世間は何かとロンドン五輪に話題が向かっているようですが、この時期のクラシックの一大イベントといえば、まずはバイロイト音楽祭[http://www.festspiele-bayreuth.de/]でしょう。今年も7月25日の『さまよえるオランダ人』を皮切りにスタートしていますが、今年の演目は

『さまよえるオランダ人』 クリスティアン・ティーレマン指揮、ジャン・フィリップ・グローガー演出
http://www.festspiele-bayreuth.de/fsdb/besetzung/2012/1/14963/index.html

『トリスタンとイゾルデ』 ペーター・シュナイダー指揮、クリストフ・マルターラー演出
http://www.festspiele-bayreuth.de/fsdb/besetzung/2012/4/14966/index.html

『ローエングリン』 アンドリス・ネルソンス指揮、ハンス・ノイエンフェルス演出
http://www.festspiele-bayreuth.de/fsdb/besetzung/2012/3/14965/index.html

『タンホイザー』 クリスティアン・ティーレマン指揮、セバスティアン・バウムガルテン演出
http://www.festspiele-bayreuth.de/fsdb/besetzung/2012/2/14964/index.html

『パルジファル』 フィリップ・ジョルダン指揮、ステファン・ヘアハイム演出
http://www.festspiele-bayreuth.de/fsdb/besetzung/2012/10/14967/index.html

だそうです。『ニーベルングの指輪』は来年から新プロジェクトで始まるので今年はお休みのようですね。来年はワーグナー生誕200周年&没後130年というメモリアルイヤーにあたるので、それに向けての新制作のようですが、予定していた演出家との交渉が決裂したとかいう残念な話が漏れてきたのをネットで見かけたことがあります。指揮者もバイロイト未経験のキリル・ペトレンコを起用するようですが、指揮者の力量以前にオペラハウスとしては特殊な構造を持つバイロイト祝祭劇場で指揮者を務める困難さは相当なものと聞いてますし、しかも残り1年で指揮者と演出者とコンセプトのすり合わせを行える状況にないのは不安の種ですね。ヴォルフガングが生きているならこういったドタバタは起こらないのでしょうけど、後を継いだ娘姉妹が状況を打破するには荷が重過ぎるようです(経験があればそもそもこういった事態を招くこともなかったでしょうし)。

まぁ詳しい議論は事情通の方々にお任せするとして(苦笑)、バイロイト音楽祭がネットラジオでも中継されるようになった昨今ですが、ここではナクソス・ミュージック・ライブラリに登録されているワーグナーのオペラを列挙していこうと思います。リストをみるとフルトヴェングラーやらクナッパーツブッシュやらカイルベルトやら古いのもゴロゴロあるのですが、今回はモノラル録音はパスの方向で。あと、ステレオ録音の全曲盤なのに見逃しているのもあるかもしれませんので、その節はご容赦を。

ワーナーミュージック・グループが先月よりNMLに参加していることもあって、彼がTeldecに録音しているもののリスト化も待たれるところですが、残念ながら『トリスタンとイゾルデ』や『パルジファル』はハイライトしかないという意地悪な状況という・・・(苦笑)。

目を引くのは中堅レーベルのPentaTone[http://www.pentatonemusic.com/]がマレク・ヤノフスキとベルリン放送交響楽団を起用して、これまで4作品をリリースしていることで、これはどうやら来年のメモリアルイヤーに向けてワーグナーの主要オペラ10作品を演奏会形式でライヴレコーディングするという一大プロジェクトだそうです。まもなく『トリスタンとイゾルデ』もリリースされるようなので、残りはリング4作品と『タンホイザー』ですね。これまでリリースされているものはいずれも高い評価を得ているようなので、プロジェクト完結が大いに待たれるところです。

また、同様の中堅レーベルとしてはOehms[http://www.oehmsclassics.de/]にも注目でしょうか。ここにはハンブルク州立歌劇場のGMDを務めるシモーネ・ヤングが彼女の手兵とともにブルックナー・ツィクルスとブラームス・ツィクルスのライヴ録音を進めていて好評を得ていますが、オペラもリング4作品の他にヒンデミット『画家マティス』プフィッツナー『パレストリーナ』プーランク『カルメル会修道女』がリリースされています。オペラ指揮に定評のある彼女の指揮で、ぜひワーグナーの他の作品も観てみたいところですね(というかリングも映像で出してくれへんかな)。

あとは日本ではあまり馴染みのない『パルジファル』が多数録音されているのはちょっと意外でした。ワーグナー最後の作品というのみならず、『パルジファル』における宗教観がキリスト教圏の欧州とそうでない日本とは捉え方がやはり違うのかな、という気がしました。

 


『ニーベルングの指輪』

★ダニエル・バレンボイム&バイロイト祝祭管
http://ml.naxos.jp/album/825646766666

★クリスティアン・ティーレマン&バイロイト祝祭管【Opus Arte】
ラインの黄金http://ml.naxos.jp/album/OACD9001D
ワルキューレhttp://ml.naxos.jp/album/OACD9002D
ジークフリートhttp://ml.naxos.jp/album/OACD9003D
神々の黄昏http://ml.naxos.jp/album/OACD9004D

Oacd9001d
Oacd9002d
Oacd9003d
Oacd9004d

★シモーネ・ヤング&ハンブルク歌劇場【Oehms】
ラインの黄金http://ml.naxos.jp/album/OC925
ワルキューレhttp://ml.naxos.jp/album/OC926
ジークフリートhttp://ml.naxos.jp/album/OC927
神々の黄昏http://ml.naxos.jp/album/OC928




 


『さまよえるオランダ人』

★アントニ・ヴィト&ワルシャワ国立フィル
http://ml.naxos.jp/album/CDAccordACD143

★フランツ・コンヴィチュニー&ベルリン国立歌劇場【Berlin Classics】
http://ml.naxos.jp/album/0032922BC

マレク・ヤノフスキ&ベルリン放送響【PentaTone】
http://ml.naxos.jp/album/PTC5186400


 

『タンホイザー』

(※モノラル録音しか見当たらず不掲載)

 


『トリスタンとイゾルデ』

レイフ・セーゲルスタム&王立スウェーデン歌劇場【NAXOS】
http://ml.naxos.jp/album/8.660152-54

866015254

 


『ニュルンベルクのマイスタージンガー』

マレク・ヤノフスキ&ベルリン放送響【PentaTone】
http://ml.naxos.jp/album/PTC5186402

 


『パルジファル』

★グスタフ・クーン&チロル祝祭管
http://ml.naxos.jp/album/WWE3CD60016

★アルミン・ジョルダン&モンテカルロ・フィル 
http://ml.naxos.jp/album/825646875238

★ガボール・エトヴェシュ&フェニーチェ歌劇場
http://ml.naxos.jp/album/CDS497

マレク・ヤノフスキ&ベルリン放送響【PentaTone】
http://ml.naxos.jp/album/PTC5186401

ヘルベルト・ケーゲル&ライプツィヒ放送響【Berlin Classics】
http://ml.naxos.jp/album/0013482BC

0013482bc

ヴァレリー・ゲルギエフ&マリインスキー劇場【Mariinsky】
http://ml.naxos.jp/album/MAR0508

 


『ローエングリン』

★ダニエル・バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン
http://ml.naxos.jp/album/825646789924

マレク・ヤノフスキ&ベルリン放送響【PentaTone】
http://ml.naxos.jp/album/PTC5186403

 



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