ブルックナー:交響曲第2番[キャラガン版・第2稿]/マレク・ヤノフスキ&スイス・ロマンド管

今日付でNMLに登録されたオランダのPentaTone[http://www.pentatonemusic.com/]レーベルの新譜で、マレク・ヤノフスキとスイス・ロマンド管弦楽団[http://www.osr.ch/]によるブルックナー・ツィクルスの、交響曲としては8枚目にあたる2番シンフォニーです。これで残すはあと4番だけとなりましたね(0番や00番をどうするのかは知りませんが)。

 

ブルックナー:交響曲第2番/マレク・ヤノフスキ&スイス・ロマンド管【PentaTone】[Hybrid SACD]

アントン・ブルックナー
・交響曲第2番ハ短調[キャラガン版・第2稿(1877/1892年)]

指揮:マレク・ヤノフスキ
管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団

録音時期:2012年10月(DSDレコーディング)
録音場所:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール

http://ml.naxos.jp/album/PTC5186448

Ptc5186448

 

近年の2番シンフォニーではレオポルト・ノーヴァクから仕事を引き継いだウィリアム・キャラガンの校訂によるスコアを用いるケースが増えてきて、ザッと挙げるだけでも

ヘルベルト・ブロムシュテット&ゲヴァントハウス管【Querstand】[Hybrid SACD]
シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル【OEHMS】[Hybrid SACD]
マルクス・ボッシュ&アーヘン響【Coviello】[Hybrid SACD]
ゲオルク・ティントナー&アイルランド国立響【NAXOS】

など充実したラインナップとなりつつありますが、上記に挙げたのはいずれも1872年稿=第1稿によるもので、私もこの曲を初めて聴いたのがヤング盤だったものですから、ヤノフスキとスイス・ロマンド管のコンビによるこの第2稿の演奏を聴いた時は、私の想定よりも随分と異なる部分が多いと感じたのが最初の印象でした(どこがどう違うかなんてツッコまないでくださいね?私あいにくブルヲタじゃありませんので・苦笑)。残念ながらNMLのページにはブックレットのPDFがないのですが、ディスクを買ってブックレットを読んだら第2稿を採用した理由とか書いてあるのでしょうか?正直わかりません(苦笑)。

演奏に関しては、もう流石と言う他ありません。歌に溢れ独特の流線的な美しさを持つ2番シンフォニーを、全てが極々ナチュナルな音楽として在るかのような澱みのない演奏となっています。フランス語圏にあるこのオケ特有の色彩豊かな響きをプラスに活かし、程よい抒情性を隠し味として調和のとれた素晴らしい音楽を紡ぎだしています。第1稿と第2稿の相違点の大きさに初めは戸惑いましたけど、こればっかりはまぁブルックナーを聴く上では仕方のないことでしょうしね(笑)。ともあれ残すはナンバー付きではあと1曲(4番)ですし、全集の完成が待ち望まれるところです。