ホルスト:『惑星』『セント・ポール組曲』他/ハンドリー&ロイヤル・フィル

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ホルスト 組曲『惑星』、セント・ポール組曲、ブルック・グリーン組曲
 /ハンドリー&ロイヤル・フィル他【Musical Concepts】
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《収録曲》
G.ホルスト
・組曲『惑星』 Op.32
・セント・ポール組曲 Op.29-2
・ブルック・グリーン組曲

女声合唱:アンブロジアン・シンガーズ(惑星)
指揮:ヴァーノン・ハンドリー(惑星、セント・ポール組曲)
   バリー・ワーズワース(ブルック・グリーン組曲)
管弦楽:ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

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http://ml.naxos.jp/album/ALC1013

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この録音、何年か前に別レーベルでSACDが格安で出てたんですよね。輸入盤で1枚1,000円くらいでしたか?大型ショップや専門店などでワゴンセールで数百円で売ってたりもしてたとかどうとか。そのうち手に入るだろうと思ってタカをくくってたら、最近になって廃盤になったっぽいんですよね(苦笑)。マイナーなレーベルのは出合った時がチャンスよ、なんですよね、ホント・・・。

まぁ、SACDでなくCDとはいえ、このディスクもかなりお買い得な価格なんですが。

さて、愚痴はともかくとして、しとらす的には『惑星』はあんまりキンキンキラキラ華やかでスペクタクルな演奏は好みじゃないんですよね。占星術から着想を得てローマ神話とも結び付けられて作曲されたというだけではなく、民謡がモチーフのように思える旋律も随所に出てますし、なにより(「吹奏楽のための組曲」を知ってる人ならピンとくるでしょうけど)ホルストの真骨頂ってセント・ポール組曲のような音楽だと思うんですよ。素朴で温かい雰囲気に満ちていて。ですので、たとえオケが大編成であってもそうした側面を感じさせてくれる演奏の方が好みですし、この曲はそうあるべきだと考えてます。

『惑星』を初演したのは偉大な英国人指揮者だったサー・エイドリアン・ボールトですが、ヴァーノン・ハンドリーは若い頃にボールトのアシスタントをしていたそうです。師同様に自国の作曲家の作品を数多く指揮し録音も残してますが、そうした基盤の上にこの『惑星』の演奏はあります。「火星」「木星」「天王星」こそ荒馬に乗るかのようにダイナミックでブラスセクションがバリバリ鳴ってますが、やりすぎて下品になることがまったくありません。他の曲では素朴で繊細な美しさも感じられて、全体的にバランスのとれた格調ある演奏に仕上がってると思います。

2つ目のセント・ポール組曲は以前にも書いたようにしとらすの大好きな曲なのですが、こうやってポピュラーな『惑星』とカップリングされてるのがポイント高いですね。ホルストらしさがよく表れたセント・ポール組曲と一緒に聴くことで、『惑星』の真価が改めて認識できるかと思います。残念ながらハンドリーさんは一昨年の9月に78歳で亡くなられましたが、HMVのサイトに彼に関する特集記事が載ってますので目を通してみてください。

そして3つ目のブルック・グリーン組曲、これだけオケが同じでも別の指揮者による演奏になりますが、曲自体はセント・ポール組曲同様にホルストが音楽教師として亡くなるまで勤めていたセント・ポール女学校、そこの弦楽オーケストラのために書かれた作品だそうです。そのせいでしょうか、チャーミングでやさしさを滲ませた親しみやすい音楽になってます。


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