ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集/アルベルト・グラッツィ(ファゴット)、アンサンブル・ゼフィーロ

今日のNMLのお知らせに

NMLに「Arcana」が新たに参加しました。

というのがあり、どんなレーベルなのか一応目を通してみると

ASTRÉEレーベルのミシェル・ベルンステインが立ち上げたレーベル。エンリコ・ガッティ、アレサンドリーニ、レツボール、バドゥラ=スコダ、フェステティチ弦楽四重奏団などを起用し、古楽、古楽器による録音を中心にリリースしている。

と書かれてありました。いつもなら、あっ、そ、で済ますのですが、登録されたディスクの中にアンサンブル・ゼフィーロ(あってないようなサイトが一応存在はします→http://www.ensemblezefiro.it/)の名前があったからには無視するわけにはいきません。私が京都に越してきて間もない頃ですから10年ほど前でしょうか、来日公演で素晴らしい演奏を聴いた印象が残っている、管楽器だけの古楽グループ。AmbroisieレーベルなどからCDリリースもあったはずなのですがNMLに未だ登録されず、まさかこんなところでお目にかかれるとは思いませんでした。

 

ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集/アルベルト・グラッツィ(ファゴット)、アンサンブル・ゼフィーロ【Arcana】

アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ
・ファゴット協奏曲 変ホ長調 RV.483
・ファゴット協奏曲 ハ短調 RV.480
・ファゴット協奏曲 卜長調 RV.494
・ファゴット協奏曲 イ短調 RV.500
・ファゴット協奏曲 変ホ長調 RV.483
・ファゴット協奏曲 ハ長調 RV.474
・ファゴット協奏曲 ニ短調 RV.481
・ファゴット協奏曲 ハ長調 RV.472

ファゴット:アルベルト・グラッツィ
合奏:アンサンブル・ゼフィーロ

録音時期:2010年12月11-14日
録音場所:イタリア・ピエモンテ州、モンドヴィ、サーラ・ギスリエーリ

http://ml.naxos.jp/album/A365

[※↓画像をクリックするとタワーレコードの商品ページにリンクします]
A365

 

生演奏を聴いた印象が木管楽器メインの古楽器グループというのがまず珍しかったのと、あとはとにかく巧いというのと彼らの奏でる音楽が明るくて楽しい雰囲気に包まれたものだった、というアンサンブル・ゼフィーロ。一昨年1月にも来日していたそうなので、その際に東京や大阪で聴いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。残念ながら私は諸々の事情で行けませんでしたけど。

ともかく、そうした懐かしさもあって、ソリストよりもバックで演奏している方に目がいってしまいましたが、想い出が色褪せることはなく、ファゴット協奏曲という珍しいジャンルの曲を楽しく聴かせてもらいました。ただ何と言うか彼らも運の巡り合わせが微妙なのかどうか知りませんが、このディスクをリリースしたフランスのARCANAレーベルは2006年に創設者のベルンステインが録音セッション中に急死するアクシデントに遭い、更には彼の死後に権利関係でゴタゴタが生じて活動休止に追い込まれたことが一時期あったそうです。3年後にイタリアの会社に買収されたことで復活したとのことで、このディスクの録音時期から考えても新生ARCANAレーベルの下での録音と見ていいでしょうね。せっかくイタリアが誇る腕利き集団、今度は契約会社に恵まれるといいですが・・・。

それはさておき、百聞は一見に如かず、幸いアンサンブル・ゼフィーロ自身がYouTubeに動画をアップしていましたので、参考までにぜひ視聴してみてください。