ウォルトン:交響曲第1番、他/コリン・デイヴィス&ロンドン響、他;アレクサンダー・ギブソン&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管、他

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今度の京響定期ではメインがウォルトンの1番シンフォニーですが、NMLで探せばいくつか出てくるだろうと思ってたら、コリン・デイヴィスとロンドン響のライヴ盤がしっかり入ってましたので早速聴いてみましたが、この指揮者はセッション録音のイメージとは全然違ってホントにライヴの人なんだなとつくづく感じる熱演でした。

両端楽章でのバランスを見切った上でのこれでもかというくらいの大咆哮と大見得を切ったようなゲネラルパウゼによる見事な円熟味ある演出、それとは対照的な第3楽章での陰鬱な影をも時折覗かせる抒情的な美しさ。そしてブラスセクションを目いっぱい鳴らしての輝かしいフィナーレで幕が閉じられる感動的な演奏でしたし、この曲の素晴らしさを余すところなく伝えていると思います。

ロンドン響[http://lso.co.uk/]の自主レーベルから出ているこのライヴ録音、当初は1番シンフォニーのみのリリースでNMLにも古いディスクでしか登録されていないのですが、後にオラトリオ『ベルシャザールの饗宴』のライヴ録音とカップリングさせたハイブリッドSACDが改めてリリースされています。『ベルシャザールの饗宴』がどんな演奏だったのか大いに気になるところです。

他にウォルトンの管弦楽作品の録音ではChandos[http://www.chandos.net/]レーベルから2枚組CDでリリースされているものがありました。シンフォニーとオラトリオはアレクサンダー・ギブソンとロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団のコンビによるセッション録音ですが、さすがにライヴ特有の熱気こそないものの、オーソドックスで丁寧な演奏で、録音も良好です。上記2曲とともにウォルトンの代表作の1つであるチェロ協奏曲や、別の指揮者とオケによる戴冠式用の行進曲も収録されていたりで、ウォルトンの入門編としては手頃なのではないでしょうか。ジョージ6世の戴冠式のために作曲された行進曲は昨秋の演奏会で広上さんと京響によるアンコールピースでの実演を聴く機会がありましたけど、なかなかにカッコよくてゴージャスな曲でしたよ(アンコール演奏前の挨拶で広上さんが「音楽だけでもゴージャスな気分を」と仰ってましたがホンマにその通りでw)。

 


 

ウォルトン:交響曲第1番、他/コリン・デイヴィス&ロンドン響、他【LSO Live】[Hybrid SACD]

ウィリアム・ウォルトン
・オラトリオ『ベルシャザールの饗宴』
・交響曲第1番 変ロ短調

指揮:コリン・デイヴィス
管弦楽:ロンドン交響楽団
合唱:ロンドン交響合唱団
バリトン:ピーター・コールマン=ライト

録音時期:2008年9月(ベルシャザールの饗宴)、2005年12月(交響曲第1番)
録音場所:ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)

http://ml.naxos.jp/album/LSO0076〔※交響曲第1番のみ〕

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ウォルトン:交響曲第1番、他/ギブソン&スコティッシュ・ナショナル管、他(2CD)【Chandos】

ウィリアム・ウォルトン
・交響曲第1番 変ロ短調
・チェロ協奏曲
・オラトリオ『ベルシャザールの饗宴』
・戴冠式テ・デウム〔※エリザベス2世女王の戴冠式(1952年)のために〕

指揮:アレクサンダー・ギブソン
管弦楽:ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
チェロ:ラルフ・カーシュバウム(チェロ協奏曲)
合唱:ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団合唱団(ベルシャザールの饗宴、戴冠式テ・デウム)
バリトン:シェリル・ミルネス(ベルシャザールの饗宴)
吹奏楽:スコティッシュ・フェスティヴァル・ブラスバンド(ベルシャザールの饗宴)
オルガン:ジョージ・マクフィー(戴冠式テ・デウム)

・戴冠式行進曲『王冠』 〔※ジョージ6世の戴冠式のために作曲〕
・アニヴァーサリー・ファンファーレ
・戴冠式行進曲『宝珠と王杖』 〔※エリザベス2世の戴冠式のために作曲〕

指揮:デイヴィッド・ウィルコックス
管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団

http://ml.naxos.jp/album/CHAN241-10

Chan24110