氷菓 第21話「手作りチョコレート事件」

先に原作で読んでいて結末の後味の苦さを知ってる身としてはアニメで見るのが実は少し怖かったりしたのですが、チョコを盗んだのは里志で摩耶花もそれを知っていたということ、正確には手作りのチョコの受け渡し方に関しては里志と摩耶花の自作自演的なものだった・・・それを摩耶花がえるに伝えたシーンの挿入は、上手い具合に“救い”を入れてくれて助かったと良改変に感謝したくなりました。
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原作にはそうしたシーンはありません。奉太郎がえるに電話報告して喜んだ彼女が礼を言った、それだけです。もしかしたら何らかの形でえるが真相を知ったかもと彼がいろいろ考えを巡らす一文はありましたが、それだけです。今回のように救済を思わせるカットを入れてきたのは第7話「正体見たり」でもありましたが、あの時は兄弟姉妹の関係なんて理想のようにはいかないのがほとんどの現実なのだから無理に改変しなくても、という印象もあったのですが、今回は素直にGJと思えました。

単に1話作ってハイお終いというのなら変えずに苦い後味のまま終わっても別に構わないのですが、アニメの場合は5〜6話セットのエピソードであれ1話完結のエピソードであれ、大きな流れとして1話から22話まで本流となるようなテーマがあるわけで、しかも今回のエピソードはラストとなる「遠まわりする雛」の1つ前に位置します。そこで良家のお嬢様的気質のえるが無実の人間に罪の疑いを持ったまま(かつ摩耶花手作りのチョコを失くしてしまった自分を許せないまま)終わるような話を持って来られるのは、さすがに少しキツイものがありますし。おそらくシリーズ構成の賀東さんらスタッフも大局観的な見方で似たような思考に至って、このような結末に変えたのかな、と。もちろん、しとらすの勝手な想像ですけどね(苦笑)。
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それにしても、えるがもじもじしながら
「折木さん、その、今日がバレンタインですが・・・
私の家では、本当に親しい方にはお歳暮やお中元を、お贈りしないことにしてるんです。
ですので、バレンタインも・・・あの・・・」
と言って奉太郎がドキドキするところは良かったですね。千反田家独特の家風だからとアッサリと言ってのけた原作とはえらいニュアンスが違ってましたけど、これまで一緒に過ごしてきた時間の積み重ねで芽生えた2人の恋愛感情の育ち具合がよくわかって、見ていてついニヤニヤしてしまいました(笑)。
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