ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第5番、南極交響曲/ベルナルト・ハイティンク&ロンドン・フィル、他

本日紹介する3番目はロンドン・フィル[http://www.lpo.co.uk/]の自主レーベルの新譜です。ハイティンク指揮によるヴォーン=ウィリアムズの5番シンフォニーと南極交響曲ですが、演奏自体は随分前のもののようです。

 

ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第5番、南極交響曲/ハイティンク&ロンドン・フィル、他(2CD)【LPO】

レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ
・交響曲第5番ニ長調
・南極交響曲(交響曲第7番)

指揮:ベルナルト・ハイティンク
管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:ロンドン・フィルハーモニー合唱団[南極交響曲]
ソプラノ:シーラ・アームストロング[南極交響曲]

録音時期:1994年12月15日(交響曲第5番、ライヴ)、1984年11月27日(南極交響曲、ライヴ)
録音場所:ロンドン、サウスバンク・センター、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール

http://ml.naxos.jp/album/LPO-0072

Lpo0072

 

ハイティンクは1984年から2000年にかけてロンドン・フィルとヴォーン=ウィリアムズの交響曲全集をセッション録音していて、上記のライヴ録音もそれぞれセッション録音した時期からそれほど間を置かずに演奏されていたようです。5番シンフォニーがハイティンク65歳の時で南極交響曲が55歳の時、指揮者という職業を鑑みればまだまだ血気盛んなお年頃(笑)の演奏ですから、ライヴ特有の熱気を帯びた、とても密度の濃い充実した音楽を作っています。

レパートリーの広いハイティンクといえど英国音楽には縁が薄い印象があったのですが、ヴォーン=ウィリアムズとは相性が良かったんでしょうね、2曲とも甲乙つけがたい好演奏です。オルガンが加わってスケール感ある壮大なクライマックスを築き上げている南極交響曲も素晴らしい熱演ですが、10年経った5番シンフォニーの演奏の方が彼の経験値が上がっているというか、より練れているような印象を受けました。このレベルなら英国人マエストロたちがこれまで見せてきた同曲の数々の名演に伍することが充分できるのではないでしょうか。