白石昌則・東京農工大学の学生の皆さん/生協の白石さん

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白石昌則・東京農工大学の学生の皆さん『生協の白石さん』【講談社、2005年刊】

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《内容》
東京農工大生協の「ひとことカード」に寄せられる要望やユニークなメッセージに、誠実で機知に富んだ回答をしてくれる生協の白石さん。おかしくて癒される、学生と白石さんとのコミュニケーション「ひとことカード」の傑作選。

紀伊國屋書店やアマゾンの和書で、ここ最近連日売上1位のこの本。

私はここのブログ(がんばれ、生協の白石さん!)をたまに見てますんで、わざわざ本を買ってまではしてないのですが、勤務先の某大学内書店(大学生協の無い所なんで念のため)では同僚で買ってる人がいたり、暇な時におしゃべりのネタにしたり。中でも1番おしゃべりな人が自慢げにウンチクらしきものを語ってるのですが、でも、よく話を聞いてみると“ひとことカード”どころか大学生協自体が(おしゃべりしてる人たちにとっては)未知の存在のような雰囲気なんですね。

私は大学生活の4年間の前半を国立の、後半を私立の総合大学で過ごしてて、その2つの大学では当たり前のように大学生協があって、安い料金でご飯を食べたり1割引で本を買ったり・・・というのが大学生活の日常だったので、さすがに東京農工大の白石さんのようなキャラの人がどこの生協にもゴロゴロ転がってるわけではないでしょうが(爆)、大学生協も“ひとことカード”も私の中ではありふれた存在なのですが、これを「珍しい存在」と捉えるのが実は社会の中では多数派だったりするんでしょう。
 職場での周囲の人たちのおしゃべりとかマスコミなど、この本の採り上げられ方を見ててどうもズレたような感覚があったのですが、ズレてるのは私の方だったようで・・・っていつものことですけどね(爆)。

ちなみに、全国大学生協連文部科学省のデータをざっと見ると、日本には716の大学と488の短大があるようですが(今年4月の時点で)、そのうち大学生協がある大学・短大は211校。約6分の1なんですね。そりゃ“ひとことカード”を珍しがるはずだゎ・・・。今でこそこんなほのぼのとしたエピソードに満ちた本が出せるような状況ですが、一昔前まではどうだったんでしょう?大学紛争が盛んだった頃には、ほのぼのエピソードよりも大小数々の武勇伝やドラマがあちらこちらに転がっていたような気もしますが・・・。ありすぎていくらなんでも本にはできなかったりして。