三雲岳斗『ストライク・ザ・ブラッド』10巻が本日3月8日発売!

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今月は10日が第2月曜だから繰り上がったのかな〜いうことで、電撃文庫の新刊が今日発売。『ストライク・ザ・ブラッド (10) 冥き神王の花嫁』も本日リリースでした。

で、早速なのですが・・・

・・・私、以前に叶瀬夏音は賢生が魔改造してたから霊媒にはならないんじゃないかと大口叩いて予想しましたが・・・

スンマセン、思いっきり間違ってました m(_ _)m

今回の霊媒、夏音ちゃんでした。
しかも
「お兄さんのことは、ずっと好きでした」
と雪菜たちの前で告白するというオマケ付きです(爆)。アスタルテが医者代わりで往診にと古城に呼び出された時に、電話を取り次いだ夏音が患者は古城だと早合点して(診てほしかったのは古城じゃなくて今巻で登場した新キャラだったけど)アンティーク調のナースコスでアスタルテと一緒に駆けつけるとか、吸血の際に「ふつつかものですが」とどこかのメインヒロイン(智花とは言いませんよ、ええ智花とはw)を連想させる言葉を口にしたりとか、それはそれはもう健気で・・・すぐ横に同級生な本妻さん=雪菜がいてもお構いなしというか、雪菜や浅葱のような独占欲は欠片も持ち合わせてないからこそストレート押しもできるんかしら?

それはさておくとして、思い返せば原作者の三雲岳斗@mikumoさんがツイッターで

三雲岳斗 ‏@mikumo

アルディギアの王族の女子は、ほぼ例外なく全員が強力な霊能力者です。というわけでラ・フォリアは、霊媒としては雪菜以上の能力の持ち主だったりします(夏音も)。 #ストブラ #stb_anime

三雲岳斗 ‏@mikumo

ちなみに現在までの作中の登場人物で、夏音よりも強力な霊能力者は、(全盛期の)ハイブリッドのあの子だけです。 #ストブラ #stb_anime

とわざわざ書いていることに注意を払うべきだったんですよね。夏音の霊能力に言及している以上は、いずれその設定を使うだろうと。

・・・というわけで、アニメで今ちょうど原作6巻部分をやってる最中ですが、「錬金術師の帰還」編で登場するニーナ・アデラードが10巻では夏音とのコンビで大活躍するので、読んでいていろいろと感慨深いものがありました。ぶっちゃけ、ニーナ&夏音のデタラメな高火力は反則っつ―か、そんな使い方するんかい?!と(笑)。

そして、今巻で牙城と初顔合わせした雪菜はというと、紗矢華は出てこない、浅葱は古城にグーグル代わりに使われたくらいで他は最後らへんに重要設定がサラッと出ただけ、凪沙は牙城がある理由のために自分の実家に連れ帰った、という中で如何なく本妻ぶりを発揮してました。新キャラの子に
「あんたは古城と二人きりで家でイチャイチャしてなさいよ」
と言われて
「言われなくてもそうします!」
と開き直って言い返したようなのって初めてじゃないかな?(笑) 古城の女性関係を全て把握している牙城が(たぶんそういった諸々の状況を前提にして敢えて)雪菜に向かって
「俺、孫の顔が早く見たいんだよね。どうせなら、女の子がいいかなー」
と言って彼女を凍りつかせるシーンもありましたっけwww
Photo1
(ゲーマーズで買ったので右のようなポストカード付きでした)

今回のストーリー、騒ぎの元は第三真祖の領地“混沌界域”に隣接する北米のとある仮想国だったのですが、人類純血政策を掲げて魔族を卑下する国風だったり軍備増強最優先で所構わず軍事介入してたり、そういったところがリアルの某大国を連想させてて、なかなか面白かったです。どこの国かはよう言いませんけど、今のウクライナ情勢なんかが典型例ですね、マケインとかいうナントカ院議員がスヴォボダとかいうネオナチ組織の幹部と接触してたとかですねぇ・・・(ゲフンゲフン)。

他に注目する点といえば、浅葱の件がまず1つ。それと雪菜が獅子王機関に入ることになった経緯が明かされたこと、牙城が凪沙を自分の母親=古城と凪沙の祖母(この人が実は雪菜たちでは会うこともできないような獅子王機関のお偉いさんたちの師匠だった)に診てもらうというか除霊を考えたこと・・・これは凪沙と凪沙の中にいるアヴローラ、ヴァトラーが12番目と言っていた子との関係がどうなるかに直結しますよね。

あとはオシアナス・グレイヴIIで古城に迫っていた5人のオネーチャンたちが実は全員バリバリの武闘派でしたとか、ジャーダが保有していた6番目と10番目の2体の“焔光の夜伯(カレイドブラッド)”をヴァトラーへの謝礼だけなのか間接的に古城にプレゼントする意図もあったのかまでは不明だけど、ともあれ手放してヴァトラーに渡したことも重要ですかね。正確には古城の中には12体のうち9体しか入ってなくて、残り3体のうち1体は凪沙の中ですけど、他の2体、6番目と10番目は今まで古城の手が全く届かないところにありましたから。

そして、極めつけは古城と夏音の吸血シーンをアルディギア王国(場所がオシアナス・グレイヴII船内だったのでヴァトラー側でもしっかり・・・でした)が一部始終を録画していて、ラ・フォリアがお祝いにと言いながら古城と雪菜・那月・夏音にネット回線を通じてその映像を見せながら
「わたくしの祖父と父からの伝言が――近々ぜひ古城にお会いしたいので覚悟しておけコノヤロウ、と」
「責任はとってくださいね、わたしたちのこと」
と古城に告げるシーンがもう大爆笑モノでした。ラ・フォリアが夏音だけでなく敢えて‘わたしたち’と言うことで自分をアピールしていたのはさすがでしたし、娘に手を出す不埒者には騎士団と軍の総力をもって叩き潰す腹積もりの現国王はともかく、前国王の祖父さんは自分が浮気していた(相手は夏音の母親で、よりによって王太后=嫁さんの友人だった)ことが発端で原作3巻・天使炎上編での騒動を引き起こした要因の1つを作り、あまつさえ王太后の怒りをかって逃げまわって王宮内を混乱させてたくせに古城に文句言う資格あんのかとツッコみたくなったのは別の話ですが、こんなオチでは古城の女難の相を祓ってもらうのが先じゃないかと気の毒に思うくらい楽しませてもらいました。

さて、10巻の引きがラ・フォリア登場でしたから、次はアルディギア編でもやるんですかね?古城が行くのか向こうから来るのか・・・古城が出向くとなると諸々の意味で・・・なんせアルディギア王国の隣は第一真祖“忘却の戦王(ロストウォーロード)”のドミニオン=戦王領域ですから裏世界的には仁義を切らないといけないような・・・でも直接的にはヴァトラーの領地との隣接なので根回しは楽なんかな?・・・一気に話が膨らみそうですが、それならそれで第四真祖の古城が絃神島を出られるのかという主に日本政府にとっての政治的な問題が発生するし・・・物語の舞台が絃神島だけってのもなんなんで、できたら海外編ということで進めてもらえたらなぁ〜思ってますが、ともあれ次巻が楽しみになる10巻のお話でした。