キリンチャンレンジカップ2012:日本 3-1 アイスランド・・・ザックからの宿題はちゃんとやってきてましたか?

ソルステインソンのハンドスプリングスロー、絶対真似するなよ!>槙野

キリンチャレンジカップ2012

日本 3−1 アイスランド

いや〜、どこぞのU23と違って安心して見ていられるのはなんででしょう?w

それはさておき、中盤での早いチェックからカウンターを仕掛けてくる相手に、手駒で前線でクサビとなれる選手(端的に言うと本田圭佑)がいない場合にどうするか・・・そこをプレスがかかる前にサイド経由のパス交換でボールを早めに前に運んで、みたいなことを主眼でやってるように見えました。

バックアップ探し+戦術オプション増やす、そういう目的があったこの試合。ザックは試合後の会見で

「学校で例えると、わたしが与えた宿題に対して、選手がどうやってきたのか、どう理解しているか、そういったところを見ている。現在、フィジカルコンディションがトップでないことは分かっていたし、彼らはプレシーズンの状況だから、12月までプレーをするために今は力を蓄えている状況だ。そんな中で、わたしが与えた宿題をどうやってきているのか、本当に理解しているのか、というところは現時点でも計り知ることができる。」

と述べていたそうですが、柴崎やウチの久保君のように初招集だった若手選手はともかく、何度か招集されている国内組にとっては自覚の程度が問われていて、増田や藤本・槙野あたりはその辺しっかりしてたかなぁ・・・という印象でした(槙野に関しては最後のPK献上の元になったプレーだけは猛省してもらわないといけませんが・苦笑)。

次のウズベク戦は海外組を招集するようですが、ザック自身は既に最終予選に向けた準備段階に入っていると思われるので、どんな面子でどのように戦うのか注目ですね。

※2/25追記:ウズベク戦のメンバー、宮市と乾が入ってきましたね。起用が楽しみです。それと香川は無理して追加招集しなくていいですから(苦笑)。今はドルトムントに専念させてほしいですね。

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ザッケローニ監督「すべての選手が要求に応えてくれた」
キリンチャレンジカップ2012 アイスランド戦後会見

【スポーツナビ 2012年2月24日】

 サッカー日本代表は24日、キリンチャレンジカップ2012・アイスランド戦(大阪・長居スタジアム)に臨み、3-1で勝利した。前半開始早々に前田遼一、後半は藤本淳吾と槙野智章がそれぞれ代表初ゴールを挙げた。日本は29日にワールドカップ・アジア3次予選の最終戦となるウズベキスタン戦に臨む。

 国内組だけのメンバーで構成された日本は前半からアイスランドを押し込むと、2分に前田が決めて早々に先制。後半に入っても53分に藤本、79分に槙野が追加点を挙げ、2012年最初の試合を快勝で飾った。

 試合後、日本のアルベルト・ザッケローニ監督は「すべての選手が与えた要求に応えてくれたと思う」とチームの出来を評価しつつ、「フィジカルコンディションが原因だろうが、自陣で不用意なパスが多かった」と反省点も挙げた。

■増田、藤本、槙野はチームのために力を出してくれた

 選手たちには2012年、勝ってスタートしようと話をしたが、要求どおり勝利で(ゲームを)終えられた。(試合に)出た選手も出てない選手も、(今日は)勝たないといけない大切な試合として臨んでくれた。選手には、すべての代表の試合が大切であり、そこで成長しないといけない。課題点を見つけないといけないし、結果も追求しないといけないという話をした。

 今日、ピッチで「できていないな」と思ったすべての原因が、フィジカルコンディションに起因するものであった。当然、今はシーズン前のキャンプの時期なので想定内ではあった。それと問題点を挙げるとすれば、1-0で先制したにもかかわらず、相手が戦い方を変えずに引いていたことで、裏へのスペースやバイタル(エリア)のスペースがなかなか見つけづらかったことだ。さらに、彼らのフィジカルを前面に出した空中戦での難しさもあった。

(日本の)ディフェンスラインは後ろのほうで(パスを)回し過ぎたと思う。サイドチェンジが入ったら、もう少し前への意識があっても良かったと思う。それでもディフェンス面では、しっかり守ることができたし、特にサイドでのコンビネーションが良かった。中央でも、いくつか良いコンビネーションがあったが、1点目の(大久保と槙野の)コンビネーションは良かった。相手が引いてきてコンパクトに守ってきたので、その流れの中でほとんど相手陣内で攻め続けられたし、特にサイドのスペースでは駒野と槙野のところで攻撃の形ができていたと思う。唯一の問題は、やはりフィジカルコンディションが原因だろうが、自陣で不用意なパスが多かったことだと思う。

――今回、初めてフル出場した増田、そして初ゴールを挙げた藤本と槙野についての評価は?

 3人ともチームのためによく力を出してくれたと思う。槙野はすぐに試合に入れていたし、90分それが持続している状態だった。自分でも得点を決めたし、及第点以上の出来だったと思う。藤本はわたしの要求したことをすべてやってくれた。時には裏に抜けたり、ある状況ではバイタルに顔を出したり、いくつかリクエストがあったわけだが、動きを非常によく理解してくれた。ボールが入ったときには、(やはり)いいプレーをしてくれた。

 増田については、心拍数を図ることができず正確なデータはないが、非常によく走ってくれた。増田は、クオリティーもありながら、ピッチ全体をカバーできるタイプの選手だ。時に彼はチームメートへの献身が強過ぎて、前線のスペースを少し消してしまうこともあった。前田、大久保、柏木、藤本が前にいたので、ちょっと(前へ)行き過ぎの場面もあったが、遠藤とともにいいバランスを取ってくれて、今日の試合では力になってくれた。特に守備面で、フィジカル的かつ献身的に動いていたし、遠藤とのパス交換もうまくいっていた。今回呼んだメンバーの中で、ピッチに立った中盤の選手では最もフィジカルがある選手だと思った。

――前半に比べて後半がとても良くなったが、一番の違いはどこに原因があったのか?(湯浅健二/フリーランス)

 特に後半の30分前までは(良かった)。2-0、3-0になってから相手に中盤のところで、主導権を握らせすぎてしまった。

■田中は自分のタスクを理解してくれていた

――両サイドバックが上がった時に増田が下がって3バックになっていたのはチームの方針か? また、前半に彼が下がってプレーしたとき、彼に対してどんな指示を出していたのか?(後藤健生/フリーランス)

 増田にはいくつか指示を出した。まず遠藤との距離を離さず、ボールの受け方もゴールを背負うように受けるな、ということがひとつ。そして増田が下がって、右サイドの駒野が縦に抜けるようなプレーをしていたので、増田のところで相手の左MFを引き出し、相手のサイドバックのところで、藤本と駒野とで数的優位を作ろうとした。前半ではそれがうまくはまったが、相手の監督も(それに気付いて)修正してきたのが見てとれた。イメージしてほしいのは、最後のところで3対2(の場面)を作っていたことだ。

――後半はゴール前まで到達できた回数が増えていた。中村と田中にどんな指示を出していたのか?(田村修一/フリーランス)

 田中は代表にそれほど多く来ていないが、あのポジションの要求を早く飲み込んで、自分が果たすべきタスクを理解してくれていた。どのように、どこで、いつ、なぜそういう動きをしないといけないのか、そのポジションで求められる役割を分かってくれた。特徴的にはアジリティー(敏しょう性)のあるFWタイプの選手だと思っているので、ゴールの近くになればなるほど力を発揮してくれる。

 中村については、前半にプレーしていた柏木も良かったと思っている。ボールホルダーに対して(攻撃の)選択肢を与えていた印象を受けた。中村は、バイタルで前を向いたときに最大の力を発揮していた。それぞれ与えたタスクは違うが、すべての選手が与えた要求に応えてくれたと思う。

■すべてのポジションに選択肢はある

――昨日の会見とメンバー発表で「個人の能力を重点的に見たい」と語っていたが、コンディションが良くない中、どうやって個の能力を評価するのか?

 学校で例えると、わたしが与えた宿題に対して、選手がどうやってきたのか、どう理解しているか、そういったところを見ている。現在、フィジカルコンディションがトップでないことは分かっていたし、彼らはプレシーズンの状況だから、12月までプレーをするために今は力を蓄えている状況だ。そんな中で、わたしが与えた宿題をどうやってきているのか、本当に理解しているのか、というところは現時点でも計り知ることができる。

――6月の最終予選に向けて、今野がいない場合の守備が心配される。今日は交代させていたが、彼がいないときの見通しをどう考えるか?(大住良之/フリーランス)

 この質問に答える前に申し上げたいことがあるのだが、わたしが就任して1年半がたつが、その間にいろんな選手を試してきた。(その結果)現時点で選手層は厚くなってきているし、すべてのポジションに選択肢はあると思っている。代表チームに相当な数の選手を招集したが、彼らはわたしがやろうとしていることをやってくれたと思っている。

 今野に関しては、現在の代表候補の中では違った特徴を持っている選手だ。彼が出られないときには、代わりに入った選手が違うクオリティーをもたらしてくれる。わたしの狙いとしては、常に(ゲームの)主導権を握るためにディフェンスラインを高く設定しようと狙っているわけだが、今野がいなくなった時に、少しラインが下がってしまう懸念はある。とはいえ今野が欠けたとして、ほかの選手が入っても全く心配していないし、夜もぐっすり眠れると思う。

<了>

ラーゲルベック監督「日本には強みがたくさんある」
試合後、アイスランド代表監督会見

【スポーツナビ 2012年2月24日】

 サッカー日本代表は24日、キリンチャレンジカップ2012・アイスランド戦(大阪・長居スタジアム)に臨み、3-1で勝利した。前半開始早々に前田遼一、後半は藤本淳吾と槙野智章がそれぞれ代表初ゴールを挙げた。
 敗れたアイスランドのラーシュ・ラーゲルベック監督は「日本のような大変優れたチームと対戦することで、チームの力をテストできたのは意義がある」とこの試合の意味を強調。日本については「強みがたくさんあるので、ワールドカップ予選も必ず突破できると思った」と高く評価した。

■前半20分までのパフォーマンスにはやや失望している

 日本が大変良い試合をしたと思うので祝福したい。昨日申し上げたように、今日はとても良いテストの場となったと思う。こういった結果は当然だが、前半20分までのチームパフォーマンスにはやや失望している。ゴールシーンに関しては、前半すぐに最初の失点をしてしまい、2つ目の失点はこちらのミスでボールを失って日本のゴールに結びついてしまった。3つ目の失点はFKだった。いずれもありがちな失点だった。ただ、日本のような大変優れたチームと対戦することで、チームの力をテストできたのは意義があるし、多くを学ぶことができた。

――結果に失望しているようだが、今回は監督にとっても初陣であり、ハーフタイムで立て直した。どう評価するか?

 とても重要な試合だった。経験をあまり積んでいない若手の選手もいた。経験を積む、これほど観衆が多い中で試合をする。そして技術的に優れた相手と対戦する。経験を積むことで、こうした場面に遭遇した時に、チームとして個人として何をすべきかを彼らは学べたと思う。また、逆に自分たちが試合が勝っているときだったら、どういう対処をすべきかということも学ぶことができたと思う。

――CKの守備ではゾーンで守っていたと思うが、かなり見慣れない守備だった。狙いは何だったか?(大住良之/フリーランス)

 基本的には、選手が自信を持って試合運びができるように、ということで守備の仕方を考えるわけだが、ゾーンの場合、ボールに集中しやすいというメリットがある。選手1人ひとりがチェックに入るということではなく、ボールに集中できる。今回は経験上、守備はゾーンがいいと判断した。ただゾーンには不利な点もあるし、FKの時にはラインの設定が攻撃的過ぎていた。それでも、ボールに集中しやすいし仕掛けやすい、さらに守りやすさという意味でゾーンを選択した。

――日本は技術的に優れていたということだが、それ以外に日本についてコメントしてほしい(湯浅健二/フリーランス)

 今日の試合で、日本の印象を再確認できた。これまでも対戦するたびに、日本は個人技でもパッシングゲームでも優れていて、なおかつスピーディーであると感心していた。今日もそれを確認することができた。90年代の日本代表を思い返すと、守りは良くなっている。さらに90分間走り続けることができ、非常に素早くパスを回し、個人の技術も上がっている。その意味で、日本には強みがたくさんあるので、ワールドカップ予選も必ず突破できると思った。

■日本は個人技も全体としても優れている

――スローインで盛り上がったことについてどう思うか?

 ある意味、あれは武器になると思うし、観客が盛り上がってくれればなおいい。最も期待しているのは、一番いいコースにボールが入り、ゴールチャンスが生まれることだ。そのためにやっていることであり、そこで歓声が沸いて、観客が気に入ってくれるのであれば、なおいい。日本の観客は趣味がいいので、気に入ってくれたのだと思う(笑)。

――CKでゾーンでの守備の仕方はオリジナルなのか?(田村修一/フリーランス)

 アイスランドでは初めてだが、以前、指揮を執っていたスウェーデンでもナイジェリアでもゾーンをやっていたし、マーキングとのコンビネーションもやった。今回は初陣ということで、ゾーンがどれだけできるのか試す意味も含めてやってみた。やはり守備としてはいい方法だと思う。ボールにフォーカスできるし、選手についていかず、ボールに集中することができるからだ。

――スマウラソンの評価とコメントを(宇都宮徹壱/フリーランス)

 彼は若くて今後が楽しみな選手だ。攻撃が好きで、自分から仕掛けていくので、対戦相手にとって対処しにくい選手だと思う。今日に関しては、ボールを奪われ過ぎていたが、それでも将来性は感じられた。

――対戦してみて、日本の選手で印象に残っているのは?

 その質問には答えられない。わたしにとってアイスランドは新しいチームなので、対戦相手にまで集中できなかったからだ。ただ全体的に言えるのは、日本はMFだろうがFWだろうがDFだろうが、ポジションにかかわらずそれぞれが高いスキルとスピードがあり、ボール扱いにも優れ、守備でも攻撃でも1対1でも、非常にいいプレーをしている。個人技も優れていると思ったが、特に優れている選手ということで名前を挙げることはできない。全体として優れていたが、わたしは自分のチームに集中していた。

<了>

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