長刀鉾、下水引を254年ぶりに復元新調

長刀鉾の下水引で4面ある内の右面が254年ぶりに復元新調され、今回ので下水引の前後左右4面すべての復元新調が完了したそうです。

1年がかり、費用は1,500万円だとか・・・祇園祭の時期が近づくと鉾や山に関するこうした話題がいろいろ出てきて、そのたびに当時の京の商人達の底力をまざまざと見せつけられる思いがします。

それはともかく、新調された下水引は下の写真でもわかるように、とても色鮮やかで綺麗ですね~。

[日本経済新聞より↓新調された祇園祭の長刀鉾の右側面を飾る「下水引」=17日、京都市下京区〔共同〕]
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これは鉾立てが始まったらぜひ近くで見たいと思います。

長刀鉾はご存知のように山鉾巡行の先頭を行きますが、大永二年(1522年)に疫病が流行った時に、かつて三条小鍛冶宗近(平安期の名刀鍛冶)が娘の病気の回復を祈願して八坂神社へ奉納した長刀を神託により長刀鉾町で飾ったところ疫病は治まった、という由来があるそうで、今年の新型インフルエンザもぜひ払ってほしいなぁ・・・とはきっと誰もが願っていることでしょうね(笑)。下水引も全面新調復元されたことですし、パンデミックを防ぐために今年だけでも本物の長刀を飾ってくれ・・・ないかしら?

長刀鉾、下水引を復元新調 254年ぶり 豪華絢爛に
【京都新聞 2009年6月17日】

 祇園祭の山鉾巡行の先頭、長刀鉾(京都市下京区)を飾る下水引(したみずひき)「緋羅紗地五彩雲麒麟図刺繍(ひらしゃじごさいうんきりんずししゅう)」の右面が254年ぶりに復元新調され、長刀鉾保存会が17日、発表した。今回で下水引の前後左右4面すべての復元新調が完了した。
 下水引は鉾の胴の上部を飾る。元の下水引は江戸時代中期、狩野派の絵師の下絵を基に作られた。明治と昭和に大修理が施されたが、色あせてきたために復元新調した。
 横約3・8メートル、縦0・8メートル。朱色の地に3頭の麒麟が刺繍で雄々しく表現され、ガラスの目がすごみをきかせている。金糸の雲も華やかだ。費用は1500万円。今年の山鉾巡行(7月17日)は、下水引をはじめ、すべて復元新調の懸装(けそう)品で臨む。平田隆志・長刀鉾保存会理事長(64)は「いっそう豪華絢爛(けんらん)になる」と話した。
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〔※写真:復元新調された長刀鉾下水引の右面(手前上)。4面すべてそろった(17日午前、京都市下京区)〕