ラフマニノフ:交響曲第3番、交響的舞曲/レナード・スラットキン&デトロイト響

投稿者:

NMLでは毎月1日に自社レーベルのディスクをまとめて登録しますが、今月というか今日登録された中で、しとらす的に注目したいのを2枚挙げたいと思います。

まずはスラットキン[http://www.leonardslatkin.com/]デトロイト響[http://dso.org/]のコンビによるラフマニノフの最晩年の作品2曲を収めた録音から。

 

ラフマニノフ:交響曲第3番、交響的舞曲/レナード・スラットキン&デトロイト響【NAXOS】

セルゲイ・ラフマニノフ
・交響曲第3番イ短調 Op.44
・交響的舞曲 Op.45

指揮:レナード・スラットキン
管弦楽:デトロイト交響楽団

録音場所:デトロイト、オーケストラ・ホール
録音時期:2011年11月25-27日(交響曲第3番)、2012年2月9-11日(交響的舞曲)

http://ml.naxos.jp/album/8.573051

8573051

 

3番シンフォニーとシンフォニック・ダンスをカップリングしてくれるなんて、まったく粋なことをしてくれたものです(笑)。それだけでも嬉しいのに、演奏がどちらもラフマニノフ最後の煌きに相応しい輝きを感じさせてくれる素晴らしいものとなっています。

スラットキンはかつてセントルイス響を率いていた時代にVOXレーベルにラフマニノフの交響曲と管弦楽作品を録音していて高評価を得ていたそうですが、旧録音の演奏は私は知りませんけど、少なくともここでのスラットキンは60代後半とは思えないほどエネルギッシュな指揮ぶりを見せていますし、テンポ設定や表情付けもいちいちピタッと当てはまるような印象です。そしてデトロイト響もドラティ時代からの名声そのままに洗練された緻密なアンサンブルを誇示しています(スラットキンが優れたオーケストラ・ビルダーということもあるのでしょうけど)。ロシア的な濃厚さこそありませんが、弦セクションの奏でる旋律の美しさと、両曲の終楽章で見せるブラスセクションの華やかな響きがモダンの極みのようで、これはこれでとても充実感に満ちた演奏になっています。

まさにGJ!といった感じですね(笑)。