ストライク・ザ・ブラッド 第9話「天使炎上篇 1」

原作3巻にあたる「天使炎上篇」が今話からスタート、ようやく花田十輝の呪縛から逃れてホッとしながら見てたんですが、ビジュアル的には浅葱の下着姿とか研究室で素っ裸にされてた初登場キャラの夏音あたりに目が行きがちなんでしょうけど、個人的には短いワンシーンでの登場だったツンデレ紗矢華の可愛らしさが印象的でした。幼少時に父親から虐待を受けてたせいで男嫌いになったにもかかわらず、何の因縁か第四真祖と赤い糸で結ばれることになって、心の深層では満更でもないのに自分の恋心に素直になれず(小学生にまで自分の気持に素直になった方がいいってツッコまれてるしw)、古城を覚醒させるという点では“甲殻の銀霧(ナトラ・シネレウス)”・“双角の深緋(アルナスル・ミニウム)”・“夜摩の黒剣(キファ・アーテル)”[※キファ・アーテルは雪菜と2人がかり]の霊媒になる貢献者―――ちなみに9巻時点で古城の霊媒は雪菜と紗矢華が複数回にラ・フォリアの1度きりのみ―――なのに、ヒロインとしては愛人ポジ(カットなければ後々出てくるでしょうけどヴァトラー経由で事情を聞いていたラ・フォリアから酷い形容されてたし・苦笑)で職務上国家公認ストーカー監視役としてベッタリ古城の側に居られる雪菜と違って会うこともままならない不遇なキャラなんですが、そういったのをあの短い中でちゃんと出せてたあたり、中の人の葉山いくみさんも頑張って演じてるなぁ〜思います。ツイッター見てても自分のキャラだけでなくアニメ全体を盛り上げようとしているようですし、年齢とウィキで見た経歴から察するに本人としても後がないというか『ストブラ』でのこの役をラストかつビッグなチャンスと捉えているのか(アニメは円盤売れないと注目に上がりませんしね)懸命に努力しているのが窺えるのには、『さくら荘』の青山七海とダブって見えて個人的にはとても好感が持てます。そして同様に、原作者の三雲さんも公のインタビューでは

もうひとつ『ストライク・ザ・ブラッド』の目標として、読者に無用なストレスを与えないということは、すごく意識して執筆しています。
(中略)
失われた10年という言葉もありますけど、90年代や00年代の前半ぐらいまでは、「世の中全部壊れてしまえばいいのに」みたいな鬱屈した空気があったと思うんです。書き手や読み手の世代的な問題もあって、ライトノベルというジャンルは、比較的最近まで、その影響を引きずっていた気がするんですよね。なので、もうそろそろそういうのはいいんじゃない? という気持ちはありました。
単純に自分がストレスフルな話を読みたくないというだけの理由なんですけど。

と言ってはいるものの、執筆に際しては強い意気込みとそれ故の慎重さでもって臨んでいるのではないかという気がします。作家としては中堅なんでしょうけど、これまで出た著作はクラシック音楽で例えるなら組曲や小品集とかあるいは交響曲第0番みたいな感じで、彼自身としてはこの作品をいわば交響曲第1番にしたいのではないでしょうか(ちなみに比較対象には全然ならないですがブラームス先生が交響曲第1番を書き上げたのは43歳の時)。読んでいても内容のわりにストーリー展開が用意周到なほど丁寧でどことなく良い意味で好ましい野心めいた熱意を感じる気がします。そんな私が原作大人買いするにとどまらず作画や花田十輝の脚本に愚痴りつつもBD予約するほど入れ込んでいるのには、この作品のカラーが『カンピオーネ!』にも似た類の陽気な雰囲気を纏っててハッピーエンドがある程度見えているのが性に合っているということとヒロイン勢を筆頭とした主だったキャラたちの魅力、そして裏側にチラチラ透けて見える、『ストライク・ザ・ブラッド』を‘三雲岳斗の交響曲第1番’として書き上げたいという作者自身の意気込み、葉山さんのように愛人ポジのヒロインキャラでも魅力的に思ってもらえるよう演じるだけでなしにアニメ版を少しでもビックな存在にしたいという全体奉仕めいた努力、そうした金勘定ビジネス抜きでの好ましいベクトルを持つ情熱がありそうで応援したくなる、からなのかもしれません。今や関西ナンバーワンと評価されるにとどまらず更なる高みを目指して邁進中の京響を定期会員になることで応援しているのと、少し似ているのかしら?(笑)
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閑話休題。

夏音役の伊藤かな恵さんもいい感じでしたね。あとはラ・フォリア役の大西沙織さんか・・・清楚な美貌とは裏腹に17歳にして那月ちゃんから腹黒王女呼ばわりされるほど威厳あるラ・フォリアを出せるかどうか・・・根っこにしっかり正義と良心を持ちつつも高貴かつ政治力逞しい女性キャラは好みなんで、ラ・フォリアの登場が楽しみではあるのですが・・・。
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