本当は短くでもいいから各話毎に書いておきたかったんですが、そうもいかなくなってしまったので、最終回を機に残りの分もまとめて全体の感想いうことで(汗)。

ともかく、ハッピーエンドで本当によかったです。ヴィクトリカと一弥の再会シーンからはちょっとウルウルしながら見てました。
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キャラデザだけでなく背景の絵も丁寧に描きこまれていて、作画の良かったのがまず印象的でした。ソヴュール自体は架空の国とはいえ1920年代の西欧が舞台ですから時代考証とかも大変だったと思うのですが、街並みも自然の風景もとても美しく描かれていたのは好感が持てました。スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。

灰色狼の母娘コンビなヴィクトリカの悠木さんとコルデリアの沢城さんの声が私は特にインパクトが大きかったですが、男性陣のみなさんもそれぞれに好演だったのではと思います。グレヴィールやブライアンあたりも内に屈折した感情を秘めながら行動しているシーンが随所にあって役作りが大変だったと思うのですが(ついでにキャラだけで見ていくなら、グレヴィールは最後の見逃しで全て帳消しにしてもいいと思ってます。名門貴族の嫡男ながらスペック的には平凡の域を出ない彼が頭脳明晰で権謀術数に長けたブロワ侯爵に逆らうなど妹と共闘しても無理筋に近い話ですし)。

ただ、脚本には・・・というかシリーズ構成も担当した岡田麿里とかいう人には多いに不満が残りました。原作のボリュームが大きくて(しかも未完)、それを2クール分に纏めるだけでも大変というのはフィクションを書いたことのない私にも理解できますが、それでも“イイハナシダナァ”的エピソードを1つ用意するのに10くらいの矛盾や辻褄の合わないシーンを作ってしまうような展開にはどうにもまいりました(自分が大きな違和感を感じる時ってあらかた脚本が岡田回だった)。『GOSICK』の世界は現代日本の身の回りの日常とは異なり、地政学的にも時間軸的にもも比較的大きなスケール感の上に成り立ってストーリーが展開していってると考えられますし、オカルト云々の言葉は出てきても基本的には1920年代当時の科学や常識と交通・通信事情等々の上に「カオスの欠片を知恵の泉が再構成」できる範囲内で物事が進められています。なので名場面を作り出そうとするあまり、並外れた能力を持たない常人的なキャラにまでご都合主義かつ非現実な行動が目立ってしまうのは、『GOSICK』には相応しくないと思うのです。ヴィクトリカの思考の根底が崩れることになってしまうのですから。

そういった部分を数々放置している時点で、原作をキチンと読み込まないまま適当な仕事してしまったのか、地政学的・時間軸的スケール感が手に余りすぎて力技に持ち込んでしまったか。いずれにしろ、ラストシーンが感動的だったからといってチャラにする気は、私にはありません。メディアの違いと、そして桜庭一樹さんの書いた膨大なテクストをわずか24回分に纏めるという作業の難易度を考慮に入れてもです。

ヒロインのヴィクトリカが一弥と出会うまでは幸薄く、やっとと思いかけた頃に時代の大きな波に呆気なく飲み込まれ、これで鬱エンドだったら見てるこっちもトラウマになりそうでしたが(苦笑)、切れかかった2人の赤い糸が固く結ばれてホッとしました。それに作画も良好で声優陣も概ね好演だったので、あまり野暮なこと言うてケチをつけたくはなかったんですけどね・・・(最終話になってもロジェがヴィクトリカに一弥からの手紙を渡すシーン入れてたりするからもうね・・・欧州航路と地中海やソヴュールの地理とか考えたら有り得んだろうと)。

・・・え?アブリルはって・・・?う~ん・・・
「まだ若いんだしいい女だから、きっといい男見つかるよ」
としか・・・まぁ恋が報われなくて気の毒とは思いますが、それはまた別の話でして・・・
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14 Trackbacks / Pingbacks

  • 『GOSICK‐ゴシック‐』第24話感想

    まさかこのような結末を迎えるとは…。
    最終章は「推理」の概念を一切取っ払ってましたけれど、これも仕方なし?

  • GOSICK -ゴシック- 第24話 「死神の肩越しに永遠をみる」

     ハッピーエンドということでいいのでしょうね?

  • GOSICK-ゴシック 第24話(最終回) 「死神の肩越しに永遠をみる」

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    『頼む、助けてくれ…私は生きたい!』ブライアンに命乞いをするヴィクトリカ…

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  • GOSICK―ゴシック―#24

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    ああ、『岡田版』でも一応爆撃は喰らっちゃうんだ…久城くん。
    まあ…本来“薬物づけにされて廃人寸前”のヴィクさんと
    より生還率の低い、…

  • GOSICK -ゴシック- #24

    何とか時間を取って、GOSICKの最終回を視聴しました。

    一弥と別れたヴィクトリカが、まさか自ら日本まで行くとは驚きました。でもヴィクトリカの髪が金髪から白髪になってしまった…

  • GOSICK -ゴシック- 第24話 死神の肩越しに永遠をみる

    ヴィクトリカを手にかけようとするロスコーですが、その抵抗で自らが崖から落下…
    自業自得ですね。
    ですが、ヴィクトリカに救われて改心したようで、2人で逃げます。
    追手として …

  • 【アニメ】GOSICK -ゴシック- 24話(最終話) 永遠にこの手を離さないように

    GOSICK -ゴシック- 最終話「死神の肩越しに永遠をみる」
    の感想を

    推理物は感想書いてもあんまりだったので今まであまり書いてこなかったけど
    今回こそは・・・この胸の内を・・…

  • 「GOSICK -ゴシック-」第24話(終)

    二人は、共に、歩いて行く・・・

    詳細レビューはφ(.. )
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    角川書…

  • GOSICK-ゴシック- 第24話「死神の肩越しに永遠をみる」

    これにて終わり。

    なんだかんだ言っても良いお話だったと思いますよ。

  • GOSICK -ゴシック- #24

    【死神の肩越しに永遠をみる】

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    私はママの魂、そして君は私の心臓・・・ 

  • GOSICK 24話 「死神の肩越しに永遠を見る」(最終回)

    「GOSICK」の第24話です。

    ついにブロア侯爵が倒れました。しかし、コルデリアとヴィクトリカの再会は果たせない結果となってしまったようです。それでもまだ、手配書の存在でその…

  • GOSICK 第24話(最終話)

    GOSICK 第24話(最終話)
    『死神の肩越しに永遠をみる』

    ≪あらすじ≫
    コルデリアに命を賭けて愛されるヴィクトリカの存在に憎悪を燃やすブライアン・ロスコー。足を踏み外し奈落…

  • GOSICK‐ゴシック‐ #24(終)「死神の肩越しに永遠をみる」感想

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    ブロワ公爵にコルデリア、ロスコー兄弟などの脱落者はありましたが、 …

  • GOSICK -ゴシック- 第24話 「死神の肩越しに永遠をみる」

    私は生きたい!そして誇りよりも大切なものを見つけたと話すヴィクトリカにコルデリアを重ねたロスコー。
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