3月11日に東北・関東地方を大地震と大津波が襲い、福島第一原発でチェルノブイリに匹敵する事故が発生

大震災の被害に遭われた方々には、謹んでお見舞い申し上げます。

先週金曜日に起きた大地震と、それによる大津波。帰宅してネットで数々の映像を見ましたが、その印象を言葉で表すなど、とてもできません。今はもう連絡を取り合う人もいなくなったとはいえ、私は高校を卒業してから大学進学等もあって20代のほとんどを仙台で過ごしていましたので、自分がかつて住んでいた街と、折を見て旅して訪れた土地が、跡形もなく破壊されてしまったのを見るのは大変辛く悲しかったです。

有志の方が今回の大地震をCGで視覚化してくれています(→Japan Quake Map[http://www.japanquakemap.com/])が、これを見るとまるで地震の絨毯爆撃のようで、以下に凄まじい物だったか改めて実感させられます。

そして福島第一原発で起きた大事故。経過を見るにつけ、これが天災をトリガーにして引き起こされた人災であることが徐々に明らかになり、長崎で生まれ育ったものとして大きな怒りが沸々と沸き起こってきます。

初動の一手を明らかに間違えただけでなく、その後の対応もお粗末な政府と東電、そして事実を正確に伝えるどころかその正反対で真実の隠蔽に加担する新聞TV。よりによって日本の政治・社会の状況が悪い時に大地震と原発事故が起こるなんて、運が悪いにも程がありますよね・・・。

放射能は細菌やウィルスと違う=伝染しないし差別のネタにされるのは全くもって論外ですが、ネットを見た様子でも(目に見えない・体への影響はしばらく経ってから現れる)被曝の恐ろしさを上から下まで知らなすぎるように思えますし、既に大きな国際問題となっていることにも鈍感すぎるというか当事者意識が無さ過ぎる気がします。広島・長崎の原爆投下から半世紀以上過ぎてしまうと悲惨な経験も色褪せてしまうんでしょうか。

ただ、科学的なデータはチェルノブイリ事故のとか詳細なものがあるでしょうから、そういった知見を元に正確な情報と知識を余すところなく日本の国民と世界に発信していくべきなのですが、現状は正しい情報を海外に頼らざるを得ないところが情けないところです。下の画像は海外のメディアサイトから拾ってきたものですが、外国語がわからなくても写真の撮り方一つ全然違うのがわかるかと思います。傷口に塩を塗ったくるように被災者にマイクを突きつけるしか脳のない連中とは雲泥の差ですよね?

http://www.dailymail.co.uk/news/article-1365318/Japan-earthquake-tsunami-The-moment-mother-nature-engulfed-nation.html

http://news.blogs.cnn.com/category/world/japan/2011-tsunami/


http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/massive_earthquake_hits_japan.html

http://www.abc.net.au/news/events/japan-quake-2011/beforeafter.htm

http://www.dailymail.co.uk/news/article-1365536/Japan-earthquake-tsunami-Thousands-undergo-radioactive-screening-explosion.html

http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_-_new_fears_as_the_trage.html

boston.com より〜3月11日、宮城県名取市
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boston.com より〜3月15日、上が福島県郡山市、下が岩手県大船渡市
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原発事故に関しては、数が少ないながらも元技術者だった方々や原子力工学の研究者が表に出て発言してくださっています。

東芝で原子炉の設計を担当されていたという工学博士の後藤政志さんが、NPOの原子力資料情報室[CNIC, http://cnic.jp/]の会見という形で事故翌日から連日ネットメディアに顔を出されていますが、数少ない公式発表とマスコミ報道からの情報を元に、あくまで技術者としての立場を崩さず客観的にわかりやすく状況を解説されているのは、ぜひとも大勢の方に見てほしいと思いますし、今後の判断材料に役立ててほしいと思います(動画によってはCNICの人が時間取って意見言ってるのもありますが、そこは飛ばしてもらって、後藤さんがお話しされてるのだけ見てもらえれば充分かと思います)。