F1開幕!豪州を制したのは新生ブラウンGP、バトンとバリチェロでワン・ツー

投稿者:

スポーツの世界で春の到来を告げる風物詩の1つがF1ですが、毎年恒例のレギュレーション変更以上に(経済不況の影響を受けた)ホンダの離脱という大事件を受けての2009シーズンが今週から開幕しました。

しかし、今回の豪州GPの展開、いったい誰が予想できたでしょう?バトンがポール・トゥー・ウィン、バリチェロが2位に入ってブラウンGPがワン・ツー・フィニッシュだなんて。それに反して今季も2強かと目されていたマクラーレンとフェラーリが揃って苦い結果。スタート直後に多重クラッシュ、その後もセーフティーカーが2度入るというアクシデントがあったとはいえ、バトンだけは最初から最後まで危なげないレース運びでしたしね。

昨年暮れのホンダ撤退表明後、ブラウンGPが正式に設立されたのは今月初め。受け継いだものもあれば資金難のために手放さざるを得なかったものも多くあって、それでも開幕前の合同テストでは驚愕の高パフォーマンスを披露してはいましたが・・・あれか、ホンダは“要らない子”だったということか?!なんにしても、バトンには何年分かまとめて春が来た、ということで(笑)。

3・4位にはトゥルーリ&グロックと揃ってトヨタ勢が入りましたし(4/2追記:トゥルーリへのペナルティは取消のようですね・・・紛らわしい)、昨年までのここ数年とは傾向がガラッと変わりそうで、今後の展開にワクワクしてます。

225175
225179_2
225181


F1オーストラリアGP、ブラウンGPが初参戦で初優勝、1-2フィニッシュの快挙! 中嶋はリタイア
【Yahoo!:TopNews 2009年3月29日】

2009年F1第1戦オーストラリアGPが3月29日(日)、アルバート・パーク(1周/5.303km、3月29日決勝58周/307.574km)で3日目を迎え、現地時間17時(日本時間15時)から決勝が行われた。

前日の予選で、トヨタのリアウイングが極端にしなるとして、グリッド降格処分を発表。ティモ・グロックが19番手、ヤルノ・トゥルーリが20番グリッドに下がり、結局トヨタの2台はピットレーンからスタートする。また、予選Q2を走行しなかったルイス・ハミルトン(マクラーレン)は予定外のギアボックスを交換したため、グリッド降格。ハミルトンは18番グリッドからスタートする。

決勝の天候は晴れ、気温32度、路面温度21度のドライコンディション。

ソフト側(スーパーソフト)のタイヤを選択したのは、フェラーリの2台、BMWザウバーのロバート・クビサとハミルトン。その他のドライバーはハード側(ミディアム)のタイヤを履いている。

シグナルが消え決勝がスタートしたが、2番手のバリチェロがスタートを失敗し、大きく順位を落とす。バトンは問題なくスタートをして1コーナーをトップで通過した。また、中団、後方で接触が相次ぎ、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)やマーク・ウェバー(レッドブル)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)がピットに向かいノーズ交換やタイヤ交換を行う。コバライネンは損傷が激しいようで、無念のリタイアとなっている。

10周すぎに、デグラデーションが激しく、思うようにタイムがあがらないスーパーソフトを選択したライコネンとハミルトンがピットに向かい、続いてマッサ、クビサとタイヤ交換を行う。

16周を終えて、3番手を走行していたニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)がピットへ向かうが、左フロントタイヤの交換時にてこずってしまい、大きく時間をロスした。

18周目、中嶋一貴(ウィリアムズ)が単独でクラッシュ。フロント部分からウォールに接触し大破。コース上にパーツが散らばり、イエローフラッグが振られ、結局20周目にセーフティカーが入ることとなった。セーフティカーが入る前に、トップのバトンはピットに入り、タイヤ交換と給油をしている。

25周目に再スタート。1コーナーで、ネルソン・ピケJr.(ルノー)が前のロズベルグを抜こうとしてミスしてしまい、グラベルでマシンを止め、リタイアとなる。

再スタート後、約5周後くらいにほとんどのドライバーが自己ベストを更新する。そんな中、3番手のクビサがファステスト・タイムを連発し、2番手のベッテルを追いかける。トップのバトンは、磐石の走りを続ける。

43周目、4番手のライコネンがスピンを喫し、ピットに向かい、さらに、マッサが48周目にスローダウン。自力でピットまで戻ったものの、すぐにマシンを降りてしまった。

ロズベルグが、ソフト側のタイヤで48周目にファステストを出したものの、その後タイヤがもたないようだ。バリチェロ、トゥルーリ、ハミルトン、フェルナンド・アロンソ(ルノー)に抜かれ、ポイント圏外に脱落してしまう。

56周目、2番手を走行のベッテルに3番手のクビサが追い抜きにかかり、サイド・バイ・サイドになるものの接触。2台のマシンはパーツを落としてしまうが、クビサはなんとか走行を続ける。しかし、スピンを喫してウォールに激突。ここでセーフティカーが入った。

結局、レースはそのまま終了となり、優勝はバトン。2006年ハンガリーGP以来、自身2度目。ポール・トゥ・ウィンは初めてのことだ。

2位以下は次の通り。
2位ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)、3位ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、4位ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、5位ティモ・グロック(トヨタ)、6位フェルナンド・アロンソ(ルノー)、7位ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、8位(セバスチャン・ブエミ)までがポイント獲得。

オーストラリアGPのファステストは、48周に1分27秒706を出したロズベルグだった。

2009年第2戦マレーシアGP。灼熱のセパン・インターナショナル・サーキットで4月3日(金)現地時間10時(日本時間11時)から金曜フリー走行1回目が行われる。

F1開幕戦オーストラリアGP、ブラウンGPが逆襲のワン・ツー! トヨタ表彰台!
【Yahoo!:ISM 2009年3月29日】

 2009年F1開幕戦のオーストラリアGPが、現地時間(以下、現地時間)29日、オーストラリア・メルボルンのアルバートパーク・サーキット(1周5.303km)で決勝日を迎えた。午後5時(日本時間:午後3時)より58周の決勝レースが行なわれ、セーフティカーフィニッシュという波乱の中、ブラウンGPのジェンソン・バトンが1時間34分15秒784(平均速度195.775km/h)でポール・トゥ・ウィン、チームメイトのルーベンス・バリチェッロも2位とワン・ツーフィニッシュ達成。また、トヨタのヤルノ・トゥルーリが3位表彰台を獲得した。

 スターティンググリッドには大きな変更があった。マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンは予選後にギアボックスを交換したため、5グリッド降格。さらにトヨタにリアウィングのレギュレーション違反が発覚し、予選結果が除外され、2台そろってピットレーンスタートとなった。結局L.ハミルトンは18番グリッドへ。

 J.バトンはポールから危なげないレース運びを見せる。レース中盤、ウィリアムズの中嶋一貴がクラッシュしたためセーフティカーが導入され、各マシン間のギャップが一時なくなるが、再スタート後もJ.バトンはまったく隙がない走りを見せた。チームメイトのR.バリチェッロはスタートで出遅れるも、レース終盤、2番手BMWザウバーのロバート・クビサと3番手レッドブルのセバスチャン・ベッテルが接触しそろってストップ。セーフティカーが再度出動し、4番手を走行していたR.バリチェッロが2番手、さらにJ.トゥルーリが3番手に順位を上げチェッカーを受けた。

 J.バトンにとっては、2006年第13戦ハンガリーGP(当時Honda)の初優勝以来となる2勝目。実質的に新チームとしたエントリーされたブラウンGPのまさかのワン・ツーで、2009年の幕が上がった。新チームのデビュー戦優勝は1977年のウルフ以来32年ぶり、ワン・ツーフィニッシュは1954年のメルセデス以来55年ぶりの快挙となった。

 以降のポイント圏内は、4位に前年王者のL.ハミルトン、5位トヨタのティモ・グロック、6位ルノーのフェルナンド・アロンソ、7位ウィリアムズのニコ・ロズベルグ、8位にはトーロ・ロッソの新人セバスチャン・ブエミが入り、デビュー戦入賞を達成している。

 フェラーリ勢はキミ・ライッコネンがレース終盤にマシンを降り16位完走扱い、フェリペ・マッサもトラブルでマシンを降りた。マクラーレンのヘイッキ・コバライネンはスタート時の接触で早々にリタイア。中嶋もリタイアに終わっている。

ブラウンGPはなぜ速い?!【F1-Gate.com 2009年3月22日】

冬のテストで衝撃的なデビューを飾ったブラウンGP。BGP001は初テストでノーセットアップの状態からトップタイムを塗り替え、その実力は、フェラーリのフェリペ・マッサも「敵わない」と述べており、はやくもブラウンGPは2009年F1開幕戦の優勝候補にも挙げられている。

そのあまりの速さから「最低重量を満たしていない」「燃料をかなり軽くしている」との憶測も出ているが、1発の速さ、ロングランのペースを分析しても、そのタイムは合理的なものであり、特殊なことをしている様子はない。

では、なぜブラウンGPは速いのか?

メルセデス製エンジンにより「70馬力増」
1つは、メルセデス・エンジンが挙げられる。フェラーリ・エンジンの搭載も検討したブラウンGPだが、シャシーとのマッチングの良いメルセデス・エンジンを採用した。

ブラウンGPのエンジニアによれば、メルセデス・エンジンは、昨年搭載したホンダ・エンジンと比較して「70馬力は上」だという。今年、ルノーにエンジンの改良が許されており、ルノーは30馬力アップさせたとされている。

ルーベンス・バリチェロも、メルセデス・エンジンのパワーとドライバビリティの高さを絶賛しており、ブラウンGPの突然の速さがエンジンの違いによってもたらされたのは明らかだろう。

ダウンフォース削減の影響
次に挙げられるのはダウンフォース削減への対応だ。2009年のレギュレーションでダウンフォースは昨年の50%減となったが、各チームはすでに80%くらいまでダウンフォースを取り戻しているという。

ホンダは2007年マシンRA107で空力コンセプトを一新。しかし、そのコンセプトは失敗に終わり、2008年時点でRA108のダウンフォースレベルは、すでに他チームに比べ90%以下だったとも言われている。

そのため、継続起用となったバトン&バリチェロは、ダウンフォース削減の影響をほとんど感じておらず、先のメルセデス・エンジンの影響もあり逆に「乗りやすい」とさえ感じているだろう。バルセロナでのバリチェロのコーナーでのスムーズな挙動をみても、昨年マシンより「乗れている」のは間違いない。

早くからのマシン開発
2009年を勝負の年と見据えたホンダは、2008年シーズンを早々に捨て、早くから2009年のレギュレーションに沿ったRA109の開発を進めてきた。その恩恵はしっかりと表れており、BGP001は全チームで最も遅い発表になったにも関わらず、各チームが冬季テストで早い時期から詰めてきたエアロコンセプトの長所をすでに備えていた。

論争となっているリアディフューザーを設計した部分からも、空力レギュレーションに対して相当なシミュレーションが行われてきたことが見てとれる。

またブラウンGPは、同じくメルセデス・エンジンを搭載するフォース・インディアとは異なり、独自に設計したギアボックスを採用する。ホンダは相当軽量なギアボックスを開発したとされており、優れたリアのトラクションを発揮している。ギアボックスと連結するリアサスペンション、すなわち全体のサスペンション・ジオメトリーも独自に開発されたものであり、2009年マシンのパフォーマンスに苦しむマクラーレンの影響を受けていない。

KERS非搭載によるメリット
そして、KERSを搭載していないのもアドバンテージとなっているだろう。

KERSの開発には高いコストが掛かるため、ブラウンGPは、KERSの搭載を今のところ念頭に置いていないようだ。

そのおかげで30kgといわれるKERSの重量による負荷を受けず、理想的な前後重量配分を保てている。また各チームがKERSの信頼性に時間を費やすなか、KERS非搭載のブラウンGPは大きなトラブルなく走行距離を延ばし、セットアップを煮詰めることに成功している。

上記のように、今のところホンダF1撤退の影響が、すべてポジティブな方向に働いているブラウンGP。各チームが遅れを取り戻してくると思われるヨーロッパラウンドまでにどこまで結果を出せるかに注目したい。(F1-Gate.com)

8件のコメント

  1. ピンバック: R_Blog O2
  2. ピンバック: mints life

ただいまコメントは受け付けていません。