TARI TARI 最終話(第13話)「晴れたり 泣いたり あとは時々歌ったり」
いやぁ〜、ホンマに良い最終回でした。金の亡者にはもっとギチギチにいわしてほしかった気もしますが、汚い土俵に一緒に上がって同じ勝負(ウィーンの実家の財力に物をいわせるやり方)やってしまっては、せっかくの雰囲気というかこの作品の爽やかさが失われるでしょうし、美人秘書の前で恥をかかせて「今日のところはこれでカンベンしてやろう」ってところですかね?(笑)
それにしても合唱部の5人だけでなくて声楽部にバックコーラスやらせて吹奏楽部までオペラハウスの座付きオケよろしく駆り出し、当日も駐車場口を開ける手配をこっそりやっておくとか、高倉教頭も随分と女を上げましたね。おかげで予想よりもゴージャスな舞台が見られましたし、お客さんもたくさん入ったり雨上がりの背景を入れたり、開催直前まで様々な障害にぶつかりながらもラストとして最高に近い舞台がAパートで見られて、この作品なりの音楽のパワーの表現がされていたのは良かったですね。
改めて振り返ってみると、『TARI TARI』は音楽をキーとした和奏たち5人の友情と成長物語であると同時に、高倉直子の原点回帰と大人の教育者としての成熟物語でもあったのかもしれませんね。
それと、白祭に家族が来てるのは当然として、ケータイからのネット配信の生中継でコンドルクインズの3人も見てるカットが入れてあったのには、人の絆の深さの一端を見られた気がしてワンシーンながらもいい演出だと思いました。
アバンで小噺的な笑いをとってきたのはらしいといえばらしい、でしたけど、やや短めのBパートで5人のその後が描かれ、さりげない描写ながらもいろいろと想像や希望を持たせる内容だったのにも好感が持てました。大智と紗羽はちゃんと遠距離恋愛できるのかな〜とか(笑)。また、会話内容からも察するに天才肌だったまひると正反対の努力家タイプで似た者同士な和奏と教頭、その2人が個人レッスンの学生と教師として共にポジティヴに音楽に向き合っていこうとする姿も印象的でした。
そしてこの特殊EDの入り方、心地よい爽快感はもう言うことない素晴らしさです。ウィーンもヤンに再会できてメデタシメデタシ。セミの鳴く頃に「ただいま」と言って笑顔で帰って来た和奏というのがラストシーンでしたけど、父親や飼い猫の出迎える様子を見ると、彼女は無事に音大に進学したと受け取っていいのかな?ともあれ、スタッフの皆さん、良い最終回をありがとう!という感想です。
オリジナルアニメで質の高い作品が生まれ出会えるのは喜ばしいことです。個人的に『たまゆら』より少し山あり谷ありな起伏のある(そして悪役もいるw)物語という印象でしたけど、爽やかな明るさが一本の芯として貫いてあったのには好感が大いに持てました。
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