い環境作りがグラウンドに良い影響をもたらすと思っている。日本代表を今よりもさらに高いレベルに持っていくことは可能だ。このノートに今からやるべきことをたくさん書いている。今日は詳細には触れないがいくつかの点を伸ばしていきたいと思っている。なぜかというと良い選手、テクニックのある選手がいる。たくさんのことはできないがあることがしっかりとできる、皆ボールをたくさんほしがる。もっといいプレーができると教えてあげたいし、相手が引いてきた場合、引かなかった場合について、それからどんなスピードでプレーするべきか伝えてあげたい。早くプレーするだけがすべてではないし、ポジショニングの仕方も教えたい。スピードは大事だがリズムの変化やフェイントといった細かいものがある。いろいろあるが、そういったことを皆さんに教えていきたい。私はもともとFWの選手だったので、私の経験を踏まえて向上させていきたい。

――これまでの日本代表監督は愛称で呼ばれることが多かった。ハリルホジッチ監督は何と呼べばいいのか?

ハリルホジッチ まだ着いたばかりなので、日本で過去に何があったのかはよく分かっていない。ただ、ここに来て早く仕事がしたいという気持ちでいっぱいだ。すでに大仁会長や霜田技術委員長はわれわれを信頼してくれている。代表監督は街を動かすこともある。ただ私がここに来たのは皆さんと仕事がしたいということだ。だから皆さんの助けが必要なのだ。私は日本のこのデリケートな現状よりもさらにデリケートな状況で働いたこともある。グラウンド上でデリケートな問題もあったし、それ以外のこともあったが、それでもチームを向上させてきた。日本には日本代表が大好きなサポーターがいる。皆さんが数年前に(イビチャ・)オシムと仕事をしたことも知っている。彼は私にフットボールの情熱を伝えてくれた。日本国民はフットボールに情熱があり、仕事熱心だと聞いている。それに対して私は幸せだし、何かを成し遂げることができればさらに幸せだ。

 私がここにきて一番うれしいのはだれかが来てありがとうと言ってくれることだ。アルジェリアと日本を比べるわけではないが、アルジェリアは国際レベルで何かを勝ち取ったことがなかった。彼らが私に対してすごくリスペクトしてくれた。日本代表でもそのようなことが起こってほしいのだが、今アルジェリアに行くと、道で会っても皆さん幸せな顔をしている。われわれがここに来て、皆さんにメダルを届けたいと思っているけれど、責任は私自身にあると思っている。

私のすべてはフットボールにささげている

――監督の母国であるボスニアヘルツェゴビナは90年代に紛争があった。その紛争が監督に与えた影響はある? サッカーではなく監督の人生の哲学があれば教えてほしい。

ハリルホジッチ ボスニアはデリケートな時代を送った。私の妻が数日前に日本の歴史に関する本を買ってくれたのでそれを読んだ。日本も難しい時代を送ったことを知った。私自身も人生の中で困難な時期があった。ユーゴスラビアの戦争の際にはそこにいたし、戦争で私もけがをした。国を守るためにたくさん戦った。その中で私の仕事に関して自分で信頼を持ちながらやっていた。その中で私はフットボールが大好きになっていった。政治、宗教の話はしないが、フットボールのおかげで人生が素晴らしいものになった。選手としても監督としてもフットボールのおかげでいろんなタイトルを取ることができた。私が集中していることは日本の監督としてより良い状態に持っていくことだ。これに関しては、熱意に満ち溢れて向上心を持っている。日本がフットボールをしっかりとやっているところで呼んでもらい感謝している。フットボールはマジックみたいなものだ。フットボールの情熱がいろんなもに影響してくるので、私のすべてはフットボールにささげている。

――日本での生活がはじまるが、日本文化の印象と新しい生活でサッカー以外に楽しみにしていることは?

ハリルホジッチ 日本の文化については少し知っているし、パリに日本食レストランがたくさんあるので少しは知っている。私の家族は私より寿司が好きだ。今日は大仁会長と霜田技術委員長と慣れるために、日本の食事をしていきたいと思う。日本の皆さんが口にしているものを私も口にしてだんだん慣れていきたい。皆さんの文化、料理もリスペクトしていきたい。そうすることで私の生活もうまくいくのではないかと思っている。私に日本を紹介してくれた方々も皆さん日本は素晴らしいと言っている。ただ、家族がいつも一緒にいるわけでないので難しい時期もあると思うが、たくさん仕事ができると思う。時々は日本のスペシャルな食事も試してみたい。

いつかオシムさんに試合を見てほしい

――日本は自信を失っていると言っていたが、どのように回復させるつもりなのか?(小谷紘友/サッカーキング)

ハリルホジッチ まず個人的に、そしてグループとして話さなければならないと思う。何人かの選手は自分自身に対して自信を失っている様子が見られる。2〜3年前はその選手についてもっと良い選手だと思っていた。そのために勇気付けることが必要だと思う。私の仕事の多くは彼らを勇気付けること、それから自信を付けること、喜びを持つことだ。彼らがすでに良い仕事をしたことを忘れないようにしなければならない。そういったことの経験を私は持っていると思っている。彼らは自分たちに自信がないかもしれないが、選手には個人的な問題を抱えている場合もあるし、私のやり方でコーチングをし、話をして向上させようと思っている。会話をすることで建設的な関係を築ければと思っている。選手がもっともっと努力ができるようにしていきたい。

――先ほど話が出たオシムさんについて。ハリルホジッチ監督にとってどんな人物か? 日本に来るにあたって会話したことがあれば教えてほしい。

ハリルホジッチ 皆さんご存じだと思うが健康状態が良くない。日本で働いてからだと思う。彼とは1年前に会っているし、アルジェリア代表監督時代にボスニアと対戦した。彼とはたくさん話をした。本当に素晴らしい人物だと思うし、彼はフットボールに関して素晴らしい仕事をしてきた。ボスニアヘルツェゴビナでは皆さん素晴らしい人物として評価している。フットボールだけではなく、政治的にも国をサポートしてきた親友だ。彼と、もしくは彼の友人とコンタクトを取り健康状態の話もする。ただ最近はあまり会えていない。日本サッカー協会の関係者がオシムさんとコンタクトをとったのかは知らない。彼について言えるのはそのぐらいだ。ただ、私が期待したいのはいつか彼が日本に来て試合を見てほしいと思う。会長をはじめ皆さんと一緒に試合を見てほしいし、見に来ることは彼にとってもうれしいのではないか。なぜならオシムさんは日本のことが大好きで、日本についてたくさんのことを話してくれた。

 

アルベルト・ザッケローニ日本代表監督が辞任を表明

決勝トーナメントのブラジルの山が、ブラジルの他にチリ・コロンビア・ウルグアイと見事なまでに南米選手権と化していて(笑)、このトーナメント表を見ながら、日本がコパ・アメリカへの招待出場をまたしても断ったことを思い出してしまい、そのニュースを聴いて非常に残念に感じたのを記憶の中から呼び起こしてしまいましたが、それはさておき、日が改まって、ザッケローニ監督の辞任が正式に表明されました。

多くの日本人に感動と勇気を与え、残念ながらW杯本大会での結果こそ伴わなかったけれど、それでも歴代最強と言える代表チームを作り上げてくれたことには、大いに感謝の意を表したいと思います。

本当にありがとうございました m(_ _)m

 

ザック「感動にあふれる4年間だった」 ブラジルW杯総括会見【スポーツナビ 2014年6月26日】
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 サッカー日本代表は、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会のグループリーグを3戦1分け2敗で終え、グループリーグ敗退となった。コロンビア戦から一夜明けた現地時間25日(以下同)、アルベルト・ザッケローニ監督と大仁邦彌氏(日本サッカー協会 会長)、原博実氏(日本サッカー協会 専務理事兼技術委員長)が大会を総括する会見を行った。

 ザッケローニ監督は本大会を総括して、「結果がついてこなかった。悔しい気持ちが強いと言える」と悔しさをあらわにしつつ、敗戦に対して「(数字では)相手をすべて上回っているのに負けている。何か足りないところがあるのかなと思っている」と冷静に分析。また、「やはり方向性は間違っていなかったと感じているし、今後も日本サッカー界は、4年間やってきた道を継続して進んでいくべきと、個人的には思っている」と、日本サッカーの進むべき指針を改めて示した。また、「私はこの日本代表を去らないといけないときが来た」と辞任も表明した。

 原博実技術委員長は、「コロンビア戦の前半や、ギリシャ戦の退場者が出るまで(のサッカー)をもっとやりたかった。冷静に分析したいです」とコメント。次期代表監督については、「日本に帰って、技術委員会で今後の方向性を検証したうえで決めていくべき。現段階でどうこうとは言えない」と発言するにとどまった。

原博実「(標榜したスタイルは)日本サッカー界で必ず次につながっていく」

登壇者:
アルベルト・ザッケローニ(サッカー日本代表 監督)
大仁邦彌(日本サッカー協会 会長)
原博実(日本サッカー協会 専務理事兼技術委員長)

大仁会長「まず最初にこの4年間、W杯での活躍を期待して応援してくれたサポーター、現地まで来てくれた応援団の熱い応援に心から感謝するとともに、期待に応えられなかったということで、お詫びを申し上げます。日頃から支援して下さっているスポンサーの皆様方にも、感謝とお詫びを申し上げたい。また、現地の領事館が万全の体制を敷いていただき、安全確保をしてくださり、熱い応援もしてくださり、厚く御礼申し上げます。
 今回はグループリーグ敗退ということになりました。私としては前回以上の成績というものを考えていました。ただ、監督・スタッフ・選手はベストを尽くしてくれました。本当に素晴らしいチームでした。これから技術委員会として分析、評価(をしていく)。ひと言で言えば、世界のトップとは差があるということだと思います。サッカーは、ちょっとやればすぐ強くなるというものではない。4年後を目指して今日からスタートしたいと思います」

原委員長「本当にみなさんの期待に応えられず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。僕自身はザック・スタッフと4年間やってきて、彼らと今いる選手たちの力があれば、もっとできるとずっと思ってきました。いろいろな要素があると思いますが、W杯という大きな舞台で実力を出し切る難しさを実感しています。

 いろいろなことを言うつもりはありません。この4年間、多くの選手が海外に出て、Jリーグからもいい選手が出て、日本らしいサッカーということで、アンダーカテゴリーでもボールを速く動かしてピッチを広く使いながら、アグレッシブなサッカー、速い攻めのサッカーをやってきました。それは間違いじゃない。でもW杯でなかなか表現できませんでした。昨日の前半や、ギリシャ戦の退場者が出るまで(のサッカー)。あれをもっとやりたかった。終わってしまったので、冷静に分析したいです。先ほど食事の後に選手・スタッフに最後のあいさつをしたのですが、誰も(結果に)納得していないけれど、今後それぞれの選手(がそういったサッカーを体現していくので)、日本サッカー界で必ず次につながっていくと思います」

ザッケローニ監督「日本人の技術力は世界に通用する」

ザッケローニ監督「私自身も当然、結果に関しては残念で満足はしていない。グループリーグを突破するという強い意気込みでこの大会に臨んでいた。残念な気持ちが強いというのはやはり、もっと前に行こうと、行ってやろうと思っていたから。結果がついてこなかった。悔しい気持ちが強いと言える。

 このザックジャパンが4年前に始動して、当然、現状を見ながら先、将来に目を向けてチーム作りを進めてきた。その日本のサッカー文化や、日本人の選手の特徴を吟味した上で、技術力は世界に通用する(と感じた)。ただフィジカルは足りないところがあるという分析の上で、スピードに乗って、つまりインテンシティー(プレー強度)の強いサッカーをしようとチーム作りを進めてきた。やはり方向性は間違っていなかったと感じているし、今後も日本サッカー界は、4年間やってきた道を継続して進んでいくべきと、個人的には思っている。

 あとは、さらに、格上の相手にも勇気を持って仕掛ける姿勢を、植え付けてきたと思っていた。そこで、格上のチームとやるときにも日本らしいサッカーを前面に出しながら、勇気を持って臨むという姿勢を、4年間植えつけてきた。それに関しては、選手に感謝したいし、私の信念を感じてくれて、実行に移してくれた。少しずつだが、彼らはそういった面でも成長を見せてくれたと思う。

 当然、日本だけではなく、世界の代表チームと同様、常にいい成績が出ていたわけではないが、4年間を通して見てみると、ほとんどいい結果が出ていた、いい戦いができていたのではないかと思う。4年間の総括はそういったところだ」

ザッケローニ監督「スタートでつまずき思うような戦いができなかった」

ザッケローニ監督「W杯に臨むにあたって、できる限り先に進みたいという強い思いはあった。そういった意味で、自分たちの中で自信もあったし、やってやるぞという気持ちもあった。ただ、短期間の大会で、1〜3戦、10日間。凝縮した戦いの中でスタートでつまずいたところで、思うような戦いができなかったと感じている。

 これまでもそうしてきたように、今回のメンバーは私が選び、戦い方も戦術も私が決めたうえでの結果なので、この責任はすべて私にあると思う。責任をきちっと取りたいと感じている。

 ランチの時間に全員が集まったので、選手たち・スタッフ・協会の方々に感謝の意を述べて、4年間の仕事ぶりにありがとうと伝えた。彼らに、もう一度メンバーが選べるとしても、スタッフが選べるとしても、同じメンバーを選ぶという話をしたし、そのチョイスに関しては今でも自信を持っている。この10日間、いろいろな理由があって、いい状況に運ばなかった。好転しなかったが、もう一度やらせてもらえたとしても、同じチョイスをしたと、彼らには伝えた。

 彼らには、このメンバー・スタッフの監督であって、『非常にうれしかった』『誇りに思っている』と伝えたし、日本代表という素晴らしいチームの監督というポジションにいることができて、誇りに思っていると伝えた。この4年間、全身全霊をかけて、成長させるために、自身はやってきたつもり。当然、課題や足りないところはあって、W杯ではいい結果が出なかった。足りないところは当然あると思っていて、昨日も内容を見ていたら、支配率やシュート、攻撃の回数、CK・FKの回数、成功率、相手をすべて上回っているのに1−4で負けている。何か足りないところがあるのかなと思っている。すべての面で上回っているのに1−4で負けてしまう、何かがこのチームには足りないと思っていて、これを踏まえて今朝、協会の方々と話をした。ランチには選手と話した。

 私はこの日本代表を去らないといけないときが来たのかなと思う。新しい監督が新しい文化を持ってきて、組み合わせてくれる。そういうことが必要な時がきたのかなと。そういう意味では協会の方々をはじめ、スタッフ・メディカルもトレーナーも広報も、シェフ・総務・スポンサーの方々もそうだし、サポーターにもありがとうと言いたいし、日本全体にこの素晴らしい4年間をありがとうと伝えたい。

 この4年間、何不自由なく仕事に集中させていただいた。濃密な時間を過ごすことができて、非常に充実感と、感動にあふれる4年間だったと感じている。

 4年前、ほとんど日本のことを知らなかったが、温かく受け入れてくれて、私の近くにいた日本人に感謝したいし、強く自身の心の中に残ると思っている」

ザッケローニ監督「遺産を残せたという自負はある」

――率直に日本を離れる心境と、日本に与えられなかったものは何か?

ザッケローニ監督「チーム作りをしていくうえで、それ相応の時間が必要。持っている哲学を伝えようとした。世界の格上に勇気を持って主導権を持つサッカーをやっていこうとした。そういう意味では、この作ってきた道を継続してくれればいいと思うし、次の4年間で新しい監督がこの4年間で与えられなかったモノを、加味してくれればいいかなと思う。

 例えば昨日のゲームでは、すべての数値で下回っても勝ちきると。そういうのを加えてくれればいいのかなと思う。勇気を持ち続けてやっていくことが必要だし、ネガティブなパフォーマンスをできる限り少なくする作業が必要。波がないチームはないが、その中で回数を増やしていくことが大切だ。

 だからといって、このチームの波が激しかったわけではない。55試合戦って、そこまでネガティブな出来ではないと感じている。4年前に就任会見で言ったこと。4年後に日本サッカー界、日本代表に何かを残したい、遺産を置いていきたいと4年間言った。そういう意味で、何かを残せたという自負はある」

――攻撃的なサッカーを目指したが、今大会では必ずしも思った通りに選手が動かなかったのでは?

ザッケローニ監督「それが代表とクラブの違うところと感じている。手元に置ける期間が短いから、普段のプレー、やり慣れているプレーを出そうとするわけだが、代表で修正するということがあって、それをしてしまうと、同時にその選手の感覚や本能を削るリスクがある。アドバンテージ(メリット)とディスアドバンテージ(デメリット)を天秤にかけて、本能を削るのはよくないという結論に至って、クラブであれば修正できるポイントが、修正できないということはあった。

 ただ、その(ピッチの)中に入ってくるのか、外に行くのかが問題ではなくて、連続したインテンシティーが出てくるのか、バランスを保ちながらチームが出せるのかが問題。パスコースを作ってあげることができれば、そこまで問題は発生しない。

 見るべきポイントとして、例えば昼のゲーム(コロンビア戦)に関しては、当然相手が格上の中で、シュートを放っていった。が、2戦目、初戦に関してはそこが足りなかった。昨日、チームの多くの選手たちがシュートまで行けたのは、偶然の産物ではないと思っている」

――昨日、心の準備が足りなかったと言っていたが、あと足りないというのは具体的には?

ザッケローニ監督「ゲームへのアプローチ。いち監督として調整するのが一番難しいところ。ピッチでは見えないものがあるし、心はたくさんの要素で作用される。いち監督が入り込めないところ。バランスを取ってあげられない部分が出てきてしまう。それは日本代表だけが例外ではなくて、この大会では多くのチーム、実力のあると言われているチームが苦戦したり、ゲームの入りでうまく入れずに修正できないという状況がある。

 W杯は、38試合から構成されるリーグ戦でも、たくさんの試合があるW杯予選でもない。短期決戦なので、最初のゲームでミスすると修正するのはなかなか難しい。そういう意味ではやはり、この日本代表に足りないところ、伸びなければいけないところは、普段のプレーをこのタイミングで出すように、意図的にやっていかなければいけない。スピードにあふれる、フィジカルコンタクトを交わしていくサッカーを、ここで思い通りに出せるようにすることを、意図的に探していかなくてはいけないということが言えると思う。

 ただ、昨日のゲームを見ていても、対戦相手のアクセルを踏んで前に出てくる馬力やパワー、フィジカル、身体能力は褒めたたえなければいけないものだ。単純に(相手の方が)走るスピードが上回っていたらどうするのか? そういう時には、単純に同じスピードで走るのではなく、パススピードを高めて、コンビネーションを高めて対抗しなければならないと思っている」

――イタリアなど、欧州勢が苦戦し、アジア勢も苦戦している。南米、中米が活躍している理由はあるか?

ザッケローニ監督「明確な理由は見当たらないが、中南米のサポーターの後押しの力、気候条件も近いと感じて、結果がついてきているのでは。

 相対的に言えることは、フィジカルでサッカーをする、押し込もうというチームは今大会はいい結果を出しているということ。ただ、明確な理由というものは正直、見当たらないし、言えることは、それぞれの代表チームがそれぞれの特徴を生かすべき。ストロングポイントを前面に押し出すサッカーをすべきと感じている」

原博実「次期監督については現段階でどうこうとは言えない」

――協会の責任は?

大仁会長「負けたことについては申し訳なく思っています。今、監督から話があったように、これまでの4年間の代表チームの方向性は間違っていないと思っている。今大会でも、日本のチームは進化していると、前回大会より進化していると思っています。

 結果はグループリーグ敗退でしたが、成果は出ていると思う。さらに、レベルアップすると思っているが、責任というのは……。負けたことの責任は、先ほど申したように、あそこで勝てる力は足りないということです」

原委員長「監督選手だけの責任とは思っていません。これが短期決戦における日本代表の総合力であると冷静に判断しなければいけない。だからといってこの4年間をすべて否定するのは間違っているし、短期の大きな舞台で、そこにすべてを合わせて、力を出し切る難しさは感じます。監督スタッフ選手とも、誰が悪かったというより、なぜ力を出せなかったのか? ということを冷静に判断しなければいけない。ザッケローニ監督がやってきたこういう戦い方を、五輪であり、U−20、U−17でも取り入れてやっている方向、目指している方向性は、結果どうこうで変えるものではないと、個人的には思います」

――強化策で見直すところは? 新監督に望まれるところは?

原委員長「マッチメークとか、キャンプ地とか。いろいろなことが1つの理由ではない。いくつかの要素が重なってきていると思います。我々、Jリーグ、関係者、見ている人もいる。我々が思っていることはあります。監督が思っていることも聞いています。総合的に考えて判断しなければいけないし、結果がこうだとすべてが否定されてしまうが、イトゥは素晴らしかったと思う。でも、移動や気候、いろいろな意見が出てきて当然だが、今ここでどうだとは言えない。

 次の監督は、今のところ、今日こういう事になったので、これから日本に帰って臨時の技術委員会を開いて、技術委員会で今後の方向性、どうしたらいいのかと検証したうえで決めていくべき。現段階でどうこうとは言えないです」

ザッケローニ監督「今の話につけ足すと、私個人的な意見はイトゥは最高のベースキャンプ地だったと考えている。ここ以上の環境は得られなかったと思っているし、今もその考えは変わらない」

――前回は高地トレーニングがうまくいった。今回のコンディショニングはどうだったか?

原委員長「前回でいうと、高地のスタジアムが多かったので、高地トレーニングをした。今回は、予選の試合会場が暑いということがあったので“暑さ対策”“暑熱対策”を第一にやろうとフロリダでキャンプをしました。動けていないわけではなかったが、一番いいパフォーマンスだったかというと、ピークの持って行き方を検証しないといけない。客観的なデータを集めなければいけないのかなと思います」

ザッケローニ監督「継続してこの道を進んでいけばいい」

――日本サッカーについて、もっとこうした方がいいのでは? というものはあるか?

ザッケローニ監督「日本サッカー全体という話になると管轄と外れるので代表チームに絞ると、アイデンティティーができて、それを持ち続けなければいけない。(それを)継続しなければいけないと考えている。格上のチームに勇気を持って戦いを仕掛ける。それが2日でできるようになるわけではない。相応の時間をかけて醸成していかないといけない。継続することで世界とのギャップを埋められると信じている。これまでやってきたことを継続して信じていくことが大切だ。

 このチームのことを話していくと、本音だが、W杯に臨むにあたって、監督をはじめ、全員が1人欠けることなくいい結果が出ると信じていたし、確信を持って挑んできた。それが本当に真実だと考えている。

 ただ、1試合目でゲームへのアプローチ、思ったような試合ができなかった。修正するのに時間がかかってしまった、というのが現実なのかなと思う。ゲームの中で起こりうる、不利に働くようなエピソード、ジャッジが、自分たちの戦いに左右されずに、継続してプレーを出していかなくてはいけない。そういうことをやっていかなくてはいけないと思っている。

 自分はこのチームを離れるが、このチームの一員だという自負があるから、そういう話し方をしている。成功体験は自分たちの自信をより深めるし、やっていることを後押ししてくれる。もし結果が出たなら、より成長のスピードが早まったと感じている」

――アジアと世界の違いは?

ザッケローニ監督「個人的にも世界仕様、世界と戦うために4年間を費やしてきた。就任時点でアジアで1番の実力があったと思うし、世界と戦ううえで、仕事を進めてきたことは、国際レベルでパーソナルレベルの実力を出すこと、格上とやるときでも勇気を持ったサッカーを展開することだった。

 大会が始まる前に、本当に全員が自信を持って大会に臨んだし、周りに聞いても、日本はそういったレベルに来ていると、脅威になっていると話していた。世界の目もそういうふうに日本を捉えていたのではないか。

 アドバイスをするとすれば、継続してこの道を進んでいけばいいのではないかと言いたいし、このチームに関してはまだ若い。チームを大きく変える必要もなく、多少の入れ替え、調整はあると思うが、ちょっといじるだけでいいのではないかと思っている。しっかりこの道を進んでいただきたい。

 最後になるが、本当に4年間、温かく迎え入れていただいてありがとうございました。ここにいらっしゃるみなさんに伝えたいし、本当に素晴らしい4年間を過ごすことができた。強く心の中に記憶しておきたい」

 

U-17女子W杯、決勝で日本がスペインを下して“リトルなでしこ”世界の頂点に!

グループリーグから決勝まで6戦全勝、23得点1失点。そしてスペイン相手に2-0のスコアで2戦2勝というオマケ付き。ここまできたらもうパーフェクトでしょう。優勝おめでとう!

 

FIFA U-17女子ワールドカップ コスタリカ2014 決勝

日本 2−0 スペイン

 

大会MVPは主将の杉田妃和さん(「妃和」と書いて「ひな」と読むのですね)。

今大会で2人のゴールデンボーラーを擁したヴェネズエラを相手に 4-1 で圧勝した準決勝の試合が顕著なのでしょうけど、チーム戦術はもちろんのこと、個々人の戦術スキルも高いのですね。プレスかけられてもバタバタ慌てなくて落ち着いているし、1on1でもアグレッシヴにアタック仕掛けられる。だからこそ中南米チームを相手にポゼッションで上回ることができたし、スペイン相手に2度の完封勝利を収めることができたのかな、と思います。

もう1つ特筆すべきは監督が元代表選手の高倉麻子さん、つまり女性監督だったこと。日本で女性のS級ライセンス保持者は今もわずかしかいなくて、日本のナショナルチームとしては初めてとなった女性S級ライセンサーの監督起用で高倉さんが結果を出したのは、とても大きな意義があるように思います。現役フットボーラーとしては3年前のA代表と今回のU-17代表で2つのワールドカップ・トロフィーを日本にもたらしてくれた女子代表ですが、アスリートとしては引退した後の彼女たちのキャリアライフの選択肢を考えると、女性フットボーラーがコーチ・指導者として引き続き競技に関わることのできる道を大きく広げるエポックメーキングにもなったのではないでしょうか。

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[U-17女子W杯]全勝圧倒Vのリトルなでしこ、高倉監督「大きな宝物得た」
【Yahoo!ニュース:ゲキサカ 2014年4月5日】

 U-17日本女子代表(リトルなでしこ)は4日、U-17W杯の決勝でU-17スペイン代表と対戦し、2-0で勝利した。前半5分のMF西田明華のゴールで先制すると、後半33分には途中出場のFW児野楓香がゴールネットを揺らし、快勝した。今大会リトルなでしこは6戦全勝。大会通算の得点は23、失点はわずかに1と圧倒的な強さを見せての世界一になった。

 日本代表としても快挙となった。FIFA所要の国際大会で日本代表が優勝するのは、2011年に女子W杯を制した日本女子代表(なでしこジャパン)以来、2度目。日本サッカー界にとっても明るいニュースになった。

 かつて、自らもなでしこジャパンの一員として活躍した高倉麻子監督も試合後、「小さいなでしこたちが、緊張で震えていたんですけど、本当に堂々と戦ってくれた。うれしいです」と笑顔。「まだまだこれで終わったわけではない。1つ大きな宝物を貰いましたけど、まだこれから先続く。またレベルアップして、どんどん上を目指していってほしい」と、17歳の少女たちの未来に期待した。

 

U-17女子W杯でMVPの杉田妃和「夢の中を生きているよう」
【Yahoo!ニュース:SOCCER KING 2014年4月5日】

 コスタリカで開催されているU-17女子ワールドカップの決勝が4日に行われ、U-17女子日本代表とU-17女子スペイン代表が対戦。日本は、西田明華と児野楓香の得点で2-0と快勝し、初優勝を飾った。

 大会MVPのゴールデンボールを受賞した日本の主将を務める杉田妃和は、試合後に国際サッカー連盟の公式HPのインタビューで、「本当に、本当に幸せな気分。とても幸せ」と喜びを表現。MVPの受賞についても、「はじめに思ったことは、チームメートのこと。チーム全体が非常に良くプレーできていて、良いチームで大会を戦えました。チームメートなしでは、この賞は取れなかったです」と周囲への感謝を語った。

 杉田は2012年のアゼルバイジャン大会にも出場したが、当時はU-17女子ガーナ代表に敗れ、ベスト8だった。2年後に手にした栄冠については、「夢の中を生きているように感じますね」と語り、決勝前の様子も明かした。

「今朝起きたら興奮しているようで、決勝でプレーすることを全く信じられませんでした。現実だと感じられなかったのです。しかし、試合前にピッチに立つと突然、全てが現実だとわかり始めました。その時は、前大会や今日のこのピッチに立つまでの努力について考え始めていました」

 日本としてもU-17女子ワールドカップで初優勝となり、個人でもMVP獲得となったが、「この結果はスタートにしか過ぎません。栄光に満足してしまったら、前進はありません」とコメント。「私達が偉大な選手になるには、一生懸命やり続けることや新たな目標が必要になります。もし、成長が続けば、U-20代表やA代表にも呼ばれると思います。私達は多くの努力をやり続け、それが唯一、代表を強くできると思います」と続け、早くも前を見据えた。

 

JFA大仁邦彌会長「女性監督で世界を制したことは大きな自信に」
【Yahoo!ニュース:SOCCER KING 2014年4月5日】

 コスタリカで開催されているU-17女子ワールドカップの決勝が4日に行われ、U-17女子日本代表とU-17女子スペイン代表が対戦。日本は、西田明華と児野楓香の得点で2-0と快勝し、初優勝を飾った。

 優勝を受け、日本サッカー協会の大仁邦彌会長は以下のようにコメントした。

「大会を通じて、日本らしい、素晴らしい戦いができたことは高く評価できる。しっかりした技術で全員で攻め、全員で守る日本らしいサッカーができた」

「はじめての女性監督で世界を制したことは、女性指導者にとってはもちろん、日本の指導者全てにとって大きな自信になると思う。2020年の東京オリンピック、2023年のFIFA女子ワールドカップに向けて良いスタートが切れたと思う」

 

今年最後は逆転勝利で縁起よく一本締め・・・国際親善試合:ベルギー 2-3 日本

まずはプレーオフを勝ち抜いてW杯本戦出場が決まったポルトガル、ギリシャ、フランス、クロアチアの4カ国の皆さん、おめでとうございます。特にフランスのホームでの対ウクライナ戦はとてもドラマティックでしたね。

閑話休題。

前半の序盤に (ノ∀`)アチャー なミスで先制された時はどうなるかと思いましたが、完全アウェーにもかかわらず、ここからひっくり返したメンタルの強さは賞賛に値するでしょう。

・・・あぁ〜、でも高徳は屋上で1時間正座かな?(苦笑) シュトゥットガルトに戻ったらスタッフが渋面で待ってそう・・・ブンデスでも今月初めドルトムントに大敗した際に酷評されて次の試合でスタメン外されたりしてたんでしたっけ・・・大丈夫かなぁ・・・。

 

国際親善試合

ベルギー 2−3 日本

 

高さのあるベルギーに対して吉田の相方に森重で両SBにW酒井起用と、こうしてくれたらいいなぁ〜と思っていた組み合わせがそのまんまスタメンで出ていて、凡ミスとセットプレイでやられた他はラインを高く保ってキッチリ守備組織を築けていたので、あのつまらない2失点がなければザックも勝負に出た甲斐が本当にあったというものでしょう。ボランチもコンディション重視でオランダ戦に引き続き山口蛍を先発に起用するなど、ラインを高くコンパクトに保って、あとは攻守にプレスで走ってナンボという、ザックジャパンの真骨頂を今年最後の試合で見ることができて、しかも現在の欧州代表の中で高評価を得ているベルギー相手に完全アウェーで逆転勝ちできたのだから、ファンとしても気持ちよく年を越せますね。あとは再び活性化を見せたチームの中で選手たち個々人がしっかり自省して2014年を迎えてほしいと願ってます。

勝ったけれども改善すべき弱点がまだ残っていることが2失点という目に見える形で課題として残された日本代表、予選グループを首位通過して大いなるポテンシャルをこれまで内外に示していたもののコロンビアと日本との対戦で未成熟な部分もさらけ出してしまいピノキオの鼻をポッキリ折られたような格好になったベルギー代表・・・神様は少々イタズラっぽい形で皆に平等を示しました、と(笑)。


 

ザック「今日は決定力が普段よりあった」 国際親善試合 ベルギー戦後監督会見
【スポーツナビ 2013年11月20日】

 サッカー日本代表は現地時間19日、ベルギー・ブリュッセルのボードワン国王スタジアムで国際親善試合のベルギー代表戦に臨み、柿谷曜一朗、本田圭佑、岡崎慎司のゴールで3−2と勝利した。守備陣のミスから1点を先制された日本だが、37分に柿谷のヘディングシュートで同点に追いつくと、53分に本田、63分に岡崎が決めてベルギーを突き放した。

 試合後、日本のアルベルト・ザッケローニ監督は「今日は決定力が普段よりあった」と攻撃陣の出来を評価。また10月の欧州遠征との違いを問われると、「11月はインテンシティーと技術力を両方出せたのが大きかった」と分析した。

まだW杯に行くグループは決まっていない

――チャンスを作りながらも得点できない試合が続き、今回の遠征ではそれが改善された。何が変わったのか?

 今日も決定力は最高という出来ではなかった。その前にもチャンスがあったのに決めきれていなかった。毎試合のように、相手に1点目をプレゼントするようなことはしたくない。

――今回の2試合で多くの選手を試していたが、選手層が厚くなったことをどう評価しているか?(大住良之/フリーランス)

 当初の計画から、コンフェデレーションズカップまではワールドカップ(W杯)予選を勝ち抜いたメンバーで戦うことを決めていて、それ以降はスタメンと控えの垣根なく、いろいろな選手を使って底上げすることを考えていた。この11月の遠征の前の会見でも伝えたが、まだW杯に行くグループは決まっていない。それは現時点でもそうだ。国内外を問わず、(現在呼ばれていない)皆にチャンスはある。

――2試合続いたプレゼントゴールの原因は何か?(田村修一/フリーランス)

 おそらくゲームへのアプローチに問題があるのではないか。今年に入って、そういう形が多すぎるので、その意味で入り方は修正する必要があると思う。このシリーズでも、失点して同点、逆転と常にビハインドでゲームが続いている。リードされてから同点、逆転するには労力がかかる。今日は逆転できたが、オランダ戦も同点にしてチャンスを作ったものの、やはり労力がかかり過ぎた。ベルギーという、これだけ失点が少ない、ゴールを奪うのが難しいチームに対して、今日は決定力が普段よりあった。

――10月のチームと今のチームはメンバーが大きく変わらないが、コンディション以外に変わったものは何か? また、W杯への手応えというものはどれくらいあるか?

 選手たちは機械ではないので、コンディションが伴わない場合もある。10月の遠征では、自分たちのやりたいサッカーができなかった。我々のやるべきサッカーは、主導権を握りながら自分たちでゲームを進めなければならないわけだが、10月は技術は伴いながらインテンシティーが足りていなかった。11月はインテンシティーと技術力を両方出せたのが大きかった。またコンディションも10月より良かった。今日、メンバーをいじったのは、ベルギーは木曜日、うちは土曜日に試合を行っていて、向こうのほうが状態が良かったからだ。そこで新しく入った選手、オランダ戦に出ていないメンバーが、フレッシュさを生かして、インテンシティーを出すことができたのだと思う。

<了>

国際親善試合 国際親善試合 ベルギー戦後選手コメント【スポーツナビ 2013年11月20日】

 サッカー日本代表は現地時間19日、ベルギー・ブリュッセルのボードワン国王スタジアムで国際親善試合のベルギー代表戦に臨み、柿谷曜一朗、本田圭佑、岡崎慎司のゴールで3−2と勝利した。守備陣のミスから1点を先制された日本だが、37分に柿谷のヘディングシュートで同点に追いつくと、53分に本田、63分に岡崎が決めてベルギーを突き放した。

 試合後、1ゴール1アシストを記録した柿谷は「いままで試合をやってきて、結果を残せなかったという事実は変わらないので、これからまた結果を残していけるように努力して頑張ります。成長するために1つひとつ課題が出たんで、またチームに持ち帰ってやれればいいと思います」と振り返った。スターティングメンバーに復帰し、チャンスを演出した香川真司は「勇気を持ってどんどん前に行く姿勢がゴールにつながった」とチームとして積極的に戦えたことに手ごたえを感じている様子だった。

 以下は、試合後の選手コメント。

柿谷曜一朗(セレッソ大阪)

「成長するための課題が出た」

 勝てたんで良かったです。(ゴールシーンは)すごいいいボールやったんで、飛び込むだけでした。もちろんずっとゴールを決めたい気持ちはありましたけど、何試合か結果が出ていないなかで、自分がゴールしてチームが勝てたというのが今日は良かったと思います。

(ゴールまで7試合かかったのは)申し訳ないですし、ホッとはしてないです。いままで試合をやってきて、結果を残せなかったという事実は変わらないので、これからまた結果を残していけるように努力して頑張ります。東アジアカップから始まって、優勝したり、海外でやってうまくいかなかったり、いろいろなこと全部が自分のためになると思います。成長するために1つひとつ課題が出たんで、またチームに持ち帰ってやれればいいと思います。

香川真司(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)

「前に行く姿勢がゴールにつながった」

 最初にミスから失点したけど、チームとしてブレずにやることをはっきりして、前からプレッシャーをかけ続けて、攻め続けたから、点が取れたと思うし、チームとしてうまく戦えたのかなと思います。僕たちがチームとして守備をして、思い切ってトライしなきゃいけないってのがハッキリしてたんで、それをチームとして出せたことがホントによかったです。

 個人としてはフィジカルの強い相手に対して、まだまだミスが多かったし、そこは自分の反省としてとらえていきたい。チームとしてうまく連動して、ゴールが生まれましたし、そうやって勇気を持ってどんどん前に行く姿勢がゴールにつながったと思います。

 10月に2連敗して、危機感であったり、悔しさはみんな感じていました。その中でもう1回しっかりチャレンジしようというのを改めて意思統一しました。自分たちのスタイルである前線からプレッシャーをかけてやっていかなければ強豪相手には勝てないっていうのをみんなが信じています。

 今回の2連戦は10月より充実感があります。ただここから先は3月まで時間がある。チームとしての時間はホントに少ないので、これからは所属クラブで選手がどれだけ意識を高く持ってやれるかっていうのが大事になると思ってます。

酒井宏樹(ハノーファー96/ドイツ)

「右サイドをうまく崩せた」

(アシストしたシーンについて)GKの位置しか見ていなかったですし、GKが取れないボールを上げるのを意識していて、中の様子は『誰か居るな』ぐらいの感じしか見ていなかったです。そこでうまくマークを外して入ってきてくれたというのが大事なポイントだったと思います。できれば立ち上がりの失点は避けたかったですけど、いまはそれを引っ繰り返せる攻撃陣がいるので、落ちついてここからやっていこうと切り替えられました。

(裏に抜ければチャンスになるという手応えはあった?)前半は左サイドの14番(メルテンス)が付いてこなかったので、キヨくん(清武弘嗣)とうまく2対1を作れていた。右サイドをうまく崩せたんですけど、後半は付いてくるようになったので上がる回数は減りました。そういう意味では前半がキーポイントだったと思います。

(フル出場しての金星、自信にはなったか?)サイドバックやボランチは途中から入るのが難しいですし、途中出場が多くて、スタメンがあまりなかったので、今日はチャンスだなと思っていました。気合いの入ったプレーができたと思いますが、まだまだ守備の部分は(レベルを)上げないといけない。対人は付いていけますけど、組織的な守備はまだまだな部分が多かったので、もっと上げていきたいと思います。(カバーや絞りや連動といったところ?)それはうまくできたと思うんですけど、中途半端な位置にボールが入ったときに、サイドバックがいくのか、ボランチがいくのか。それは練習で補うしかないんですけど、気になったので次はやっていきたいですね。

長谷部誠(ニュルンベルグ/ドイツ)

「目に見えて競争が増えている」

 結果も付いてきたし、内容も90分通して良かったと思います。3−1になってからの試合運びは課題かもしれないけど、自分たちが勝つべくして勝った内容だと思うし、そういう意味では内容も結果も伴った試合だったと思います。(選手の配置転換など本大会を想定できる展開だったのでは?)いろいろな選手を使って、監督がどういう意図で選手の入れ替えをしているか分からないですけど、本大会というよりは、チームのなかで目に見えて競争が増えてきているし、出た選手はみんな結果を出している。そういう意味ではポジティブだと思います。

 立ち上がりは少し難しかったけど、そこからしっかりと自分たちのペースに持っていった部分もあるし、相手がどこであれ自分たちのサッカーができるかというのを継続して試しているところなので特別、何かをやったわけではなくていつも通りでした。それで内容も結果も伴ったというのはすごい自信になると思います。ただ、オランダもベルギーも本調子だったかというと、正直そうではなかったとやっていて感じました。ブラジルやウルグアイの方が相手の強さを感じました。だから、冷静に分析しないといけないと思います。

遠藤保仁(ガンバ大阪)

「勝ちきれたのは先につながる」

 外から見ていて、そんなにきつそうでもなかったですし、どこかでリズムを変えていければいいなと思っていたので、良い形で入れたと思います。追加点も良い形で奪えたと思うので、全体的には我慢しながら、良いゲームができたと思います。ピンチもありましたし、同点に追いつかれてもおかしくない場面がありました。ただ、勝ちきれたのは先につながることだと思いますし、選手が楽しくプレーしていたと思うので、こういうゲームを増やしていきながら、セットプレーでやられているので、課題は修正していきたいですね。(セットプレーは)高さがないぶん、もう少し工夫して守らないといけないとは思うので、それはチームと話さないといけない。他にも崩されてというより一発でスルーパスを出されてやられる場面が多いので、一発でやられるような場面を減らしていけばピンチの数も減ると思います。

(メンバーの入れ替えが結果につながった?)どうですかね、みんなが安定したプレーをしていたと思うので、誰が出ても計算できると監督が感じていれば、選手の力だと思います。ただ、いままで外から見る機会が多かった選手も良い機会になったと思うので、選手を入れ替えるのは勇気のいることだと思いますけど、この2試合に関しては良い効果が生まれたと思います。

酒井高徳(シュツットガルト/ドイツ)

「本当に反省するしかない」

 同点に追いついてひっくり返したのはすごく良かったと思うし、狙いを持って攻撃できたところは非常に良かったと思います。(失点シーンは)引きずってました。でも続けないといけないし、やってはいけない失点の1つだったかなと。(ミララスが走り込んできたことに)全然気づいてなかったんです。その辺の注意力や集中力がこういう舞台になってくるとすごく大事になってくる。本当に反省するしかないかなと。その後、ミスが続かなかったのが、良かったかなと思います。対面の選手の確認という、当たり前のことをおろそかにしている部分があったので、もう1回足元を見つめるというか、1からしっかりやっていかないといけないと思います。

森重真人(FC東京)

「チームとして守れていた」

 得点シーンも良い形があったし、ベルギー相手でもしっかりとゴール前で回せたことはすごい自信になりました。流れの中での失点はなかった。1失点目はミスだし、2失点目はセットプレーだったので。セットプレーは自分たちの弱点という面はあるけど、90分通して良い戦いができたかなと思います。(ベルギーは)そんなに放り込んできませんでしたね。でも、良い距離感でみんな守備ができていたと思うし、放り込まれても1枚だけじゃなくて、チームとして守れていたと思います。攻守ともに良かったと思います。

(積極的に前に運んだり、縦に入れる意識が強かった)そこは自分の持ち味でもあるので、チャンスがあれば入れていこうと思っていました。うまくいった場面、いかなかった場面あったけど、そこはもう1度整理しながら、よりシンプルにやっていきたいです。

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

「監督の期待に応えようといつも思っている」

 2失点しましたけど、こういう強豪に勝てたことは大事なことだし、アウエーでこういう相手に勝てたのは大きいと思います。もちろん、課題を踏まえて次につなげていかないといけないですけど。(オフサイドも多かったが?)オランダ戦もそうですけど、すごくラインコントロールが良くなっているし、特に今日は僕以外の3人がしっかりと規律を持ってやってくれたので、やりやすかったです。

(この試合で良くなかった点は)セットプレーでまたやられてしまったことと、自分たちのミスから失敗したことです。本大会で立ち上がりに点を取られるとプレッシャーのかかり方も違うだろうし、そのなかでプレーするとなるとすごく難しくなる。そこは今日の課題だと思っていましたけど、できなかったことがまた課題になりました。

(所属クラブではなかなか出番がないが)チームでの私情を持ち込まず、代表で結果を出すことだけに集中して2試合やれたのは良かったと思います。でも早くクラブで出られるようにしないといけないし、このまま出られずにワールドカップにいくのはリスキーだと思っているので、まずはチームでレギュラーを取れるように頑張りたいです。でも、監督が使ってくれたことは非常にうれしかったし、その期待に応えようとはいつも思っています。

今野泰幸(ガンバ大阪)

「勝つべくして勝った」

 今日の勝利はやるべきことが間違っていなかったなというのが、自分たちで分かったという手応えというか、僕らは今日、勝つべくして勝った。ビルドアップにしても相手より、全然良かったし、チームワークの面でもこっちのほうが有利だったし、間違っていないなっていうのが分かった試合でした。

 課題はミスを減らすことと、守備についても隙をなくすのはずっと続けることだし、オランダ戦から特に何も変えていない。全員で守るし、全員でボールを運ぶことができたと思います。

川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)

「この試合で勝てたのは大きい」

 オランダ戦は勝ちきれなかったですけど、ゲームの内容を見ればすごく良かったと思うし、でもそこで勝ちきれなかったぶん、この試合で勝てたのは大きかったです。やっぱり10月の2試合のあと、自分たちが今回その時間を取り戻せるかというのが非常に大切だったと思うんで、良かったと思います。(最初の失点シーンについて)自分のタイミングだったんですけど、それ以上に(ルカクが)速かった。最後にスライディングで行けるタイミングはあったんですけど、先に触られたので、退場になるよりもう1点はしょうがないなと思って行きました。

内田篤人(シャルケ04/ドイツ)

「また3月に呼んでもらえるようにしたい」

 ベラルーシ戦とその前のセルビア戦でうまくいかずに、この遠征はすごく大事だったと思うんで、少しずつ自分たちの力になってきてるんじゃないかと思います。また3月まで(試合が)なくなるし、いまはもう自分のことでいっぱいいっぱいなんで。体と相談しながらやりたいと思いますけど、コツコツやった先にワールドカップがあると思いますし、まずはここで1週間やっと空いたんで、しっかり練習もできたし、良かったかなと思います。

(2試合通じて日本の方が走力で上回ったと思うが)チャンピオンズリーグ(CL)でシャルケが負けたときも、1人ひとりの走行距離のデータを出されて、「お前、これだけしか走ってないぞ」と言われる。ドルトムントやバイエルンなんかも1試合でチーム全体で120キロくらい走ってますからね。日本が何キロ走っているか分からないですけど、そういうのも大事かなと思います。あとはもうコツコツやるだけだと思います。CLとブンデスリーガでできていますし、シャルケにいいメンバーもいます。そういうなかで自分の役割をしっかりやって、また3月に呼んでもらえるようにしたいです。

<了>