ラヴェル:管弦楽作品集 Vol.1/スラットキン&リヨン国立管

今日付でNMLに登録されたNaxosレーベルの新譜。準・メルクルの指揮でドビュッシー・ツィクルスを完成させたリヨン国立管弦楽団[http://www.auditorium-lyon.com/]が、今度はレナード・スラットキンを迎えてのラヴェル・ツィクルスに取りかかったようですね。なぜ指揮者が替わったのだろうと思ってましたら、昨シーズンからこのオケの音楽監督がスラットキンになってたんですね。

 

ラヴェル:管弦楽作品集 Vol.1/スラットキン&リヨン国立管【Naxos】

モーリス・ラヴェル
・道化師の朝の歌
・亡き王女のためのパヴァーヌ
・スペイン狂詩曲
・ハバネラ形式のヴォカリーズ〔※編曲:アルトゥール・オエレ〕
・『シェヘラザード』序曲
・古風なメヌエット
・ボレロ

指揮:レナード・スラットキン
管弦楽:リヨン国立管弦楽団
ヴァイオリン:ジェニファー・ギルバート

http://ml.naxos.jp/album/8.572887

8572887

 

選曲でおやっ?!と思わされたのが、アルトゥール・オエレがヴァイオリンと管弦楽用にアレンジしたらしい「ハバネラ形式のヴォカリーズ」が収録されていること。これは非常に珍しいですね。ドビュッシー・ツィクルスでも見られたように、こうしたレアなアレンジものが今後も入ってくるのでしょうか?そうなるとちょっと楽しみですね。ちなみに、この曲でソリストを務めるジェニファー・ギルバートは現ニューヨーク・フィル音楽監督アラン・ギルバートの妹で、3年前に京響の第523回定期に出演されたヴァイオリニストですね(私はあいにく行けなかったので演奏がどうだったか知りませんが)。

全体的には輪郭のクッキリした楷書風の演奏といったところでしょか。良くも悪くも生真面目な印象を受けましたが、変に捏ねられて“スイスの時計職人”的な精緻さが損なわれるよりは遥かにマシですし、手堅く無難にまとめてきたあたりはさすがはベテラン指揮者のスラットキンでしょうか。