三雲岳斗『ストライク・ザ・ブラッド』15巻発売、“聖殲編”完結!

昨日5月10日に『ストライク・ザ・ブラッド』15巻〈真祖大戦〉が発売され、著者の三雲さん曰く第一部最終章の完結となりました。前巻・前々巻まではちゃんと伏線回収できるのかいなとハラハラしましたが、今回は頁数もかなり厚目で、どうにかストーリーを纏められた印象でホッとしました。もっとも、三雲さんは第一部と銘打ってはいますけど、悪しき前例があるようなので、あまり期待しないで待つことにします(笑)。

あとがき見てちょっと驚いたんですが、アニメ本編の最後で絃神島が大規模化していたの、私は単純に建て増しただけかと思ってましたが、違ったんですね。しかも三雲さん自身がずっと気にかけてたという・・・意外に妙なところで細かいんですね。ともあれ、執筆お疲れさまでした。

ラ・フォリア好きな私にとっては彼女の活躍シーンがあったのはとにかく嬉しくて、これでこのままラ・フォリアが古城と目出度く婚礼を挙げることができれば後宮も充実して更に良かったんですけどw

彼女とは逆に、浅葱に対してはヘイト度MAXになるほど嫌悪感を抱かざるを得ませんでした。私はフィクションであれノンフィクションであれ、子どもを詐欺にかけたり暴力を加えたりして搾取する人間が大嫌いです。208頁のシーンで浅葱が古城の同級生だからとグレンダを安心させておいてコード認証を抜き取った場面は、幼女(普段のグレンダは精神年齢は幼児とあまり変わりないですよね)を誑かして能力を搾取したと言う他ありません。しかも浅葱がヴァトラーと一時的に共闘したのは古城の居場所を守るという彼女の勝手な思い込みなのだから、はっきり言ってサイテー女ですよ、胸糞悪いったらありゃしない。“カインの巫女”としての役割がなくなったからハッカー以外に浅葱の使い道はなくなったのだから、もし第二部を書いてくれるのなら、彼女の出番は無くして欲しいですね。ハッカーなら他にリディアーヌやマルーシャ(オシアナスガールズのNo.2)がいますし。

あと、ラスボス最終決戦が終わって敗北したヴァトラーが異境(ノド)に逃げ去ったところ、どこかで見たなぁと記憶を辿ったら、アニメBDの特典小説とほとんど同じなんですよね。あの時はシラを切り通せずに古城にブン殴られてしまいましたが、今回はまんまと逃げおおせられたようでw 無駄に騒ぎを大きくして最後まで傍迷惑な存在でしたが、1つだけ良い事も行っていて、それはアメリカ連合国(CSA―かつて絃神島にゼンフォースの最強ユニットを送り込んできた国家)やモスクワ皇国(たぶんMARが秘密裏にこの国から引き取ったのは“アベルの巫女”かと)といった聖域条約に非加盟の国々の国力を大きく削いだことでしょう。責任はヴァトラーの口車に乗った方にあるのだから自業自得だし、裏切ったという理由でヴァトラーが処刑したCSAやモスクワ皇国らの政府要人を古城と那月・アスタルテとで救助する場面がありましたけど、結果的に死んだら死んだで失った人材の手当をしなくてはならないし、運良く一命を取り留めたとしても“第四真祖”と“空隙の魔女”に対して一生頭が上がらない立場に追い込まれるわけで、文句を言いたくとも相手は聖域条約機構の処刑対象として指名手配されたし、聖域条約機構の安寧と(古城が闘いを乗り切った後の)第四真祖のドミニオン建国のために、聖域条約締結国やドミニオンと敵対している聖域条約非加盟国をお掃除した、と言えなくもない(苦笑)。なんのかんので憎めないキャラでした。もう異境(ノド)から帰ってこなくてもいいけれど(笑)。

新たな告知というのは新作OVAでした。またラ・フォリア大勝利!なストーリーだったらいいな・・・

 

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ストライク・ザ・ブラッド 第24話「暁の帝国篇 2」

“ライヒ・デア・モルゲンロート(暁の帝国)”、公式海賊本『20de20』で7ページの短い話だったのをアニメ2話分にまで広げての最終話。元は暁零菜が遊び半分で実験で来て帰るだけのエピソードだったのが随分と仰々しく、またシリアス成分もこの作品にしては多めのものとなりました(雑誌情報によれば短編執筆中での脚本会議で三雲さんがこういうの書いていると話したのにアニメの締め方を思案中の監督等々が大いに乗っかったとか・・・ただ吉野さんにオリジナルやらせたらやっぱアカンか思うたんは自分だけでしょうか?・苦笑)。もっともアバンは夏音のお風呂タイムだったので、そこはらしいというか、なんで夏音ばっかり入浴シーンなんでしょうね?(笑) 本筋とちょっと離れた視点で見て興味深かったのは、まず零菜が夏音に対して「かの姉ェ」と呼んでいたこと。夏音と同じ歳の凪沙には「おばさん」と言っていたのに夏音は姉貴扱い・・・原作10巻読んだ後だと少し深読みしたくなりますね、‘血の従者’になってるのかなぁ〜とか。10巻繋がりだと、まさかニーナがアニメで再登場するとは思ってなかったので嬉しかったっです。そしてヴァトラーには
「オッとー、ダメよ公爵」
って顔なじみの偉いさん感覚な言い方のように思いましたが、だとすると20年後も彼は生きてて相変わらず絃神島・・・もとい“ライヒ・デア・モルゲンロート(暁の帝国)”に居るってことになるのかしら?蛇足ですが、零菜の眷獣“槍の黄金(ハスタ・アウルム)”は蛇系統ではなくインテリジェンス・ウェポン、前回での私の考察は外れてしまいましたが、あの形相からすると古城の眷獣でインテリジェンス・ウェポンの“夜摩の黒剣(キファ・アーテル)”と雷属性の“獅子の黄金(レグルス・アウルム)”を受け継いだということでしょうかね。
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さて、今話のエピソードで最も重要だったのは、案外このカット↓だったかもしれません。
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Aパートで古城が雪菜と会って3ヶ月云々と言ってましたが、それにモグワイと絃神冥駕の会話内容を加味して、このエピソードが時系列では原作7・8巻の後で9巻の前と思われます。ここで冥駕は雪菜のことを「第四真祖の后」と明言しました。「カインの巫女」とは浅葱のこと。ではそのカインは?作中でも「あの御方」と畏怖されている存在って何者でしょうねー(棒)。それはさておき、モグワイと冥駕にとっても人工魔獣の襲撃はイレギュラーな非常事態だったようですが、それでもモグワイが浅葱から古城への通信を告白の前でシャットダウンさせたのはアクシデントではなく故意でやったことで、こういったことからも現時点では浅葱は彼女自身の恋慕にかかわらず古城&雪菜とは対立関係に置かれているのがわかりますし、それをアニメ視聴者だけでなく原作読者にも明示するためにモグワイと冥駕の会話シーンを挿入したのではないかと思われます。古城の女性関係だけを切り取って見ても、雪菜はヤンデレなわりには何だかんだと言いつつも比較的寛大なところがあって、紗矢華(古城をビシッと一喝したシーンがカッコよかったですね・笑)もラ・フォリアも夏音も雪菜を一番目に立てた上で古城と繋がっているところがあるので、いわば彼女たちで古城の後宮を作ってるようなものなのですが、独占欲と嫉妬心が雪菜よりもはるかに深い浅葱はグループから蚊帳の外に置かれている印象ですし、原作最新刊の時点(暦では12月下旬)で現状から物語のその先を推測しても、古城&雪菜(+紗矢華、ラ・フォリア、夏音・・・etc.)と浅葱の関係は平行線のままでクライマックスまで進みそうな気がします。

では、20年後の“ライヒ・デア・モルゲンロート(暁の帝国)”、零菜と萌葱が仲良く一緒にいるのはどうしてなんでしょうねぇ〜?(ニヤニヤ) このifルートが実現するかどうかは三雲さん次第でしょうけど・・・。
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ところで、最後のかつ人前での、雪菜と古城の吸血シーン、三者三様の反応が面白かったです(笑)。ヴァトラーのこういうリアクションと表情なんて原作にも無い貴重なカットでしたし、娘に至っては・・・www

三雲岳斗 ‏@mikumo

そういえば、お気づきかと思いますが、謎の少女改め零菜さんの母親はガチガチの教育ママとして、「中学生が吸血行為なんてとんでもない。わたしは結婚するまで、あなたの父親とは手をつないだこともなかった」みたいなことを零菜に吹きこんでいた模様です。 #ストブラ #stb_anime

・・・これは帰ってから
「ママはホントはいやらしい人だったんですね」
と言いふらすことでしょうね(爆)。ユスティナみたく隠し撮りしておけば良い証拠になったのに(をい)。
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そんなこんなで昨秋から2クールで放送されたアニメもお終い。原作は現在進行中ですし、7・8巻は古城と凪沙の秘密に触れられる重要かつ壮大なエピソード(元は文庫4冊分あったのを泣く泣く削り落としたと8巻あとがきにありました)ですので、ぜひとも2期やってほしいですね。過去編だけでも優に1クール分はありそうですし、できれば作画にもっと予算をかけてもらって是非見てみたいです。締めはマニャ子@manyak[http://mohu.is-mine.net/]さんの画による可愛らしい母娘のイラストで。
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3月8日発売の原作最新刊↓三雲岳斗『ストライク・ザ・ブラッド 〈10〉 冥き神王の花嫁』
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ストライク・ザ・ブラッド 第23話「暁の帝国篇 1」

ラスト2話のサブタイが“暁の帝国”になってるのを見て、公式海賊本『20de20』に載ってた短編でどうやって2話分作るんだろうと内心訝っていたのですが、今話視聴後の感想としては「ナルホド、そうきたか」と。短編では意識を取り戻した雪菜に見つかってオシマイな締めでヴァトラーと紗矢華は出てきませんでしたから、ここから先は原作既読者でも未体験ゾーン。暁の帝国篇のあらすじのネタ的にはターミネーターだったりドラゴンボールだったりのあるあるパターンですけど、最終話をどうしますかね・・・楽しみです。禿&デブ中年が確定した矢瀬は可愛そうだけど(笑)。

さて、キャスト表ではまだ名前を伏せてありましたけど、外見が雪菜そっくりな女の子、瞳のハイライトが古城と同系色にしてありましたね(胸についてはオリジナル短編でも言及されてましたけど、たぶん深森からの隔世遺伝なんかな〜とw)。
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そして、声については

nobuhiro nakayama
@hegame

23話のちょっとこぼれ話。謎の少女のキャスト、当然種田さんにという意見もありましたが、明らかに雪菜とは性格(というよりキャラクター)が違うので印象が大きく変わったほうが良いということで別の方にお願いすることに。 #stb_anime #ストブラ

nobuhiro nakayama
@hegame

で、雪菜よりもさらにアクティブで明るい感じで演じてもらうには…ということで阿澄佳奈さんにお願いしました。実際かなり雪菜とは印象の異なる目立つキャラになったと思います。 #stb_anime #ストブラ

・・・という経緯でアスミスになったそうですが、放っておいたら口をまくし立てる喋りっぷりはニャル子みたいでしたね(笑)。

個人的に気になったのは零菜・・・じゃない、謎の少女が召喚していた眷獣。名前に‘ハスタ’と付いてたからではなくて(それ全く別アニメw)、第四真祖のものとしてこれまで描写があった12体のうちの8体に似たものではなかったので、未出の4体に近いものがあるのか・・・?・・・ただパッと見が蛇っぽかったので、そこが“蛇遣い”ヴァトラーを連想させるんですよね。なので、オリジナル短編では登場しなかったヴァトラーを今回のエピソードで登場させたのは、それなりの理由があるのかな・・・?・・・とか、チラ見程度の技でしたけど大いに興味深かったです。
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そうそう、もう1つ気になったのが、錬金術師の帰還篇でせっかくの腕の見せ所をザックリ削られた中等部担任教諭の笹崎をわざわざ出演させて
「あぁ〜、姫柊ちゃんもちゃんと書くんだよ、将来どうしたいか」
と言わせてたシーン。彼女はいつものノリで
「もし何かあるなら、私も那月先輩も、全力でサポートするからさ」
と軽い口調でしたけど、これの意味するところって、場合によっては獅子王機関と敵対してでも姫柊を守る、そういうことですからね。そりゃ“空隙の魔女”と“仙姑”の先輩後輩が相手なら獅子王機関といえど迂闊に手を出せない、それほどの実力を教諭2人は持ってはいますけど、逆を言えばイザという時は獅子王機関との衝突という苦労をしてもいいと思えるほど担任の笹崎はもちろん那月も雪菜のことを気にかけている、ということでしょうし。雪霞狼を破壊されて茫然自失な雪菜へのフォローを那月が古城に促すシーンも、そうした気持ちの一端を表しているのでしょうね(というかああ見えて保護者としてはわりと立派な部類なんよね那月ちゃん)。原作10巻で雪菜が獅子王機関に入ることになった経緯が描写されていたのを読んだ後だけに、尚更ジーンとくるものがありました。
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ストライク・ザ・ブラッド 第22話「錬金術師の帰還篇 3」

う〜ん、前回・前々回もそうでしたけど、今話はクライマックスを含めてでしたから、余計にセカセカした進め方のようでした。テンポは悪くなかったからストレスはありませんでしたけど、‘十二番目(ドゥデカトス)’が出現して暴走しはじめたところを笹崎が説得して止めるくだり(時系列も少し変更された上に十二番目の出現も海面を凍らせるだけになってましたし)とか、ユスティナが忍者もどき装束じゃなくなってて古城がラ・フォリアに抗議するのも削られてて(ラ・フォリアが巡航ミサイルを試作型航空機だと言いはって滔々と説明してるのが彼女らしくてメチャ面白かったんですが)、4話かけてやればしっくりきたようなエピソードを無理やり3話に詰め込んだ感がアリアリで、ちょっともったいない気がしました。そんな中で唯一手放しで賞賛できるのが、ニーナ役が中原麻衣さんだったこと。ホンマにぴったりハマってましたね。発売されたばかりの原作第10巻でニーナが夏音のサポートを得て大活躍するのを読んだ後でしたから尚の事で、アニメで中原ボイスのニーナが出てきた時は飛び上がらんばかりに嬉しかったです。Cパートの夏音に抱かれていた小っこいニーナも可愛かったですし。アニメ版は画はアレですがキャストは皆当たってるのが高ポイントですね。
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で、今回新たに古城が掌握した11番目の眷獣“水精の白鋼(サダルメリク・アルバス)”。ウンディーネなので大まかな姿はこれでいいんでしょうけど、よく見ると髪の毛が無数の蛇の集合体じゃなくて普通の人間のに・・・(苦笑)。作画班力尽きてるのはTV放映分ではもう諦めたので、今回のもしゃ〜ねぇ〜なぁ〜って感じなんですけど、デザイン修正されずにBDでもこのままだと、なんかヤダなぁ・・・。
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さて、次回予告ではサブタイが「暁の帝国篇」になってましたので、おそらくはアレを下敷きにやるんでしょうけど、「観測者たちの宴篇」と「錬金術師の帰還篇」を1話分ずつ削ってまで2話分のスペース作って何やるんでしょう?元はそんなにボリュームないんですけどねぇ・・・?ラ・フォリアが古城を強引に説得するのはアニメでも見たかったんですけど・・・まぁこっちの紗矢華のはちゃんとやってくれたからいいけれどwww
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