大島やすいち版の池波『剣客商売』、コミック第6巻リリース

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この間第5巻が出たばかりという印象でしたが、近所のコンビニで第6巻を見かけてちょっとビックリしました。考えてみれば4話ずつの収録なのでリリースの間隔が短いんですね。
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リイド社の時代劇専門月刊コミック誌「COMIC乱」に連載中の池波正太郎原作・大島やすいち『剣客商売』第6巻、収録は

第二十一話 「深川十万坪」
第二十二話 「雷神」
第二十三話 「箱根細工」
第二十四話 「夫婦浪人」

となっています。池波さんの原作がいいというのはもちろんなのですが、洒落た雰囲気なり登場人物の茶目っ気な部分なりまでも大島さんも上手く描かれていて、どの話も抜群に安定して良い作品に仕上がっています。「深川十万坪」で思わずフフッと笑いたくなるシーンもいくつかありましたが、総じて4話とも将軍のお膝元でありながら末期に足を踏み入れ始めた武家社会の状況をいろんな側面から描かれていて、同時代に生きているわけでもないのに小兵衛の苛立ちとかに共感できるような錯覚も少し感じるほどでした。まだの方はぜひ一読を。