井上&京響の『朝』『昼』『晩』@京響508回定期

投稿者:

 今日は・・・というか今日「も」と言うべきでしょうが・・・寒かったですね。朝起きて外を見たら雪が少し積もってて、ちょっとビックリしました。日中にはあらかた解けてしまいましたが、山の方はまだ薄っすら雪化粧です。今日は初天神の日でもあったのですが、みなさん大変だったでしょうね。

 さて、5日のニューイヤーコンサートには行けなかったので、今日の定期が私にとって今年初の京響生演奏ということになります。ですが・・・観客少ないなぁ・・・(苦笑)。2・3階がガラガラ。こういったプログラムな上にこうも寒くてはね。朝降ってた雪は日中は一応止んでたんですが、演奏時間中にまた降ってたみたいですし。

京都市交響楽団 第508回定期演奏会
2008年1月25日(金)19時開演@京都コンサートホール(大ホール)

◆F.J.ハイドン 交響曲第6番ニ長調「朝」Hob.I-6
◆F.J.ハイドン 交響曲第7番ト長調「昼」Hob.I-7
(休憩)
◆F.J.ハイドン 交響曲第8番ト長調「晩」Hob.I-8
 ※アンコール
 ◇F.J.ハイドン 交響曲第45番嬰ヘ短調「告別」Hob.I-45~第4楽章

指揮:井上道義
コンサートマスター:グレブ・ニキティン
ソロ首席チェロ:上村 昇

『ハイドン』
 その名前はあまりによく知られていますが、その割には聴かれることがモーツァルトやベートーヴェンよりはずっと少なく、フルオーケストラでの演奏機会もそれほどないように思います。今回のプログラム、なんとなく大ホールではなく上の階(=アンサンブルムラタ・ホール)が合ってそうな気もしますが(笑)、来年はハイドン没後200年のメモリアルイヤーですし、私自身がハイドンにはあまり馴染みがないので、ちょうどいい機会になりました。
 それにしても、今シーズンの東響のように『ハイドン・シリーズ』と題して全ての定期に1曲はハイドンの交響曲を入れる、という思い切ったプランまではいきませんが『朝』『昼』『晩』とは、ある意味ミッチ-らしいというか・・・。アンコールのスピーチでも触れてましたが、ハイドンの原点みたいなものを聴き手に探ってもらうという意図があったのでしょうね。せっかくこうしたプログラムを今回やったので、09年度で誰かハイドンの大作を採りあげてくれるといいけど、そこはコロンバス響で『四季』を振った広上さんに期待(笑)。
 ステージを見ると予想通りというか椅子がいつもよりもぐっと少ない(笑)。コンマスがニキティンさん、チェロトップに上村さんというのはラ・ビッシュのブログで知ってましたが、ゲスト・アシスタント・コンマスとして最近関フィルのソロコンマスに就任されたばかりの岩谷祐之さんがいました。
 で、椅子の配置をよく見ると、ニキティンさんと上村さんの席だけが少し前に出されてあります。「?」と思ったのですが、いざ演奏が始まってみると納得。プログラム解説にも書かれてましたが3曲とも交響曲としてはちょっと変わっていて、コンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)に近い感じなんですね。生演奏の良さと言うか、こうして視覚的にハッキリとソロの掛け合いとかがわかりやすかったです。もちろん演奏自体はどれも素晴らしいもので、ヴァイオリンとチェロのソロはもちろん、時々絡んでくるフルート(清水さん)とオーボエ2人(高山さん&シャレールさん)もとてもよかったです。でも聴く方は単純に楽しめましたが、弾く方は特にソロの方などこちらの想像以上にかなり大変だったかもしれません。各個人の技量の良し悪しがはっきりバレやすいかも・・・と見てて思ったもので。

 アンコールは本人曰く「私が死ぬとか誰か辞めるとかではなく(中略)井上だから演出がかったものを」ということで?『告別』の終楽章。各奏者の譜面台にロウソクを取り付けて照明をグッと暗くしての演奏という言わばお約束でしたが・・・ファゴットの中野さんだったかな?ちょっと大袈裟に仰々しいお辞儀で席を立ったり、2ndヴァイオリンの石橋さんにミッチーが近づきかけて拒否されたり(笑)、あ~誰かロウソクを消し忘れて戻ってきた人もいましたねぇ(笑)、車椅子のシャレールさんはひな壇から降りる時どうするんだろうと思ったら指揮を放り出して(もちろん演奏は続いてました)降ろしてあげたり、そして2ndの三瀬さんが退出する時に・・・うわぁ~強引に?腕を組んで出て行ったよ、マエストロ(爆)。絶対誰か女性奏者捕まえてやるだろうなぁと思ってたけどミエミエの演出(笑)。で、演奏が終わったところで改めて全員が出てきて、オペラのカーテンコールみたいに横一列に並んでお辞儀をしてお終い、でした。
 「4月25日に来ますから」と仰ってましたが『第9回 現代日本オーケストラ名曲の夕べ』というのをやるんだそうですね。オケは京響メンバー中心のオールジャパン・シンフォニーオーケストラ、指揮はもちろん宣伝者(笑)。料金が比較的安く設定されている上に井上&京響コンビの現代音楽ですし、なんとか都合をつけていこうと思います。詳細は日本オーケストラ連盟の案内ページにて。

 ハイドンの交響曲、京響では今年4月にも広上さんが『ロンドン』を採りあげますが、たまにでいいから定期でやってほしいなぁ、と今日聴きながら思いました。CDとなると単発では数多く出てますが、104もあるせいか全集となると極端に少ないものですね。今のところドラティ盤とアダム・フィッシャー盤のみ。鈴木秀美&オーケストラ・リベラ・クラシカが現在進行中のようですが、完成すると古楽器オケでは初めてになるのでしょうか?なんとか頑張ってリリースしてほしいと思います。

 ところで、私が出かけるのと入れ違いで友の会から機関紙と会員継続のお願いの案内が届いたのですが、既報の通り08年度定期からプレトークとレセプションが盛り込まれることも載ってました(今回のプログラムにも載ってましたね)。ただ、プレトークは当然毎回なのですが、レセプションは毎回じゃなく3回のみ。まあそりゃそうだよね、仕方ないか。
 そのレセプションがある回はというと、4/18の511回(広上指揮)、10/19の517回(大友指揮)、1/23の520回(広上指揮)と常任・桂冠の出演時になってました。場所は大ホールのホワイエなので、気軽に参加しやすいですね。時間の都合のつく方はぜひご参加ください。・・・というか参加者が少なすぎて1年でポシャられては困るし(苦笑)。