ブリテン:無伴奏チェロ組曲集/フィリップ・ハイアム、ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)

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昨日もツイッターで少し触れたのですが、ちょうど1週間前にNMLに登録されたディスクなのですが、いろいろと気になるところがあったので採り上げてみた次第。

まずは、今年2013年。ワーグナーとヴェルディの生誕200年に目が行きがちですが(だってウィーン・フィルのニューイヤーからしてそうでしたしね・笑)、メモリアルイヤーで言えばブリテンやルトスワフスキら生誕100年を迎えた作曲家の御仁もおられること。ブリテンは下野さんが昨年の京響定期で先取りと言って彼の曲を採り上げたこともありましたしね。

レーベルがイギリスの Delphian [http://www.delphianrecords.co.uk/]という、これまで私には馴染みのなかったレーベルだったこと。NMLいわく

イギリスで急成長しているレーベル。ルネッサンスから現代までの室内楽、合唱曲、声楽曲、器楽曲に焦点を当てており、新人アーティストの輩出にもつとめている。マクミラン、レイトンなどの現代音楽の作曲家の作品にも力を入れている。

だそうですが。

1985年生まれの英国人若手チェリストのフィリップ・ハイアム[Philip Higham | http://www.philiphigham.com/]が演奏して先月半ばにリリースされたこのディスク、英インディペンデント紙に1月25日付でレビューが上がっていたのですが、どこぞのマニアックなクラシック専門ショップでもないかぎりは日本では個人輸入以外に入手の手段がないこと。英国のAmazonならCD扱ってる[http://www.amazon.co.uk/dp/B00AN99CWU/]のですが、日本のAmazonだとMP3購入しかできません。ちなみにインディペンデント紙では「Album review: Philip Higham, Britten: Suites for Solo (Cello Delphian)」と題して星4つ(最大で5つ)の評価で

In homage to Bach, Benjamin Britten originally planned to write six cello suites for his friend Rostropovich, but was able to complete only three before his death in 1976.

They remain masterpieces of the form. Young British cellist Philip Higham offers impressive interpretations here, grabbing attention right from the hypnotically mournful opening of the first suite, leading into its dance of furtive harmonies and counterpoints. But it’s the third suite that stands out, the overwhelming solemnity of its introductory Canto immediately dispersed by the nimbler Marcia and the Dialogo’s conversation between bowed and plucked notes, before drawing together the various threads and themes in the lengthy Passacaglia.

とありました。

ぶっちゃけブリテンを好き好んで聴くかと聞かれればそうでもないし、吹奏楽上がりの私には弦楽方面はモロに専門外なので(苦笑)、自分が聴いてみて好印象だったのが的はずれでないか不安ではあるのですが、この曲がお好きな方、もしくはチェロが専門だったり好んで聴かれたりする方がいらっしゃれば、いろいろと意見を伺ってみたいところです。拙サイトで採り上げてみたのは日本のAmazonにCD盤での登録がないからこそ逆に無視するのがもったいなかったというのが正直なところなのですが(爆)。

ちなみにこの曲、オランダの名手ピーター・ウィスペルウェイ[http://www.pieterwispelwey.com/]が一昨年来日した際にリサイタルで採り上げたそうで、演奏も大好評だったようですね。録音も出てるのですがレーベルがNMLとは契約していないところでして、第1番だけならOnyxに録音されたのがあったので比較の意味でも聴いてみました。さすがに年季が違うからか、この曲を手中に収めた感のあるウィスペルウェイの雄弁にして深みある域にはハイアムはまだまだ及ばないという印象を持ちましたけど、それでも上っ面のテクニックだけではない、キラリと光るものは感じさせてくれるとは思います。

 

ブリテン:無伴奏チェロ組曲集/フィリップ・ハイアム(チェロ)【Delphian】

ベンジャミン・ブリテン
・無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
・無伴奏チェロ組曲第2番 Op.80
・無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87

チェロ:フィリップ・ハイアム

録音時期:2012年9月3-5日
録音場所:エディンバラ、ブロートン地区セントメアリー・パーリッシュ教会

http://ml.naxos.jp/album/DCD34125

Dcd34125

 

 

ブリテン:無伴奏チェロ組曲集/ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)【Channel】[Hybrid SACD]

ベンジャミン・ブリテン
・無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
・無伴奏チェロ組曲第2番 Op.80
・無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87

チェロ:ピーター・ウィスペルウェイ

録音時期:2001年

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