岡野八代さん「9.11以後の合衆国の武力反応への批判を再確認すること」
ツイッターから過去ログをサルベージ。
日付見たらもう3年前になるのですが、政治学者で同志社大教授の岡野八代さんの以下のツイート
専門でもなく、いままでほとんど考えたこともない「集団的自衛権」について。わたしが参照、もしくは念頭に置いているのは、9.11以後の合衆国の武力反応への批判を再確認すること。そのために、以下の著作を並べると、どこに「集団的自衛権」という虚妄と対決しなければいけないか、ほの見える。
— 岡野八代 (@yot07814) 2014年5月6日
ブラウン、ウェンディ 『寛容の帝国――現代リベラリズム批判』。 バトラー、ジュディズ 『生のあやうさ――哀悼と暴力の政治学』、『戦争の枠組み――生はいつ嘆きうるものであるのか』。 コーネル、ドゥルシラ 『”理想を”を擁護する――戦争・民主主義・政治闘争』。
— 岡野八代 (@yot07814) 2014年5月6日
↑に触発されて買って読んだ4冊、ウェンディ・ブラウン『寛容の帝国――現代リベラリズム批判』、ジュディス・バトラー『生のあやうさ――哀悼と暴力の政治学』
、同じくジュディス・バトラー『戦争の枠組み――生はいつ嘆きうるものであるのか』
、ドゥルシラ・コーネル『“理想”を擁護する――戦争・民主主義・政治闘争』
は大きな糧になりました。
上記4冊に加えて、岡野さんの近著『戦争に抗する――ケアの倫理と平和の構想』と共訳で出されたアイリス・マリオン・ヤングの遺作『正義への責任』
も今の日本の在り方を考える上でぜひ手をとってほしい書物だと思います。