オネゲル:交響曲第1番、第3番『典礼風』/デニス・ラッセル・デイヴィス&バーゼル響

今日付けでスイスのバーゼル交響楽団の自主レーベルが新たにNMLのリストに加わりました。スイス第3の都市バーゼルにあるバーゼル交響楽団[Sinfonieorchester Basel ; http://www.sinfonieorchesterbasel.ch/]は1997年に Basler Sinfonieorchester と Radio-Sinfonieorchester Basel が合併して発足したそうで、その前身となったオケを辿ると1876年創立とか(公式サイトにはチューリッヒ・トーンハレほど古くはないけどスイス・ロマンド管よりは歴史があるみたいな記述あり)。シンフォニーコンサートの他にバーゼル劇場の座付きオーケストラでもあるこの楽団の、15年前の合併時の首席指揮者はマリオ・ヴェンツァーゴ。現在の首席指揮者は2009/2010シーズンからデニス・ラッセル・デイヴィスが務めているようです。

スイスのオーケストラというとチューリッヒのトーンハレ管やジュネーヴのスイス・ロマンド管がまず頭に浮かぶ人も多いと思いますが、バーゼル響は如何ほどに?というので試しに聴いてみました。

 

オネゲル:交響曲第1番、第3番『典礼風』
 /デニス・ラッセル・デイヴィス&バーゼル響
【Basel Symphony Orchestra】

アルテュール・オネゲル
・交響曲第1番 [2011年3月2-3日、ライヴ録音]
・交響曲第3番『典礼風』 [2012年1月18-19日、ライヴ録音]

指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
管弦楽:バーゼル交響楽団

録音場所:シュタット・カジノ・ムジークザール

http://ml.naxos.jp/album/SOB02

Sob02

 

自主レーベルの第1弾でリリースしたのがシューベルトの初期交響曲とオネゲルという、またなんとも渋いというかマイナーな選曲にしたものだと思いましたが、オネゲルの2曲を聴いた印象では、全体はもちろんソロでの個々の奏者のレベルがどのパートも高いないうのと、色彩感ある機能美に優れた響きで統率もしっかりとれているオケという感じでした。また、オケにとっては自国の作曲家の作品であり、タクトを振るデニス・ラッセル・デイヴィスも現代音楽が得意とあって、そうした部分の自信も伺える演奏でした。

今月28日予定の演奏会ではマーラーの『復活』を採り上げるようで、そのプレビューのビデオがYouTubeにあがってました(公式サイトでもトップページから見れるように埋め込んであります)。プロモーションビデオを用意できるなんて羨ましいなぁ〜(笑)。

 


 

ちなみに、オネゲルのディスクと同時に登録されていたのがこちら。ライヴ特有の熱狂を体感するのにはこのシューベルトの2曲がわかりやすいかもしれません。古典派的構築美をしっかり保ちながらも終楽章では少しアクセル踏むようにクライマックスを作っていく様が見て取れるかと思います。

 

シューベルト:交響曲第3番、第5番
 /デニス・ラッセル・デイヴィス&バーゼル響
【Basel Symphony Orchestra】

フランツ・シューベルト
・交響曲第3番ニ長調 D.200 [2011年9月21日、ライヴ録音]
・交響曲第5番変ロ長調 D.485 [2012年1月11-12日、ライヴ録音]

指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
管弦楽:バーゼル交響楽団

録音場所:シュタット・カジノ・ムジークザール

http://ml.naxos.jp/album/SOB01

Sob01