ホーネマン:弦楽四重奏曲第1番・第2番、ハンメリク:四重奏曲/アーリル弦楽四重奏団

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今日NMLに登録された中にデンマークのレーベルDacapo[http://www.dacapo-records.dk/]からリリースされた新譜、アーリル弦楽四重奏団[Arild String Quartet | http://www.arildkvartetten.dk/]による日本ではほとんど知られていないデンマークの作曲家の室内楽集があり、試しに聴いてみたところ、思いのほか耳に馴染みやすい音楽でしたので、軽く触れてみることにしました。

 

ホーネマン:弦楽四重奏曲第1番・第2番、ハンメリク:四重奏曲/アーリル弦楽四重奏団【Dacapo】

クリスチャン・フレゼリク・エミール・ホーネマン(1840年12月17日 – 1906年6月8日)
・弦楽四重奏曲第2番 ニ長調
アスガー・ハンメリク(1843年4月8日 – 1923年7月13日)
・四重奏曲 イ短調
クリスチャン・フレゼリク・エミール・ホーネマン
・弦楽四重奏曲第1番 ト短調

演奏:アーリル弦楽四重奏団
 第1ヴァイオリン:Tobias Durholm
 第2ヴァイオリン:Anna Zelianodjevo
 ヴィオラ:Stine Hasbirk
 チェロ:Ingemar Brantelid

録音時期:2011年6月6-9日
録音場所:コペンハーゲン、オペラハウス・小劇場

http://ml.naxos.jp/album/8.226097

8226097

 

ホーネマンとハンメリクは共にデンマークの後期ロマン派の作曲家で、しかも従兄弟どうしらしいのですが、ホーネマン(Christian Frederik Emil Horneman,略して C.F.E. Horneman と記述されることもあるようです)に関しては日本語の情報がなかなか見つからず、20世紀前半に活躍したデンマーク人作曲家ルーズ・ランゴーが12歳の時にホーネマンに作曲を師事した記述が見つかった他になんかあったかなぁ・・・?デンマーク語だといろいろ見つかるのですが、私にデンマーク語がわかるわけもなく(苦笑)、Google翻訳使ってもイマイチ要領を得られなかったので、調べて書くのは諦めました(をい)。

聴いてみて私が受け付けないような作風だったら一発削除するところですが、作風は確かに同時代的というかロマン派っぽいなぁと思いつつ、美しく心地好いメロディーと比較的平易というか耳に入りやすい和音で聴きやすく、しとらす的には好印象でした。超A級品とは言いがたいですが、埋もれさせてしまうのはちょっと勿体ないかな、と。

それから、曲の並び順が、演奏時間6分と短くて速いテンポをとるハンメリクの小品を真ん中にし、ホーネマンの2曲の弦楽四重奏曲をシンメトリーのように配置しているのも面白い趣向だと思いました。まるで全体で1つの作品を成してるように受け取れなくもなかったです。

あと、演奏団体のメンバーについてですが、Tobias Durholm はデンマーク王立管弦楽団(デンマーク王立歌劇場[http://kglteater.dk/]の座付きオケ)のコンサートマスター、Anna Zelianodjevo と Ingemar Brantelid もそれぞれデンマーク王立管弦楽団の第2ヴァイオリン奏者とチェロ奏者、Stine Hasbirk はデンマーク国立交響楽団(=DR放送交響楽団[http://www.dr.dk/Koncerthuset/]、デンマーク放送協会所属の第一オケ)のヴィオラ奏者です。全員がデンマークを代表する2つのオケの楽団員とあって音色と腕は確かですし、精緻なアンサンブルによる妙技もさすがでした。

 


 

Dacapo[http://www.dacapo-records.dk/]はデンマークのレーベルだけあって、ホーネマンの作品をディスク化したものは、他にも管弦楽作品集がリリースされてました。叙情的で美しいグレ組曲と、それぞれに勇壮で華やかな雰囲気のする他の3曲。どれも比較的親しみやすい音楽でしたし、グリーグの『ペール・ギュント』なんかが肌に合う方ならば、たぶんホーネマンのこの4曲もとても馴染みやすく感じるのではないでしょうか。

 

ホーネマン:管弦楽作品集/ヨハネス・グスタフソン&デンマーク国立響【Dacapo】[Hybrid SACD]

クリスチャン・フレゼリク・エミール・ホーネマン
・グレ組曲
・組曲「ムーサとの戦い」
・英雄的序曲
・組曲「カラヌス」

指揮:ヨハネス・グスタフソン
管弦楽:デンマーク国立交響楽団
合唱:デンマーク国立声楽アンサンブル(ムーサとの戦い)

録音時期:2010年6月14-17日(グレ組曲、ムーサとの戦い)、2011年5月9-12日(英雄的序曲、カラヌス)
録音場所:コペンハーゲン、デンマーク放送協会コンサートホール・第1スタジオ

http://ml.naxos.jp/album/6.220564

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