ドビュッシー:管弦楽曲全集/準・メルクル&リヨン国立管弦楽団

生誕150周年に合わせて完成しリリースされるドビュッシー・ツィクルスには、一昨日紹介した小川典子さんによるピアノ独奏曲集の他、日本でもお馴染みの指揮者である準・メルクルと彼が昨シーズンまで音楽監督を務めていたリヨン国立管弦楽団による、管弦楽作品集もあります。

ちょうどNaxosによる録音ですので、これまでリリースされている第1集から第7集までをNMLでとりあえず一通り聴いてみましたが、近日中にBOX版として改めてリリースされるようです。

商品ページはこちら↓
・Amazon:http://www.amazon.co.jp/dp/B006O51CSY
・タワーレコード:http://tower.jp/item/3042715

 

クロード・ドビュッシー:管弦楽曲全集
 /準・メルクル&リヨン国立管弦楽団、他【Naxos】

CD1
・牧神の午後への前奏曲
・交響詩『海』(管弦楽のための3つの交響的素描)
・バレエ音楽『遊戯』
・組曲『子供の領分』〔※管弦楽編曲:アンドレ・カプレ〕

CD2
・『ペレアスとメリザンド』交響曲〔※マリウス・コンスタン編〕
・夜想曲
・英雄の子守歌(管弦楽編)
・12の練習曲〜第9番、第10番、第12番

CD3
・管弦楽のための『映像』
・ピアノのために~第2楽章「サラバンド」〔※管弦楽編曲:モーリス・ラヴェル〕
・舞曲(スティリー風タランテッラ)〔※管弦楽編曲:モーリス・ラヴェル〕
・スコットランド行進曲(管弦楽編)
・レントより遅く(管弦楽編)

CD4
・交響的断章『聖セバスティアンの殉教』
・音楽劇『聖セバスティアンの殉教』〜第2幕前奏曲
・音楽劇『聖セバスティアンの殉教』〜第3幕より2つのファンファーレ
・バレエ『カンマ』〔※管弦楽編曲:シャルル・ケクラン〕
・劇音楽『リア王』〔※管弦楽編曲:ジャン・ロジェ=デュカス〕
・カンタータ『放蕩息子』〜「行列と踊りの歌」

CD5
・バレエ『おもちゃ箱』〔※管弦楽編曲:アンドレ・カプレ〕
・バッカスの勝利〔※管弦楽編曲:マリユス=フランソワ・ガイヤール〕
・6つの古代の墓碑銘〔※管弦楽編曲:エルネスト・アンセルメ〕

CD6
・白と黒で〔※管弦楽編曲:ロビン・ホロウェイ〕
・小組曲〔※管弦楽編曲:アンリ・ビュッセル〕
・ベルガマスク組曲〔※管弦楽編曲:ギュスターヴ・クロエ、アンドレ・カプレ〕
・喜びの島〔※管弦楽編曲:ベルナルディーノ・モリナーリ〕

CD7
・前奏曲集 第1巻〔※管弦楽編曲:コリン・マシューズ〕
・交響組曲『春』〔※管弦楽編曲:アンリ・ビュッセル〕

CD8
・前奏曲集 第2巻〔※管弦楽編曲:コリン・マシューズ〕
・版画~第1番「塔(パゴダ)」〔※管弦楽編曲:アンドレ・カプレ〕
・版画~第2番「グラナダの夕べ」〔※管弦楽編曲:アンリ・ビュッセル〕
・交響曲ロ短調〔管弦楽編曲:トニー・フィーノ〕

CD9
・ピアノと管弦楽のための幻想曲
・クラリネットと管弦楽のための第1狂詩曲
・サクソフォンと管弦楽のための狂詩曲〔※補筆:ジャン・ロジェ=デュカス〕
・神聖な舞曲と世俗的な舞曲

指揮:準・メルクル
管弦楽:リヨン国立管弦楽団
合唱:ライプツィヒMDR放送合唱団[夜想曲]
ピアノ:ジャン=イヴ・ティボーデ [CD9-1]
クラリネット:ポール・メイエ [CD9-2]
アルト・サクソフォン:アレクサンドル・ドワシー [CD9-3]
ハープ:エマニュエル・セソン [CD9-4]

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→NMLでは今日の時点で第1集〜7集までが登録されてます。
 1. http://ml.naxos.jp/album/8.570759
 2. http://ml.naxos.jp/album/8.570993
 3. http://ml.naxos.jp/album/8.572296
 4. http://ml.naxos.jp/album/8.572297
 5. http://ml.naxos.jp/album/8.572568
 6. http://ml.naxos.jp/album/8.572583
 7. http://ml.naxos.jp/album/8.572675
尚、第2集より「ベルガマスク組曲〜月の光(アンドレ・カプレ編曲)」旧録音がBOX版ではカット。第5集と第6集に収録されていた曲はBOX版ではCD5〜8の4枚に分散され、コリン・マシューズ編「前奏曲集」第1集&第2集が追加される形になっています。

 

たいていドビュッシーの管弦楽集というとCD4枚モノがほとんどだと思うのですが、なんで9枚組にまでなったかというと、コリン・マシューズがオーケストレーションを手がけた前奏曲集など、比較的近年に手がけられたり滅多に採り上げられないアレンジ物まで網羅しているからのようです。リストを見て
「アンセルメが編曲したのまであったの?」
とビックリしたりも。

演奏は全体的には丁寧でオーソドックスな感じで、わりと線の明瞭な水彩画を見ているような印象でした。しとらす的にはオケの音色の色彩感がもうちょい豊かに感じられたなら尚よかったかな、と。ですが収録曲がこれだけの分量となると珍しいものがいろいろ聴けて、このレベルでの演奏ならそれだけお得感が大きいというか(笑)。

ただ、マシューズ編「前奏曲集」だけはNMLのカタログにまだ収録されてないので、できればぜひ聴いてみたいですね。一部の曲はエルダー&ハレ管の演奏で聴いたことがあるのですが、どうせあるなら全部といきたいですし(笑)。