シマノフスキ:交響曲第1番、第2番/ヴァレリー・ゲルギエフ&ロンドン響

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NMLに今日付で登録されたロンドン交響楽団[http://lso.co.uk/]の自主レーベル LSO Live の新譜なのですが、これを見た時に心の中で思わず

ゲルギエフの旦那ァ、こうきやしたか・・・

と呟いたものでした(笑)。ポーランドの作曲家カロル・シマノフスキの初期の作品2曲です。

 

シマノフスキ:交響曲第1番、第2番/ヴァレリー・ゲルギエフ&ロンドン響【LSO Live】[Hybrid SACD]

カロル・マチエイ・シマノフスキ
・交響曲第1番 ヘ短調 Op.15
・交響曲第2番 変ロ長調 Op.19

指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
管弦楽:ロンドン交響楽団

録音時期:2012年9月22日・10月11日(第1番)、2012年9月23日・10月13日(第2番)
録音場所:ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ、DSD)

http://ml.naxos.jp/album/LSO0731

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Lso0731

 

今回収録されているシマノフスキの交響曲第1・2番は私も初めて聴いたのですが、彼の作品の中でもワーグナーやリヒャルト・シュトラウス、マックス・レーガーの影響を色濃く受けた創作第1期と呼ばれる時期の作品で、あまりポーランドっぽくないというかスラヴ系の色が付いてなくて、ドイツ系の後期ロマン派の系統に連なる音楽のような印象を受けました。

2曲とも形式的にはかなり個性的な交響曲で、随所に対位法的な展開が見られる他、2番ではソナタ形式→変奏曲→フーガという構成を採っているのですが、ゲルギエフはオケの技量を活かして複雑な難曲を明晰に解きほぐすような演奏を引き出しています。実際の演奏会ではブラームスとのカップリングでのプログラムだったようですが、なぜシマノフスキの交響曲に彼がチャレンジしたのか心中は推し量れませんけど、ともあれ入念な準備を整えた上で臨んだことが伺える、自信に満ちた印象を受けました。

上演機会が少なく録音もレアな両曲を、こうしてすぐれた演奏で聴けるのは有難いことですね。

 


 

なお、ゲルギエフとロンドン交響楽団は2012-13年シーズンにシマノフスキとブラームスの交響曲を演奏会で対比上演していたそうで、シマノフスキの残りの交響曲2曲にスターバト・マーテルをカップリングしたライヴ録音のディスクも来月にはリリースされるようです。NMLに登録されることになったら私も聴いてみようと思います。

・・・というか、演奏会で一緒に採り上げたらしいブラームスも、いずれはリリースされるのでしょうか?大いに気になるところです。

 

シマノフスキ:交響曲第3・4番、スターバト・マーテル/ゲルギエフ&ロンドン響【LSO Live】[Hybrid SACD]

カロル・マチエイ・シマノフスキ
・交響曲第3番『夜の歌』 Op.27
・交響曲第4番 (協奏交響曲) Op.60
・スターバト・マーテル Op.53

指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
管弦楽:ロンドン交響楽団
合唱:ロンドン交響合唱団
ピアノ:デニス・マツーエフ[第4番]
ソプラノ:サリー・マシューズ
メゾ・ソプラノ:エカテリーナ・グバノワ
テノール:トビー・スペンス
バリトン:コスタス・スモリギナス

録音時期:2012年12月、2013年3月
録音場所:ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ、DSD)

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