樫本大進さんがベルリン・フィルのコンサートマスターに??

ソリストで活躍中の若手ヴァイオリニスト、樫本大進さんがベルリン・フィルのコンマスに内定

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というニュースを見て、「え?ずっとソロでやるんじゃなかったの?」とびっくりして慌ててググったんですが、まだこれから来シーズンいっぱい試用期間なんじゃないですか・・・。

どこが「内定」だよ!
>日本のマスコミ各社

確かに樫本さんの実力は高く評価されてますし(しとらすは生憎と未聴ですが)、あのベルリン・フィルのコンマスの、いわば採用試験を受けるだけでも大したものですけど・・・落とされることだってフツーにありうるんですけどね。クラシック界の事情を多少なりと知ってるか調べていれば(ベルリン・フィルには過去にザビーネ・マイヤーの件だってあるし)‘内定’なんて言葉はそうは使えないはずなんですが、事務所の誇張したリリースを鵜呑みにしたのか、いずれにしろ正確な報道ができないのはちょっとなぁ・・・。ただのトゥッティ奏者じゃなくてコンマス、実力だけでは団員たちの3分の2以上が“Ja”と言ってくれるかどうか(採用には団員の3分の2以上の承認が必要)わからないんですけどね。

閑話休題

ロン・ティボー国際コンクールなどでの優勝を引っさげてソリストとして世界各国で活動されていたようなので、ずっとソロ活動されるものだとばかり思ってました。安永さんが定年を残して先頃退任されてますし、その後任選びということなんでしょうけど、ソリストとオケマンは違うしベルリン・フィルのコンマスならプレッシャーが相当なものでしょうが、樫本さんはフライブルグ音楽院でライナー・クスマウルさん(ベルリン・フィルの元コンマス)に師事されてたそうですし、ソリストからの転向もいろんな人に相談しながら熟考した結果なんでしょうね。

今は無事に正式採用されることを願うのみです。

正式採用されたら彼の日本での演奏機会が確実に激減しますが、そんなコマケェコトハキニシナイ(いつか聴いてみたいと思いつつまだ生演奏を聴いたことがなかったのに・・・苦笑)。

Daishin[クリックすると事務所のリリースへ]

ベルリン・フィルのコンサートマスターに樫本さん内定
【朝日新聞 2009年6月19日】

 世界トップクラスのオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター(第1バイオリンの首席奏者)に、ドイツ在住のバイオリニスト樫本大進(かしもと・だいしん)さん(30)が就任することが内定した。日本の所属事務所に18日に入った連絡で明らかになった。ベルリン・フィルの日本人コンサートマスターは、今年退任した安永徹さんに次いで2人目。
 事務所によると、近く契約を結び、正式発表される。試用期間の後、楽団員の3分の2以上の賛同を得て正式に就任することになる。同フィルには3人のコンサートマスターがいるが、83年から務めていた安永さんの退任に伴って今回、審査が行われていた。
 樫本さんはロンドン生まれ。ドイツ・リューベック音楽院でザハール・ブロン氏に師事。17歳だった96年にロン・ティボー国際コンクールで優勝するなど、主要な国際コンクールを制覇していた。