命と息吹き〜クラウセン合唱作品集/チャールズ・ブルフィー&カンザス・シティ・コーラル [※第55回グラミー賞受賞作品・その2]

この度の第55回グラミー賞[http://www.grammy.com/]でのクラシック音楽系部門の中には、マイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコ響によるジョン・アダムズのハルモニーレーレがベスト・オーケストラル・パフォーマンス部門で受賞するなど、NMLのカタログに収録されているアルバムで拙サイトでも触れた作品もありましたが、今度採り上げるのはここでまだ紹介していなかった中で私自身がちょっと気になったアルバムを2枚紹介したいと思います。

まずは、ベスト・コーラル・パーフォーマンス部門とクラシックの最優秀録音部門で受賞した、1953年生まれのアメリカ現代作曲家ルネ・クラウセンの合唱作品集です。

 

命と息吹き〜クラウセン合唱作品集/ブルフィー&カンザス・シティ・コーラル【Chandos】[Hybrid SACD]

ルネ・クラウセン
・命と息吹きのある全てのもの
・おお、大いなる神秘
・タイガー
・子羊
・二重合唱のためのミサ曲(世界初録音)
・マニフィカト
・祈り
・二重合唱のための『おお、すべての人よ』
・わたしを刻みつけて

指揮:チャールズ・ブルフィー
合唱:カンザス・シティ・コラール
ソプラノ:サラ・タネヒル(「命と息吹きのある全てのもの」、ミサ曲、「おお、すべての人よ」)、
    パメラ・ウィリアムソン(「おお、大いなる神秘」、ミサ曲、マニフィカト)、
    レベッカ・ロイド(「タイガー」)、リンジー・ラング(「子羊」)
テノール:マシュー・グラッデン(「おお、すべての人よ」)

録音時期:2011年1月15-17日
録音場所:アメリカ、カンザス・シティ

http://ml.naxos.jp/album/CHSA5105

Chsa5105

 

コーラスの現代曲だからとスルーしてたのが浅はかでした。1曲めの「命と息吹きのある全てのもの」からしてとても美しい旋律が心地よく耳に入ってきます。カンザス・シティ・コラールもとても澄んだハーモニーで素晴らしい演奏を聴かせてくれています。

そして、とりわけ秀逸なのが世界初録音らしいミサ曲。なんとも神秘的な佇まいを感じさせるキリエにはじまり、厳かな雰囲気で静かに締め括られるアニュス・デイ。現代モノでこれだけ癒されるミサ曲に出会えるとは思いませんでした。

『命と息吹き』というアルバムタイトルに相応しい癒しの音楽とハイレベルな演奏・・・食わず嫌いは良くないな、と改めて実感した次第です。