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ラモー:クラヴサン作品全集/ジョリー・ヴィニクール(チェンバロ)

今回採り上げるのも今度のグラミー賞にノミネートされたディスクで、「ベスト・クラシカル・インストゥルメンタル・ソロ」部門のノミネート盤なのですが、Dorian Sono Luminus [http://www.sonoluminus.com/]という、これまで目にしたことのないレーベルなのでググってみたところ、2000年代半ばに一旦倒産したアメリカのレーベルで、今は Sono Luminus という録音会社が権利を獲得して活動を再開しているようです。ヴィニクールのラモー全集以外にも「ベスト・チェンバー・ミュージック/スモール・アンサンブル・パフォーマンス」部門の3作品が一挙にノミネートされており、なかなか侮れない存在のようですね。

 

ラモー:クラヴサン作品全集/ジョリー・ヴィニクール(2CD)【Dorian Sono Luminus】

ジャン=フィリップ・ラモー
・クラヴサン曲集 第1集~組曲 イ短調-長調(第1組曲)
・クラヴサン曲集~組曲 ホ短調(第2組曲)
・クラヴサン曲集~メヌエット ハ長調
・クラヴサン曲集~組曲 ニ短調-長調(第3組曲)
・ラ・ドーフィネ
・新クラブサン曲集~組曲 イ短調(第4組曲)
・新クラブサン曲集~組曲 ト短調(第5組曲)
・レ・プチ・マルトー
・「コンセール用クラヴサン曲集」から抜粋された5つの小品~第1コンセール ハ短調
・ピグマリオン序曲〔※C.B.バルバトル編曲〕

チェンバロ:ジョリー・ヴィニクール

http://ml.naxos.jp/album/dsl-92154

Dsl92154

 

1963年のシカゴ生まれというチェンバロ奏者のジョリー・ヴィニクール[Jory Vinikour|http://www.joryvinikour.com/]はフルブライト奨学金を利用してパリに留学し、ユゲット・ドレフュスとケネス・ギルバートに師事していたそうです。そのためか、響きに芯の強さを見せながらもアメリカ人にしてはちょっとフランスっぽい独特の典雅な雰囲気が彼の音色から漂ってくる感じがします。

ヴィニクールの奏でるラモーには瑞々しいリズム感と華やかな響きが節度を保ちつつ纏われてあり、かつ細部にまで丁寧に繊細な手入れがなされているような演奏ですので、長時間耳にしても聴き疲れしません。録音もクリアで彼の演奏の素晴らしさを阻害しない良好なものとなっています。