アグレル:管弦楽作品集/アーポ・ハッキネン&ヘルシンキ・バロック管弦楽団、他

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NMLのトップページにランダムで出てくる推薦タイトルで偶々見かけたディスクなのですが、スウェーデン出身ながらドイツで活躍したという後期バロック期の作曲家ヨハン・ヨアキム・アグレルの管弦楽作品集、このアグレルという作曲家は初めて目にして聴いてみたのですが、作品と演奏共によかったので。ドイツのレーベルAEOLUS[http://www.aeolus-music.com/]はオルガン作品をメインに発足したそうですが、後には古楽全般の演奏の録音にも力を注ぐようになったとか。

 

アグレル:管弦楽作品集/アーポ・ハッキネン&ヘルシンキ・バロック管弦楽団、他【AEOLUS】[Hybrid SACD]

ヨハン・ヨアキム・アグレル
・シンフォニア イ長調
・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
・チェンバロとフルートのための二重協奏曲 ロ短調
・シンフォニア ニ長調
・オーボエ協奏曲 変ロ長調
・シンフォニア 変ホ長調

指揮、チェンバロ:アーポ・ハッキネン
管弦楽:ヘルシンキ・バロック管弦楽団
ヴァイオリン:シルッカ=リーサ・カーキネン=ピルク[ヴァイオリン協奏曲]
フルート:パウリーナ・フレッド[二重協奏曲]
オーボエ:ヤス・モイシオ[オーボエ協奏曲]

録音時期:2008年9月
録音場所:フィンランド、エスポー

http://ml.naxos.jp/album/AE-10047

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Ae10047

 

アグレルは1701年生まれ。1746年から亡くなる1765年までニュルンベルクの宮廷楽長を務めていたそうです。このアルバムにはシンフォニアが3曲と協奏曲が3曲収録されていますが、想定していたよりも明るい雰囲気に感じたのは、ギャラント様式という、フランス王宮文化のロココ趣味を模範としつつもヴィヴァルディやガルッピといったヴェネツィア系の流行も採り入れたスタイルで作品を書いたことによるのでしょうか。品の良い華やかさと優雅な響きは初心者にも馴染みやすい音楽を形作っています。

演奏はフィンランド生まれでシベリウス音楽院出身の指揮者兼チェンバリストのアーポ・ハッキネンのタクトの元、1997年に発足したヘルシンキ・バロック管弦楽団[http://www.hebo.fi/]によるものですが、演奏水準が高いだけでなく、モダンのフル編成オケでよく聴くような北欧のオーケストラの響きやイメージとは一線を画した雰囲気を醸し出しているような印象です。こうしたところがピリオド・アンサンブルならではの傾向というか面白さなんでしょうね。