香川と岡崎のゴールに宮市の代表デビュー・・・キリンチャレンジカップ2012:日本 2−0 アゼルバイジャン

香川の先制点はさすがでしたね。

キリンチャレンジカップ2012

日本 2−0 アゼルバイジャン

選手たちのコンディションや連携の確認に新戦力のテスト、そういったものを見極める調整試合としては充分な成果が得られた試合だったのではないでしょうか。本田の元気な姿も見れましたしね。

そして後半からの出場で代表初キャップとなった宮市に高橋秀人と酒井宏樹の3人だが、その3人ともがそれぞれに自分の持ち味を充分にアピールして代表の戦力となりうることを見ることができたのは大きな収穫だったように思います。特にボランチの高橋は好印象を残しましたね。ザックが試合後の会見で

今日デビューした3人は、非常にいい出来だった。これからの質疑応答については、この3人以外の個人に関する質問は控えてほしい(笑)。

と語っていたのも、それだけ満足していたからでしょう。このまま来月の最終予選のメンバーに入ってくるかもしれませんね[※5/24追記:実際にメンバーに入ってきましたね]。

あとは皆ケガなくコンディションを整えて連携を深めて6月決戦に備えてほしいと願ってます。

 

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ザッケローニ監督「デビューした3人は、非常にいい出来だった」
キリンチャレンジカップ アゼルバイジャン戦後会見
【スポーツナビ 2012年5月23日】

 サッカー日本代表は23日、キリンチャレンジカップ2012のアゼルバイジャン戦(静岡・エコパスタジアム)に臨み、2-0で勝利した。前半終盤に香川真司、後半は岡崎慎司がゴールを挙げた。

 日本は次戦、6月3日のワールドカップ(W杯)・アジア最終予選のオマーン戦(埼玉・埼玉スタジアム)に臨み、8日にはヨルダン戦(埼玉・埼玉スタジアム)、12日にはアウエーでオーストラリア戦と3連戦を行う。

 試合後、アルベルト・ザッケローニ監督は、「特に前半はいい内容だった」と手応えを語る一方で、最終予選に向けて「チャンスに対するゴールの確率をもっと上げてほしい」と課題を語った。また、この日代表デビューを飾った宮市ら3選手については、「非常に良い出来だった」と評価した。

■海外組に試合勘を取り戻させることが最大の目的

 前日会見でもメンバー発表会見でも申しあげたが、今回の試合の最大の目的は、海外組で試合から遠ざかっているメンバーに試合勘を取り戻して、ゲームのリズムに入ってもらうこと。それとJリーグでいいパフォーマンスを見せているメンバーを手元に置いて、できれば試合に出してチェックしたいという目的もあった。

 この試合に入るにあたり、なかなか準備期間は多くなかったが、良くやってくれたと思うし、特に前半はいい内容だったと思う。チームにここからさらに求めるのは、チャンスに対するゴールの確率をもっと上げてほしいということ。当然、われわれはチャンスを作るためにプレーして、そのためにトレーニングしている。今後このようにたくさんチャンスを作れる試合が続けばいいが、なかなかチャンスを作らせてくれない相手と対戦することもあるので、そのときにどれだけできるか。そのときにチャンスを決め切れることが重要になってくる。

 また、さまざまなチャンスを作ることができたと思う。右から左から、ときに中央突破というような形ができたと思う。またポジティブにとらえたいのが、フィジカルでわれわれより強い相手にヘディングで競り勝つことができたことだ。それから今日、3人の若い選手(酒井宏樹、高橋秀人、宮市)が代表デビューを果たしたが、非常に良い出来だったと思う。わたしにとって若い選手が台頭して、代表の青いユニホームを着てデビューを飾るというのは、非常にうれしいことだ。今日デビューした3人は、非常にいい出来だった。これからの質疑応答については、この3人以外の個人に関する質問は控えてほしい(笑)。

■チームの雰囲気は素晴らしい

――試合後、大変うれしそうな表情だったが?

 これまでの日本での経験で学んだことは、しっかり試合前に集中して臨めば、いい内容の戦いができるということだ。試合へのアプローチで、しかるべき集中力をもって入れない場合は、プレーにも影響してプレーのスピードや精度が落ちてしまい、(日本の)良いところが出せない。

 唯一、この試合で不安があったのは、W杯予選3試合の前ということで、スケジュールをこなすだけのような、消化試合のようなアプローチで、この試合に入りたくなかったということだ。この試合で、ある程度選手たちに期待していたことがあったが、その通りのリアクションだった。

 わたしが満足して、うれしく思っている理由は、チームの雰囲気が素晴らしいことだ。非常にグループとして団結しているように見えるし、代表選手としてプレーすることに誇りをもってくれている。今日は3人の新人がデビューしたが、彼らを助けるように(周りが)鼓舞する姿が素晴らしいと思った。当然、未来を予言することはできないが、わたしは選手たちを信頼している。

■作ったチャンスをしっかり生かさないといけない

――集中力をもって臨まないと日本の良さが出ないということだが、日本の良さは何か?(湯浅健二/フリーランス)

 それは言えない(笑)。このチームの特徴は、高いスピードと精度によって相手に的を絞らせないこと。右に左にボールを動かすことによって、バリエーションある攻撃ができること。それらがこのチームの能力だと思っている。

 ただ当然、このサッカーを実戦するには、頭とフィジカルがいい状態である必要がある。次の試合に向けて、メンタルの部分ではいい状態になっていると思うので、これからフィジカル、足の部分でいい準備をしていきたいと思う。

――前半、チャンスを作りながらなかなかゴールが生まれなかったが、終了間際の先制ゴールの大きさはどのようなものだったか?

 あそこまで待たずにゴールを決めるべきだったと思う。作ったチャンスをしっかり生かさないといけない。

――今日の試合では、遠藤保仁がいない状態でビルドアップをどうするかというポイントがあったと思うが

 中盤では主導権を握れたと思うし、いいリズム、いいスピードでボールを動かせたと思う。特に縦や斜めにボールを動かすこともできたし、中盤の選手の素早いパスワークで、サイドで数的優位も生まれていたと思う。

■非常にいい状態に来ている

――たくさんチャンスがあっても決めきれないというのは長年の日本の課題だが、そのためのヒントはあるか?(大住良之/フリーランス)

 選手たちはそのヒントというか答えは知っているし、伝えてもある。それをピッチで実践してくれることを期待しているし、やってくれると思う。

――今日の試合は、最終予選3試合に向けたテストだったわけだが、試合を終えての手応えは?

 今日のゲームを見ていて、試合のリズムが必要だと思った選手がいたし、まだ足りてない選手も見られたが、相対的には非常にいい状態に来ていると思うし、これから11日間の準備期間があるので、そこに照準を合わせてやっていきたい。11日後にW杯最終予選を控えているが、現時点でこのチームではフルメンバーはまだそろっていないし、数人はあさっての合流となると思うし、それ以外は31日での合流になってしまう。

 そういった中で、できるだけいい準備を進めていきたい。明日、W杯予選に向けたメンバーを発表するが、明日呼ぶメンバー以外にも、代表に値するメンバーがたくさんいる。

――今日は遠藤が不在で、中央にいる本田圭佑が後ろに下がってゲームを作ろうとしているように見えた。本田の使い方として、彼にゲームメークさせるのは監督の考えなのか?(後藤健生/フリーランス)

 本田に関してだが、彼の真ん中でのサポートは今日だけではなく常に必要だ。今日は相手が4-4-2、ウチが4-2-3-1で、中盤の中央で数的優位を作ることができた。そこでタメができることで、香川と岡崎が前に集中できるようになった。

<了>

 

フォクツ監督「日本が勝つべくして勝った」
試合後、アゼルバイジャン監督会見
【スポーツナビ 2012年5月23日】

 サッカー日本代表は23日、キリンチャレンジカップ2012のアゼルバイジャン戦(静岡・エコパスタジアム)に臨み、2-0で勝利した。前半終盤に香川真司、後半は岡崎慎司がゴールを挙げた。

 試合後、アゼルバイジャンのベルティ・フォクツ監督は「日本が勝つべくして勝った試合だった」と完敗を認め、「日本のスピードは、われわれも学ばなければならないと感じた」と称賛した。その一方で、「シーズン終了から14日間も練習しないで、代表チームに選手を寄こすというのは何たることか」と、アゼルバイジャンのクラブに苦言を呈した。

■日本のコンビネーションはアジアで最も速い

 日本の勝利におめでとうと言いたい。今日は日本が勝つべくして勝った試合だったと思う。(日本の)コーチの皆さんにもお疲れ様と言いたい。前半はウチが日本のスピードについていけない状態だった。後半はもう少しペースをキープできるようになった。後半はわれわれのチームも、これほど試合のスピードが速くなければサッカーができるということが分かったが、今回の試合を見ていて日本のスピードは、われわれも学ばなければならないと感じた。

 それから、アゼルバイジャンのクラブのコーチに言いたい。シーズン終了から14日間も練習しないで、代表チームに選手を寄こすというのは何たることか。これについては代表監督として、非常に失望した。今回、われわれが日本と試合することで、日本にとってはワールドカップ(W杯)最終予選に向けた(練習)パートナーになったと思う。日本にはぜひ勝ち抜いて、ブラジルでのW杯に出場してほしいと思う。

――若い選手が多かったと思うが、成果はあったか?(田村修一/フリーランス)

 今回、われわれは新しいチームで臨んだ。14年W杯は出場のチャンスはゼロだが、その2年後のユーロ(欧州選手権)2016では出場国が24チームに増えるので、アゼルバイジャンとしてはそこを目指したい。今回は若い選手にたくさんのチャンスを与えて、その準備をすることが目的だった。今回は、われわれの若い選手にとって、多くを学べるチャンスとなった。わたし自身、日本のサッカーに70年代から接しているので、日本のサッカーがどのように発展してきたか、この目で見ている。それをぜひ、アゼルバイジャンの選手たちにも伝えて、チームを育てていきたい。

――日本のスピードということだが、ヨーロッパのトップクラスのほうが日本よりもさらにスピードがあると思うが。あるいはスピードの質が違うのか?(大住良之/フリーランス)

 スピードというのは速さのスピードだけでなく、コンビネーションについても非常に速く正確である、という意味も含めている。日本はアジアで最も速いコンビネーションを成功させることができるチームだ。オーストラリアでも、そこまで達していない。彼らの強さは、メンタル、1対1、そして体の大きい選手がたくさんいることだ。日本のスピードとコンビネーションによる強さとは、明らかに異なる。

■香川がチームにいることを誇りに思っていい

――70年代から日本のサッカーを見てきて、日本サッカーが発展していたということだが、何が一番重要だったと思うか?(湯浅健二/フリーランス)

 皆さんご存じのように、最初はデッドマール・クラマーさんが来て、非常に素晴らしい仕事をした。クラマーさんとともに、多くの若い選手たちやコーチたちが学んだ。その後、ブンデスリーガでの経験がある指導者たち、(フォルカー・)フィンケや(ピエール・)リトバルスキーたちが来て、日本の選手を育ててきた。しかし、何が一番重要だったかといえば、日本の選手が海外でプレーするようになったことだ。現在、欧州でプレーする日本人選手は多くいるが、アゼルバイジャンと比較するとその違いが分かると思う。わたしに言わせれば、欧州は世界のサッカーの心臓部だ。そこのリーグで多くの選手たちが体験したことが、一番の大きな力になったと思う。

――日本で特に気になった選手は?

 日本の選手に関して、わたしは判断できる立場にない。アゼルバイジャンの選手に指示を出す必要があり、忙しかったからだ。それでも香川は素晴らしかったと思う。彼の先制ゴールは、まさに世界のトップクラスのゴールだった。彼は(日本の)2部チームから移籍して、2年であそこまで登りつめたということは本当に素晴らしい。日本は香川が代表チームにいるということを誇りに思っていい。

――あなたが日本代表監督だったら、もっとゴールを奪えたのではないか?

 ザッケローニはわたしの親しい友人だが、非常にいい仕事をしたと思う。また、イタリア人とドイツ人は試合の準備や試合中でも違うやり方をするので、比較するのはかなり難しいと思う。ただ日本代表は、素晴らしい監督を迎えることができたと思う。

<了>

 

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