祇園祭|長刀鉾で吉符入り、稚児が「太平の舞」を披露

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今日の祇園祭関連ニュースは長刀鉾と蟷螂山に関するものを。

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何かと話題にのることの多い長刀鉾ですが、5日に吉符入りって意外に遅かったんですね。でもあと5日もすれば(おそらく10日から)鉾建てが始まります。四条烏丸の目立つ所にドーンと建ちますし、バスに乗って横を通り過ぎると鉾の高さが実感できます(笑)。

稚児の今西優太朗君も無事に「太平の舞」のお披露目ができたようでなによりです。お稚児さん頑張ってはるなぁ~思われたら、ぜひ鍵善良房さんで菊寿糖をお土産に買い求めるなり喫茶ルームで葛きりを食べるなりしていただければよろしいかと存じます(笑)。

さて、お守りやちまきを売る時に歌う「わらべ歌」は各町で特色あるものとなってますので、よく聴き比べてみると面白いと思うのですが、西洞院四条を上ったところにある蟷螂山では、明治初期から100年ほど途絶えていた間(復帰は1981年)におそらくはあったであろうわらべ歌の伝承も途絶えてしまい、今回新たに委嘱して作曲されたそうです。1000年以上にわたる歴史を誇る祇園祭も決して順風満帆な道のりを辿っているわけではないという数多ある例の1つでしょうね。

なお、祇園祭に関しては、まずは↓でチェック。詳しく知りたくなったらググってくださいね(笑)。

e京都ねっと|2009年祇園祭スケジュール
京都新聞|祇園祭2009[一部動画あり]
京都・祇園祭ボランティア21 http://www.gionmatsuri.jp/


鮮やかに「太平の舞」披露 祇園祭 長刀鉾で「吉符入り」
【京都新聞 2009年7月5日】

 祇園祭の山鉾巡行(17日)で先頭を進む長刀鉾の「吉符入りの儀」が5日、京都市下京区の町会所で営まれた。稚児の今西優太朗君(9)が巡行時に鉾の上で舞う「太平の舞」を市民に披露した。
 長刀鉾保存会の役員や囃子(はやし)方など約80人が出席した。平田隆志理事長が今年の稚児と禿(かむろ)の名簿を吉符として神前に納めた。今西君と禿(かむろ)の宮下凌太朗君(10)、深田直貴君(9)は太平の舞を役員に見てもらった後、四条通に面した町会所2階に姿を現した。
 今西君は「蝶(ちょう)とんぼ」の冠をつけ、藤色の振り袖に若草色の裃(かみしも)のりりしい姿で、天下太平と五穀豊穣(ほうじょう)を祈って市民の前でも舞い、大きく身を乗り出すと拍手が沸き上がった。途中でほほ笑む余裕も見せ、「早く鉾に乗って舞いたい」と力強く話した。
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〔※写真:身を乗り出して「太平の舞」を披露する稚児の今西優太朗君(中央)。両脇は、禿の宮下凌太朗君(左)と深田直貴君(5日午後、京都市下京区四条通烏丸東入ル・長刀鉾町会所)〕

♪カマキリおみくじ どうどすえ 祇園祭・蟷螂山に新わらべ歌
【京都新聞 2009年7月4日】

 祇園祭の蟷螂(とうろう)山保存会(京都市中京区西洞院通四条上ル)は、お守りやちまきを売る時に歌う「わらべ歌」をつくった。もともとは山のわらべ歌があったと思われるが、休み山だった百余年の間に伝承されなかった。「カマキリおみくじ」といった蟷螂山ならではの歌詞の入った歌が完成し、「最先端のわらべ歌」と喜んでいる。
 蟷螂山は1981(昭和56)年に山鉾巡行に復帰したが、わらべ歌はなかった。3~4年前から、近くの山鉾町のわらべ歌に独自の歌詞を乗せて歌っていたが、2年前に新たに作ることにした。
 堀川高音楽科(現・京都市立音楽高)出身の作曲家尾上和彦さん(67)=奈良市=に依頼した。ほかの山鉾町のちまき売りの歌を参考に採譜し、「京都弁のイントネーションと少し違うように歌われている部分があり、蟷螂山の歌は、京都弁独特の優しさを生かした旋律にした」と話す。
 歌の前半の歌詞はほかの山鉾町とほぼ同じ。後半、ろうそくを売る歌詞が多いほかに対して、名物になったカマキリのからくりおみくじを取り入れ、「♪からからからくり からくりおみくじ カマキリおみくじ どうどすえ」と歌う。さらにTシャツなど現代版の授与品も登場する。
 蟷螂山は町内にファミリーマンションが点在し、子どもも多い。14~16日のちまき売りに向けて新しい歌を練習している。保存会評議員の本井元康さん(68)は「山が復活したとはいえ、足らないものや不十分な状況がある。わらべ歌もその一つだったが完成して良かった」と話す。
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〔※写真:蟷螂山の新しいわらべ歌を元気よく歌う子どもたち(3日午後7時28分、京都市中京区西洞院通四条上ル・蟷螂山会所)〕