京都市交響楽団が2019年度の定期演奏会ラインナップを発表

私、AmazonのFire TV Stickをパソコン用フルHDモニタに接続して使ってて、Prime Video以外にも今夏から契約しているDAZNなんかを観たりしてるのですが、これを書きながら偶々観ていた、YouTubeにアップされてるhr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)の定期演奏会ライヴ動画、コンサートの始まりで楽員さんが全員一斉に舞台に出てきて観客が拍手で迎えるシーンがあって、あらま今の京響と同じやん、みたいな・・・。欧州各国や米国のオーケストラ事情を細かいところまで把握してはいないので、こういう始まりがドイツのスタンダードなのかはわかりませんが、フランクフルトでやってるのなら京都でやったってエエやんというわけで、次からは私も遠慮がちでなくもっと堂々と楽団員さんたちの入場を拍手で迎えることにしようと思いました。

 

さて、今上陛下の天皇譲位が控える2019年度の京都市交響楽団の定期演奏会ラインナップ、こうして書いてて気づいたのですが、ブラームスが1個もありません!珍しい!個人的には大して好きな作曲家でもないのでブラームスの名前を見るたびに少し辟易していたところもあったのですが、定期にブラームスが無い1年というのは新鮮でいいですね。遡って調べたら10年ぶりでした。年11回しかない定期で京響に採り上げてほしい作曲家は他に山ほどあるので、その次の年もブラームスは無しでいいです。それよりかはブルックナーの2・3・6番を誰か振ってくれへんかな?

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ハイドンの『天地創造』は本来であれば8月ではなく新年の初め1月に演奏するのが相応しいのですが、こういうスタンダードのオラトリオを採り上げる機会が極端に少ない日本では贅沢も言っれられません。世界最高峰の合唱団と名高いスウェーデン放送合唱団のシェフを10年務めた合唱指揮のスペシャリスト、ペーター・ダイクストラが京響と手がける『天地創造』、大いに楽しみです。

来年の高関さんと下野さんの担当回、なんかコレジャナイ感がするのは気のせいでしょうか?(苦笑)
交響曲第6番、ブルックナーだってドヴォルザークだって良いの書いてるんだけどなーベートーヴェンでなくてもなー(ぶつぶつ)

 


 

◆第633回定期
2019年4月12日(金)19:00
指揮:井上道義
◇プロコフィエフ:交響組曲『キージェ中尉』 Op.60
◇プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26
〔Pf イリヤ・ラシュコフスキー〕
◇プロコフィエフ:バレエ『ロメオとジュリエット』 Op.64~井上道義セレクション

◆◆第634回定期◆◆
2019年5月18日(土)14:30
2019年5月19日(日)14:30
指揮:カーチュン・ウォン
◇吉松 隆:鳥は静かに… Op.72
◇シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
〔Vn ラグンヒル・ヘムシング〕
◇フランク:交響曲ニ短調

◆第635回定期
2019年6月21日(金)19:00
指揮:広上淳一
◇ヴェルディ:『シチリア島の夕べの祈り』〜序曲
◇コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
〔Vn 五嶋 龍〕
◇ラフマニノフ:交響的舞曲 Op.45

◆◆第636回定期◆◆
2019年7月27日(土)14:30
2019年7月28日(日)14:30
指揮:高関 健
◇スメタナ:連作交響詩『わが祖国』(6作全曲)

◆第637回定期
2019年8月25日(日)14:30
指揮:ペーター・ダイクストラ
◇ハイドン:オラトリオ『天地創造』 Hob. XXI-2
〔S 盛田麻央、 T 櫻田 亮、 B 青山 貴、 cho 京響コーラス〕

◆◆第638回定期◆◆
2019年9月21日(土)14:30
2019年9月22日(日・祝)14:30
指揮:下野竜也
◇ブルックナー(スクロヴァチェフスキ編曲):弦楽五重奏曲 ヘ長調 WAB 112〜第3楽章「アダージョ」
◇モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
〔Pf ヤン・リシエツキ〕
◇ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調『田園』 Op.68

◆第639回定期
2019年10月11日(金)19:00
指揮:ラルフ・ワイケルト
◇モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385『ハフナー』
◇ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』 WAB 104[ノヴァーク版第2稿]

◆◆第640回定期◆◆
2019年11月16日(土)14:30
2019年11月17日(日)14:30
指揮:シルヴァン・カンブルラン
◇武満 徹:夢の時
◇ハイドン:交響曲第104番 ニ長調『ロンドン』 Hob. I:104
◇ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』

◆◆第641回定期◆◆
2020年1月18日(土)14:30
2020年1月19日(日)14:30
指揮:ジョン・アクセルロッド
◇ベートーヴェン:劇付随音楽『アテネの廃墟』 Op.113〜序曲
◇バーンスタイン:ハリル ― 独奏フルート、弦楽オーケストラと打楽器のためのノクターン
〔Fl アンドレアス・ブラウ〕
◇ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ハ長調『レニングラード』 Op.60

◆第642回定期
2020年2月14日(金)19:00
指揮:リオ・クォクマン(廖國敏)
◇ラロ:スペイン交響曲 Op.21
〔Vn スヴェトリン・ルセフ〕
◇プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 Op.100

◆◆第643回定期◆◆
2020年3月28日(土)14:30
2020年3月29日(日)14:30
指揮:広上淳一
◇シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
◇マーラー:交響曲第4番 ト長調
〔S 森谷真理〕

 

◆◆第九コンサート◆◆
2019年12月27日(金)19:00
2019年12月28日(土)14:30
指揮:ユベール・スダーン
◇メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」 Op.27
◇ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125
〔S 吉田珠代、Ms 八木寿子、T 清水徹太郎、Br 近藤 圭、cho 京響コーラス〕

◆ニューイヤー・コンサート
2020年1月12日(日)14:30
指揮:クレメンス・シュルト
◇シューマン:歌劇『ゲノヴェーヴァ』 Op.81〜序曲
◇シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
〔Pf 岡田 奏〕
◇シューマン:交響曲第3番 変ホ長調『ライン』 Op.97

 

[※以上、場所はすべて 京都コンサートホール・大ホール です]

 


 

2年続けての登場になるリオ・クォクマン(http://www.liokuokman.com/)と、今回が初登場となる1986年シンガポール生まれの新鋭カーチュン・ウォン(http://www.kahchunwong.com/)、華人系の俊英指揮者が台頭してきて、1年に2人も京響定期に登場するというのは時代の流れですかねぇ〜。そのカーチュン・ウォンは今シーズンから独バイエルン州ニュルンベルク市(あのワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』のニュルンベルクはここ)の第2のオーケストラであるニュルンベルク交響楽団[Nürnberger Symphoniker https://www.nuernbergersymphoniker.de/]で首席指揮者を務めていますが、では第1はというとニュルンベルク州立歌劇場[Staatstheater Nürnberg https://www.staatstheater-nuernberg.de/]の座付きにあたるニュルンベルク州立フィルハーモニーで、こちらも今シーズンからGMDにヨアナ・マルヴィッツ(Joana Mallwitz http://joanamallwitz.com/)がマルクス・ボッシュの後釜として就任しました。彼女とカーチュン・ウォンは2人とも1986年生まれですから、若手同士で切磋琢磨しつつ成長していってくれるといいですね。


 

ちなみに、カーチュン・ウォンが採り上げるフランクの交響曲と、リオ・クォクマンが採り上げるラロのスペイン交響曲は、2曲とも京響定期では9年ぶりの演奏となります。

シルヴァン・カンブルランが昨秋に読響を率いて滋賀びわ湖ホールでメシアンの『アッシジの聖フランチェスコ』を上演したの、とても行きたかったんですけど、都合がつかずに行けなかったんですよね。ですので、京響に客演で来てくれるの嬉しいです。読響の常任は今年度いっぱいで退任するそうですが、京響とはどんな化学反応を起こしてくれるのでしょう?

N響、東響、新日フィルと東京のオケには何度か客演されてるラルフ・ワイケルト、初めての京都でブルックナーを振ってくれるのは良いのですが、なぜ京響はいつもいつもオーダーが4番ばかりなのでしょう?2・3・6・7番じゃダメなん?なんかすげーモッタイナイ感が・・・。

翌年1月、アクセルロッド回で共演するアンドレアス・ブラウは定年の2015年までエマニュエル・パユとともにベルリン・フィルの首席フルート奏者を務めていた人。土日2日公演での登場ですので、部活動で吹奏楽をやっている中高生さんたちには仲間連れでぜひとも聴きに来てほしいですね。

あと、定期ではないですがニューイヤー・コンサートを振るクレメンス・シュルト(http://www.clemensschuldt.de/)、京響ニューイヤーのプログラムでこんなチャレンジする指揮者は山田和樹さん以来ではないでしょうか?個人的にシューマンは好みじゃないけど、こういうプログラムを組む心意気が興味深いので、都合がつけば行ってみたいですね。

 

 


フローラン・シュミット:バレエ『サロメの悲劇』、アーサー・ブリス:カンタータ『ザ・ベアティテューズ』、ダグ・ヴィレーン:交響曲第3番、ウィリアム・ヒル:ザ・レイヴン…etc.

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ベートーヴェン:交響曲第4番・第5番/フィリップ・ジョルダン&ウィーン交響楽団【Wiener Symphoniker】

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
・交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
・交響曲第5番 ハ短調 Op.67

指揮:フィリップ・ジョルダン
管弦楽:ウィーン交響楽団

録音時期:2017年3月8-9日(ライヴ)
録音場所:ウィーン楽友協会、ムジークフェラインザール

http://ml.naxos.jp/album/WS014

Ws014

 


 

 

ドビュッシー:交響詩『海』、他/ヤニック・ネゼ=セガン&モントリオール・メトロポリタン管、他【ATMA Classique】

クロード・ドビュッシー
・管弦楽のための3つの交響的素描『海』
ベンジャミン・ブリテン
・歌劇『ピーター・グライムズ』〜4つの海の間奏曲 Op.33a
ピエール・メルキュール
・万華鏡(カレイドスコープ)
クロード・ドビュッシー
・牧神の午後への前奏曲

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
管弦楽:モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
フルート:マリー=アンドレー・ベニー

録音時期:2007年3月27-28日
録音場所:モントリオール、サン・ノム・デ・ジェジュ教会

http://ml.naxos.jp/album/ACD22775

Acd22775

 


 

 

フローラン・シュミット:バレエ『サロメの悲劇』、フランク:交響曲 ニ短調
 /ヤニック・ネゼ=セガン&モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
【ATMA Classique】

フローラン・シュミット
・バレエ『サロメの悲劇』 Op.50
セザール・フランク
・交響曲 ニ短調

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
管弦楽:モントリオール・メトロポリタン管弦楽団

録音時期:2010年7月
録音場所:カナダ、ケベック州ラヴァル、サン・フェルディナン教会

http://ml.naxos.jp/album/ACD22647

Acd22647

 


 

 

アーサー・ブリス:ザ・ベアティテューズ、他/アンドルー・デイヴィス&BBC交響楽団、他【Chandos】[Hybrid SACD]

アーサー・ブリス
・カンタータ『ザ・ベアティテューズ』 F.28
・序奏とアレグロ F.117
作者不詳[アーサー・ブリス編曲、管弦楽・合唱版、1969年稿]
・GOD SAVE THE QUEEN (英国賛歌「神よ女王陛下を護り賜え」)

指揮:サー・アンドルー・デイヴィス
管弦楽:BBC交響楽団
合唱:BBC交響合唱団
ソプラノ:エミリー・バーサン
テノール:ベン・ジョンソン

録音時期:2017年5月13-14日
録音場所:イングランド、ワトフォード、ワトフォード・コロッセウム

http://ml.naxos.jp/album/CHSA5191

Chsa5191

 


 

 

ダグ・ヴィレーン:交響曲第3番、他/ラモン・ガンバ&アイスランド交響楽団【Chandos】[Hybrid SACD]

ダグ・ヴィレーン
・交響曲第3番 Op.20
・弦楽のためのセレナード Op.11
・ディヴェルティメント Op.29
・シンフォニエッタ ハ長調 Op.7a

指揮:ラモン・ガンバ
管弦楽:アイスランド交響楽団

録音時期:2017年6月12-13日
録音場所:アイスランド、レイキャヴィーク、ハルパ・エルドボルク

http://ml.naxos.jp/album/CHSA5194

Chsa5194

 


 

 

ウィリアム・ヒル:ザ・レイヴン/デイヴィッド・ロッキントン&コロラド交響楽団、コロラド交響合唱団【Colorado Symphony】

ウィリアム・ヒル
・ザ・レイヴン

指揮:デイヴィッド・ロッキントン
管弦楽:コロラド交響楽団
合唱:コロラド交響合唱団

録音時期:2015年3月27-28日(ライヴ)
録音場所:コロラド州デンヴァー、ベッチャー・コンサートホール

http://ml.naxos.jp/album/CSACD-002

Csacd002

 

ヴィラ=ロボス:ショーロ全集・ブラジル風バッハ全集・ギター独奏曲全集、ロナーティ:室内ソナタ集、サティ:ピアノ作品集…etc.

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ヴィラ=ロボス:ショーロ全集・ブラジル風バッハ全集・ギター独奏曲全集/サンパウロ交響楽団、他【BIS】(7枚組BOX)

エイトル・ヴィラ=ロボス
《ショーロ全集》
・ショーロ 第11番
・ショーロ 第5番『ブラジルの魂』
・ショーロ 第7番『セッティミニオ』
・ショーロ 第6番
・ショーロ 第1番
・ショーロ 第8番
・ショーロ 第4番
・ショーロ 第9番
・ショーロへの序奏
・2つのショーロ追補
・ショーロ 第2番
・ショーロ 第3番『きつつき』
・ショーロ 第10番『愛情の破れ』
・ショーロ 第12番
《ブラジル風バッハ全集》
・ブラジル風バッハ 第2番
・ブラジル風バッハ 第3番〜ピアノと管弦楽のための
・ブラジル風バッハ 第4番[管弦楽版]
・ブラジル風バッハ 第7番
・ブラジル風バッハ 第9番[弦楽合奏版]
・ブラジル風バッハ 第9番[無伴奏合唱版]
・ブラジル風バッハ 第8番
・ブラジル風バッハ 第5番
・ブラジル風バッハ 第4番[ピアノ版]
・ブラジル風バッハ 第6番
・ブラジル風バッハ 第1番
《ギター独奏曲全集》
・5つの前奏曲
・ブラジル民謡組曲
・12の練習曲
・ショーロ第1番

指揮:ジョン・ネシュリング(ショーロ)、ホベルト・ミンチュク(ブラジル風バッハ)
管弦楽:サンパウロ交響楽団
合唱:サンパウロ交響合唱団(第9番・無伴奏合唱版)
ピアノ:クリスティーナ・オルティス(ショーロ)、ジャン=ルイ・ストイアマン(ブラジル風バッハ)他
ギター:アンデシュ・ミオリン(ギター独奏曲全集)、ファビオ・ザノン(ショーロ全集)

録音時期:2002年6月-2006年2月、1994年7月(ギター独奏曲全集)
録音場所:サーラ・サンパウロ;スウェーデン、フルビー教会(ギター独奏曲全集)

http://ml.naxos.jp/album/BIS-CD-1250
http://ml.naxos.jp/album/BIS-CD-1400
http://ml.naxos.jp/album/BIS-CD-1410
http://ml.naxos.jp/album/BIS-CD-1440
http://ml.naxos.jp/album/BIS-CD-1450
http://ml.naxos.jp/album/BIS-CD-1520
http://ml.naxos.jp/album/BIS-CD-686

61uvkehjgkl

 


 

 

ロナーティ:室内ソナタ集/グナール・レツボール[Vn]、アルス・アンティクァ・アウストリア【Pan Classics】

カルロ・アンブロジオ・ロナーティ
・ヴァイオリン・ソナタ 第1番
・ヴァイオリン・ソナタ 第2番
・ヴァイオリン・ソナタ 第3番
・ヴァイオリン・ソナタ 第6番『シャコンヌ』

ヴァイオリン:グナール・レツボール
古楽アンサンブル:アルス・アンティクァ・アウストリア

録音時期:2016年3月7日-10日
録音場所:オーストリア、ザンクト・フローリアン、アウグスティヌス修道院

http://ml.naxos.jp/album/PC10363

Pc10363

 


 

 

フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番・第2番、フランク:ヴァイオリン・ソナタ
/[ヴァイオリン]テディ・パパヴラミ、[ピアノ]ネルソン・ゲルナー
【Alpha】

ガブリエル・フォーレ
・ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 Op.13
・ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ホ短調 Op.108
セザール・フランク
・ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV.8

ヴァイオリン:テディ・パパヴラミ
ピアノ:ネルソン・ゲルナー

録音時期:2016年10月29日-11月3日
録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ

http://ml.naxos.jp/album/ALPHA271

Alpha271

 


 

 

サティ:ピアノ作品集 2 /[ピアノ]小川典子【BIS】[Hybrid SACD]

エリック・サティ
・天国への英雄的な門への前奏曲
・スポーツと気晴らし
・3つのサラバンド
・犬のためのぶよぶよとした前奏曲
・犬のためのぶよぶよとした本当の前奏曲
・バラ十字教団のファンファーレ
・子供の音楽集
・絵に描いたような子供らしさ
・「星たちの息子」への3つの前奏曲
・はた迷惑な微罪
・新・子供の音楽集

ピアノ:小川典子

録音時期:2015年8-9月
録音場所:東京音楽大学、Jスタジオ

http://ml.naxos.jp/album/BIS-2225

Bis2225

 


 

 

ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番、マルティヌー:チェロ協奏曲第2番
/クリスティアン・ポルテラ[Vc]、ギルバート・ヴァルガ&ベルリン・ドイツ響
【BIS】[Hybrid SACD]

ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
・チェロ協奏曲 第2番 ト長調 Op.126
ボフスラフ・マルティヌー
・チェロ協奏曲 第2番 H.304

チェロ:クリスティアン・ポルテラ
指揮:ギルバート・ヴァルガ
管弦楽:ベルリン・ドイツ交響楽団

録音時期:2016年2月
録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会

http://ml.naxos.jp/album/BIS-2257

Bis2257

 


3度目の正直の下野さん(京響505回定期)

京都市交響楽団 第505回定期演奏会
2007年10月12日(金)19時開演@京都コンサートホール(大ホール)

◆J.S.バッハ(レスピーギ編) パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582
◆L.v.ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番ト長調op.58
 ※ピアノ・ソロ アンコール
 ◇F.ショパン 24の前奏曲op.28~第3番&第7番
(休憩)
◆C.フランク 交響曲ニ短調

指揮:下野竜也
ピアノ:小菅 優
コンサートマスター:グレブ・ニキティン

 なんで3度目の正直かといいますと、実は今年と一昨年に下野さんが大フィルを振った定期を両方とも聴き逃しているからなんです。あと定期ではありませんが今夏に京響でフォレレクをやった演奏会も都合がつかなくて行ってないですし、どうにも今まで下野さんとは巡り合わせが悪くって、今夜がようやく初体験?となりました。
 で、初めて見た下野さん・・・燕尾服よりも化粧まわしが似合いそうな見事なアンコ型(爆)。本人が以前やってたブログで体型のことをちょっと気にしてるような書き込みを見た記憶があるのですが、まぁ想像通りと言いますか・・・(もごもご)。年を取ったらサンティさんのようにお腹で指揮するんかいな、などと本人にとても失礼なことを考えてたり(笑)。
 でも、私と下野さんて同い歳なんですよね。生まれが(西と南の違いはあれど)九州というのも同じ。なので彼には特にエールを送りたい気持ちが強いです。 昨年晴れて読響の正指揮者に就任しましたし(大フィルがキープしときゃぁよかったのに読響に取られて後できっと後悔するぞ)、スクロヴァチェフスキさん共々頑張ってほしいですね。
 それから、弦の配置が左から1stVn、2ndVn、ヴィオラ、チェロの順でヴィオラとチェロが通常と逆。これは大山平一郎さんと同じ配置ですが、大フィルでもそうなのでしょうか?見たことないのでわかりませんが・・・。

 さて、1曲目はレスピーギがアレンジしたバッハ。レスピーギは『リュートのための古風な舞曲とアリア』のように(他の作曲家の曲の)アレンジものの作品も多くって、バッハの他にはヴィヴァルディやフレスコバルディにロッシーニやラフマニノフなんてのもあります。今回下野さんが採りあげたバッハのは私は初めて聴きましたが、2001年のプロムス・ラストナイトでもやってるんですね(スラットキン指揮BBC響)。CDあんのかいな、思ったらありました。ピエール・モントゥーがサンフランシスコ響と録音したベートーヴェンの4番と8番にカップリングで入ってるものです(私は未聴)。

 さて、そのレスピーギ編曲のバッハ、ステージを見るとまぁ人=楽員の多いこと。しっかり4管編成ってさすがレスピーギ(笑)。聴いた感じは『リュートのための古風な舞曲とアリア』を聴いたことがある方ならすぐピンときそうな、響きというか雰囲気が似てるでしょうか。レスピーギらしいオーケストレーションですので、あんまりバッハという気がしない(笑)。ちょっと冗長すぎる部分もありましたが、それなりに楽しめました。

 次は小菅さんの登場。6月に神戸で大植&大フィルと共演した時は2番でしたが、この時同様に素晴らしいピアノでした。テクニックが抜群とか音色がとても美しくて透明感があって多彩だとか表現の幅が広いとかもあるのですが、やわらかくも所々エッジの効いた小気味よい演奏で何より構築がカチッとしてて、重厚さやパワーで押すわけでもないのにヤワなところが全くなく、細くて粘性の高い鋼が入っているかのよう(我ながら変な喩え・苦笑)。コンチェルトの2番と4番を聴いた印象でもベートーヴェンがかなり合ってそうな気がしました。今度はリサイタルでソナタをぜひ聴いてみたいですね。後期の作品をどう弾くのかとても興味がありますが、関西で聴く機会があるかしら・・・?
 それと神戸での大フィルの時も思ったのですが、自分が弾いてない場面でオケの方(指揮者だけではなく)を見てることがわりと多いような気がしましたが、オケとの対話を楽しんでいる様子で、この点も好感が持てますね。(ちなみに私は気付かなかったのですが後半のフランクも客席で聴いていたらしいです。)
 観客と楽員から熱い拍手を送られて、アンコールにショパンのプレリュードから2曲。ベートーヴェンでああいった演奏を聴いてしまうと小菅さんのショパンってイメージが沸きにくいのですが、やるとしたら形式感のしっかりしたプレリュードあたりでしょうか?
 ちなみに、アンコールの時に下野さんは2ndVnの後のハープが置いてあるひな壇にちょこんと座ってご観賞。背が低いから1階席にいた人からは見えなかっただろうな(笑)。座ってる姿見ると、やっぱり丁髷結わせて浴衣を着せたくなります(爆)。
 オケの伴奏もよかったです。どことなく室内楽のような印象の演奏でしたが、京響でベートーヴェンをやるならボッセさんのようにゼロから‘ドイツ仕込み’を叩き込むか、そうでなければ今回のように室内楽的に鳴らすようなアプローチでやった方がいいのかもしれませんね。

 そして後半、メインはフランクのシンフォニー。生で聴くのは2回目、阪哲朗さんが大フィル定期で指揮して以来。あの時はどこか散漫な印象であまりいいとは思えませんでしたが、それでもこの曲は京響よりは大フィル向きでしょうし、下野さんはこの手の曲は得意そうでも果たして大丈夫かいな、とやや心配していたのですが、要らぬ心配をして損しました(笑)。
 よくドイツ風とも言われる曲なわけですが、その‘ドイツ風’を表に出すのではなく、明晰かつ明朗、といった感じで京響の特性を上手くこの曲に合わせて充分に良さを引き出していたように見えました。とてもキビキビした指揮ぶりで、オケにやや重厚さが欠ける分を響きの純度と推進力で補って余りあるような演奏でしたし、終楽章もクライマックスに向けて快活に突き進むといった趣きで、とても盛り上がって終わりました。全体の見通しがよくて尚且つ細部にもきちんと目が行き届いていて、音楽に引き込まれている内に気がついたらエンディング・・・アンコールで終楽章だけでももう1度やってほしかったような(笑)。
 首席が揃い踏みの木管のソロはいつも通り安定感のある好演でしたが、今日はコーラングレを担当したシャレールさんがまた素晴らしかったです(考えてみたらシャレールさんにとってフランクは同じ音楽院の大先輩ですね)。演奏が終わって下野さんが真っ先にシャレールさんに拍手を受けさせていたのも納得ですね。楽器を持った右手で軽くガッツポーズをしてる・・・ように見えたのは気のせいかな?本人も会心の演奏だったと思います。あと金管も気持ちよく音を響かせてましたし、弦も美しい響きを終始しっかりと保っていて文句なしにグッド。予想外にいい(この曲とは相性がさほどよくないように思えたので)演奏に出くわして、とても得した気分になりました。京響の能力の高さを改めて感じさせられたように思いますし、京響からこれだけのフランクの交響曲の演奏を引き出した下野さんにも、もちろんブラボーです。
 下野さんには観客からだけではなく楽員からも熱い拍手が送られていて、ニキティンさんが気を利かせて指揮台に立たせて拍手を受けさせようとしてたのですが、下野さんは遠慮してましたし、オケを立たせると自分はサッサと引っ込んじゃうし(笑)。定期には初登場でしたがオケとの関係もとても良好のように見受けられましたので、ぜひまた呼んでほしいですね。

 次の京響定期は11/7(水)で前半が小山実稚恵さんのピアノでのラフ3に後半がエルガーの2番。どちらもとても期待してますが、特に大友&京響でのエルガー2番に注目ですね。