早朝の嵐山

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一昨日あたりからようやく暖かくなってきましたので、ソメイヨシノも見頃になってるだろうと思って朝早く散歩がてらに嵐山まで行ってきました。
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ホントはもっといい場所で撮りたかったんですが、7時にもなってないというのにカメラを構えた人がこの付近にすでに10人以上いて、他人の後頭部なんて撮りたくないし・・・となったら上のような写りになってしまいました(苦笑)。

さすが土曜日・・・

川岸沿いに何本か植えてあるソメイヨシノはそろそろピークかな?という感じ。今朝は見に行ってませんが嵐山公園のも似たような状態だと思います。満開というより7分咲き程度なんですが、早く咲いたのと遅れてるのと差が大きくて早く咲いたのは明日・明後日にはおそらく散りはじめてしまうかもしれません。

今日は公園には行かないで上流の方に少し歩いてみました。
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私のしょぼいケータイでは渡月橋の上から撮っても桜がわかりにくいので、桜の木が少し密集してるのを撮ろうと行ってみたわけですが、例年なら橋の上からでももっと綺麗に咲いてるのが見えたはずなんですよね・・・。単に今年はバラツキが大きいだけかもしれませんが、昨秋に下記のような記事を目にしたこともあってちょっと心配しているところです。嵐山の桜は吉野山から移されたもので能の題材にもされるほど(そのものズバリ『嵐山』という題で、しかもこれの替間の間狂言『猿聟』では桜だけではなくお猿さんまで嵐山に聟入りします)なのですが、どれだけ税金を投入してもいいので数百年にわたって人々の心を魅了してきた嵐山の美しい光景を後の世にも維持できるように対策を講じてほしいものです。


嵐山の景観 将来に不安 森林の世代交代進まず
【京都新聞 2009年10月25日】

 嵐山のサクラやモミジが将来、見られなくなるかもしれない。渡月橋上流の桂川右岸にある嵐山国有林(京都市西京区、59ヘクタール)で、こんな懸念が高まっている。次世代を担う若い木が育っていないためで、管理する京都大阪森林管理事務所は多角的な意見を聞くため、地元と専門家を交えた意見交換会を設け、植樹などの方法を見直している。

 嵐山国有林は、13世紀末に亀山上皇が吉野(奈良県)からサクラを移植して以降、マツやサクラなどが度々植えられ、歴史的に美しい景観が作り出された。天龍寺や住民の生活で使われる木材の供給地でもあり、間伐などで森林の世代交代が自然に行われていた。

 明治以降、国有化で人の手が入らなくなり、養分の乏しい土地を好むマツは激減した。枝打ちや間伐を行わない管理だったため、日が差し込まず、サクラやモミジの若い木が育っていない。一方で、アカガシやヤブツバキなどの常緑広葉樹が広がり、モミジなどの景観を侵食している。

 近年の植樹も、実を結んでいない。森林管理事務所と地元の嵐山保勝会が1982年から続ける植樹について、同事務所が2000年~07年の植栽地を調べたところ、サクラは4割、モミジは1割が枯れていた。事務所の福田淳所長は「行事としての植樹を優先し、適した場所より植えやすい所に植栽された感がある。植栽前に周囲の高木を切る必要があった」と話す。

 意見交換会は、天龍寺や保勝会などの代表6人と専門家4人、オブザーバー参加の京都府と市の担当者でつくる。地元委員からは「明治以降の嵐山は『見る山』になり、入ってよいのかも分からなかった」との声も出た。今後、植生▽獣害▽景観▽治山-の各テーマで、来年1月ごろに提言をまとめる予定だ。

 福田所長は「今に始まった課題ではないが、地元や専門家の声を聞く場がなく、対策は場当たり的になってしまっていた。提言を生かし、効果的な対策をとっていきたい」と話す。
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〔※写真:植樹や入山の在り方が検討されている嵐山国有林(京都市西京区)〕