バーンスタイン:交響曲第1番『エレミア』・第2番『不安の時代』、ヒグドン:ブルー・カセドラル、ブリテン:戦争レクイエム、グラズノフ:バレエ『四季』、マーラー:交響曲第7番…etc.

ツイッターで #nml のハッシュタグを付けてツイートしてきたもののサルベージとか。

先だて京響から来年度の定期公演のプログラムが発表されましたので(詳細は拙稿「京都市交響楽団が2018年度の定期演奏会ラインナップを発表」をご覧ください)、ここでは客演指揮者の録音したディスクとか演目に関連するものを挙げていきます。

 

カゼッラ:三重協奏曲、ゲディーニ:アルバトロ協奏曲/ダミアン・イオリオ指揮イ・ポメリッジ・ムジカーリ、他【NAXOS】

アルフレード・カゼッラ
・三重協奏曲 Op.56
ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ
・アルバトロ協奏曲

指揮:ダミアン・イオリオ
管弦楽:イ・ポメリッジ・ムジカーリ
ヴァイオリン:パオロ・ギドーニ
チェロ:ピエトロ・ボスナ
ピアノ:エマヌエラ・ピエモンティ
ナレーター:カルロ・ドリオーニ・マジェル[アルバトロ協奏曲]

録音時期:2007年12月13-15日、1月11-13日[アルバトロ協奏曲]
録音場所:ミラノ、テアトロ・ダル・ヴェルメ

http://ml.naxos.jp/album/8.573180

8573180

 


 

 

ピツェッティ:交響曲 イ調、ハープ協奏曲/ダミアン・イオリオ指揮トリノRAI交響楽団、他【NAXOS】

イルデブランド・ピツェッティ
・交響曲 イ調
・ハープ協奏曲 変ホ長調

指揮:ダミアン・イオリオ
管弦楽:トリノRAI交響楽団
ハープ:マルゲリータ・バッサーニ

録音時期:2015年9月23-26日
録音場所:トリノ、オーディトリウムRAIアルトゥーロ・トスカニーニ

http://ml.naxos.jp/album/8.573613

8573613

 


 

 

バーンスタイン:交響曲第1番『エレミア』・第2番『不安の時代』/マリン・オールソップ&ボルティモア響、他【NAXOS】

レナード・バーンスタイン
・交響曲第1番『エレミア』
・交響曲第2番『不安の時代』

指揮:マリン・オールソップ
管弦楽:ボルティモア交響楽団
メゾ・ソプラノ:ジェニファー・ジョンソン・カノー[エレミア]
ピアノ:ジャン=イヴ・ティボーデ[不安の時代]

録音時期:2014年11月21・23日(エレミア)、2013年9月27-28日(不安の時代)
録音場所:ボルティモア、ジョセフ・マイヤーホフ・シンフォニーホール

http://ml.naxos.jp/album/8.559790

8559790

 


 

 

ヒグドン:ブルー・カセドラル、バルトーク:管弦楽のための協奏曲、他/ロバート・スパーノ&オバーリン音楽院交響楽団【Oberlin Music】

ジェニファー・ヒグドン
・ブルー・カセドラル
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
・ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503
バルトーク・ベーラ
・管弦楽のための協奏曲 Sz 116, BB 123

指揮:ロバート・スパーノ
管弦楽:オバーリン音楽院交響楽団
ピアノ:ペジャ・ムジイェヴィッチ

録音時期:2007年1月26日(ライヴ)
録音場所:ニューヨーク、カーネギー・ホール、アイザック・スターン・オーディトリウム/ロナルド・O.パールマン・ステージ

http://ml.naxos.jp/album/OC08-01

Oc0801

 


 

 

ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲、他/[Vn]ヨゼフ・シュパチェク、ビエロフラーヴェク&チェコ・フィル【Supraphon】

ヨセフ・スク
・ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲 ト短調 Op.24
レオシュ・ヤナーチェク
・ヴァイオリン協奏曲『魂のさすらい』 JW IX-10
アントニン・ドヴォルザーク
・ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53, B.96

ヴァイオリン:ヨゼフ・シュパチェク
指揮:イルジー・ビエロフラーヴェク
管弦楽:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

録音時期:2014年10月22-24日、9月8日(ドヴォルザーク)(全曲ライヴ)
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール

http://ml.naxos.jp/album/SU4182-2

Su41822

 


 

 

ブルックナー:交響曲第1番[リンツ稿]/マレク・ヤノフスキ&スイス・ロマンド管【PentaTone】[Hybrid SACD]

アントン・ブルックナー
・交響曲第1番 ハ短調 WAB 101[1866年リンツ稿・ノヴァーク版]

指揮:マレク・ヤノフスキ
管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団

録音時期:2011年6月
録音場所:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール

http://ml.naxos.jp/album/PTC5186447

Ptc5186447

 


 

 

ブリテン:戦争レクイエム/ジャナンドレア・ノセダ指揮ロンドン交響楽団、他【LSO Live】[Hybrid SACD](2枚組)

ベンジャミン・ブリテン
・戦争レクイエム Op.66

指揮:ジャナンドレア・ノセダ
管弦楽:ロンドン交響楽団
合唱:ロンドン交響合唱団、エルサム・カレッジ合唱団
ソプラノ:サビーナ・ツヴィラク
テノール:イアン・ボストリッジ
バリトン:サイモン・キーンリーサイド

録音時期:2011年10月9,11日(ライヴ)
録音場所:ロンドン、バービカン・センター、コンサートホール

http://ml.naxos.jp/album/LSO0719

Lso0719

 


 

 

ブラームス:交響曲第3番・第4番/シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィルハーモニカー【OEHMS】[Hybrid SACD]

ヨハネス・ブラームス
・交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
・交響曲第4番 ホ短調 Op.98

指揮:シモーネ・ヤング
管弦楽:ハンブルク・フィルハーモニカー

録音時期:2009年10月8-10日(ライヴ)
録音場所:ハンブルク、ライスハレ

http://ml.naxos.jp/album/OC677

Oc677

 


 

 

グリーグ:『ペール・ギュント』第1組曲・第2組曲、他/オーレ・クリスティアン・ルード&ベルゲン・フィル【BIS】[Hybrid SACD]

エドヴァルド・グリーグ
・『ペール・ギュント』第1組曲 Op.46
・『ペール・ギュント』第2組曲 Op.55
・リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲 EG 107[吹奏楽版]
・古いノルウェーの歌と変奏 Op.51
・抒情組曲〜「鐘の音」 Op.54-6

指揮:オーレ・クリスティアン・ルード
管弦楽:ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団

録音時期:2003年2月、2004年6月、2005年11月(ペール・ギュント)
録音場所:ノルウェー、ベルゲン、グリーグハールン

http://ml.naxos.jp/album/BIS-SACD-1591

Bissacd1591

 


 

 

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、他/ベルナルド・ハイティンク&ロイヤル・コンセルトヘボウ管、他【RCO Live】[Hybrid SACD](2枚組)

ヨハネス・ブラームス
・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ロベルト・シューマン
・ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47
ヨハネス・ブラームス
・ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15

指揮:ベルナルド・ハイティンク
管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ヴァイオリン:フランク・ペーター・ツィンマーマン、ヴェスコ・エシュケナージ(ピアノ四重奏曲)
ヴィオラ:ヘンク・ルビンフ(ピアノ四重奏曲)
チェロ:グレゴール・ホルシュ(ピアノ四重奏曲)
ピアノ:エマニュエル・アックス

録音時期:2010年3月(Vn協奏曲)、12月、2016年6月20日(ピアノ四重奏曲)
録音場所:アムステルダム、コンセルトヘボウ、ヴァールゼ教会(ピアノ四重奏曲)

http://ml.naxos.jp/album/RCO17001

Rco17001

 


 

 

バルトーク:管弦楽のための協奏曲、他/クリストフ・エッシェンバッハ&フィラデルフィア管【Ondine】[Hybrid SACD]

ボフスラフ・マルティヌー
・リディツェへの追悼
ギデオン・クライン[ヴォイチェフ・サウデク編曲]
・弦楽のためのパルティータ[※原曲は弦楽三重奏曲]
バルトーク・ベーラ
・管弦楽のための協奏曲 Sz 116, BB 123

指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団

録音時期:2005年5月(ライヴ)
録音場所:フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール

http://ml.naxos.jp/album/ODE1072-5

Ode10725

 


 

 

グラズノフ:交響曲第5番、バレエ『四季』/ホセ・セレブリエール&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管【Warner Classics】

アレクサンドル・グラズノフ
・交響曲第5番 変ロ長調 Op.55
・バレエ『四季』 Op.67

指揮:ホセ・セレブリエール
管弦楽:ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

録音時期:2004年1月6-8日
録音場所:グラスゴー、ヘンリー・ウッド・ホール

http://ml.naxos.jp/album/825646143467

825646143467

 


 

 

ボロディン:交響曲第1番・第2番/ヴァレリー・ゲルギエフ&ロッテルダム・フィル【Decca】

アレクサンドル・ボロディン
・交響曲第1番 変ホ長調
・交響曲第2番 ロ短調

指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
管弦楽:ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

録音時期:1989年10月
録音場所:ロッテルダム、デ・ドゥーレン

http://ml.naxos.jp/album/00028942299627

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ムソルグスキー[ラヴェル編曲]:組曲『展覧会の絵』/マリス・ヤンソンス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管【RCO Live】[Hybrid SACD]

モデスト・ムソルグスキー
・組曲『展覧会の絵』[管弦楽編曲:モーリス・ラヴェル]

指揮:マリス・ヤンソンス
管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

録音時期:2008年8月22・23・29日(ライヴ)
録音場所:アムステルダム、コンセルトヘボウ

http://ml.naxos.jp/album/RCO09004

Rco09004

 


 

 

フォルクマール・アンドレーエ:交響曲ハ長調、他/マルク・アンドレーエ&ボーンマス響【Guild Music】

フォルクマール・アンドレーエ
・交響曲 ハ長調 Op.31
・ノットゥルノとスケルツォ Op.30
・管弦楽のための音楽 Op.35
・小組曲 Op.27
(※全曲世界初録音)

指揮:マルク・アンドレーエ
管弦楽:ボーンマス交響楽団

録音時期:2011年6月1-2日
録音場所:イングランド、ドーセット(典礼カウンティ)、プール、ザ・ライトハウス

http://ml.naxos.jp/album/GMCD7377

Gmcd7377

 


 

 

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番/[Pf]デニス・マツーエフ、ヴァレリー・ゲルギエフ&マリインスキー劇場管【Mariinsky】[Hybrid SACD]

セルゲイ・ラフマニノフ
・ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18
セルゲイ・プロコフィエフ
・ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.16

ピアノ:デニス・マツーエフ
指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
管弦楽:マリインスキー劇場管弦楽団

録音時期:2016年6月25-26日(ライヴ)
録音場所:サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール

http://ml.naxos.jp/album/MAR0599-D

Mar0599d

 


 

 

ラフマニノフ:交響曲第3番、他/ヴァレリー・ゲルギエフ&ロンドン交響楽団【LSO Live】[Hybrid SACD]

セルゲイ・ラフマニノフ
・交響曲第3番 イ短調 Op.44
ミリイ・アレクセエヴィッチ・バラキレフ
・交響詩『ルーシ』

指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
管弦楽:ロンドン交響楽団

録音時期:2014年11月11,13日(ライヴ)
録音場所:ロンドン、バービカン・センター、コンサートホール

http://ml.naxos.jp/album/LSO0779

Lso0779

 


 

 

マーラー:交響曲第7番/マイケル・ティルソン=トーマス&サンフランシスコ響【SFS Media】[Hybrid SACD]

グスタフ・マーラー
・交響曲第7番 ホ短調

指揮:マイケル・ティルソン=トーマス
管弦楽:サンフランシスコ交響楽団

録音時期:2005年3月9-12日(ライヴ)
録音場所:サンフランシスコ戦争記念舞台芸術センター、デイヴィス・シンフォニーホール

http://ml.naxos.jp/album/82193600092

82193600092

 

ペッテション:交響曲第14番、マーラー:大地の歌、シュルホフ:弦楽四重奏のための5つの小品…etc.

ツイッターで #nml のハッシュタグを付けてツイートしてきたもののサルベージとか。

 

アラン・ペッテション:交響曲第14番/クリスティアン・リンドベルイ&ノールショピング響【BIS】[Hybrid SACD + DVD]

グスタフ・アラン・ペッテション
・交響曲第14番

指揮:クリスティアン・リンドベルイ
管弦楽:ノールショピング交響楽団

録音時期:2016年1月
録音場所:スウェーデン、ノールショピング、ルイ・ド・イェール・コンサートホール

http://ml.naxos.jp/album/BIS-2230

Bis2230

 


 

 

マーラー:大地の歌/ジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団、他【TUDOR】[Hybrid SACD]

グスタフ・マーラー
・交響曲『大地の歌』

指揮:ジョナサン・ノット
管弦楽:バンベルク交響楽団
テノール:ロベルト・サッカ
バリトン:スティーヴン・ガッド

録音時期:2016年2月8-13日
録音場所:バンベルク、コンツェルトハレ、ヨゼフ・カイルベルト・ザール

http://ml.naxos.jp/album/TUDOR7202

Tudor7202

 


 

 

マーラー:交響曲第2番『復活』/ヴァレリー・ゲルギエフ&ミュンヘン・フィル、他【Munich Philharmonic Orchestra】

グスタフ・マーラー
・交響曲第2番 ハ短調『復活』

指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
管弦楽:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ソプラノ:アンネ・シュヴァネヴィルムス
メゾ・ソプラノ:オリガ・ボロディナ
合唱:ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団

録音時期:2015年9月16-20日(ライヴ)
録音場所:ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー

http://ml.naxos.jp/album/0793052112059

0793052112059

 


 

 

ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』/ヴァレリー・ゲルギエフ&ミュンヘン・フィル【Munich Philharmonic Orchestra】

アントン・ブルックナー
・交響曲第4番 変ホ長調 WAB 104『ロマンティック』[1878/80年稿ノヴァーク版]

指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
管弦楽:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

録音時期:2015年9月22-23日(ライヴ)
録音場所:ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー

http://ml.naxos.jp/album/0793052112097

0793052112097

 


 

 

バルトーク:弦楽四重奏曲第1番、シュルホフ:弦楽四重奏のための5つの小品、他/ヴォーチェ四重奏団【Alpha】

バルトーク・ベーラ
・弦楽四重奏曲第1番 Op.7, BB.52
エルヴィン・シュルホフ
・弦楽四重奏のための5つの小品 WV.68
レオシュ・ヤナーチェク
・弦楽四重奏曲第2番『ないしょの手紙』 JW.VII-13

演奏:ヴォーチェ四重奏団

録音時期:2016年6月12-16日
録音場所:フランス、グルノーブル、Mc2

http://ml.naxos.jp/album/ALPHA268

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★ブラームス:セレナード第1番・第2番/ハイメ・マルティン&イェヴレ交響楽団【Ondine】

ヨハネス・ブラームス
・セレナード第1番 ニ長調 Op.11
・セレナード第2番 イ長調 Op.16

指揮:ハイメ・マルティン
管弦楽:イェヴレ交響楽団

録音時期:2015年5月18-22日(第1番)、10月5-7日(第2番)
録音場所:スウェーデン、イェヴレ、コンサートホール

http://ml.naxos.jp/album/ODE1291-2

Ode12912

 


京都市交響楽団 第578回定期演奏会(指揮:下野竜也)

今年度から常任客演指揮者に就任された下野竜也さんの、いわばお披露目会みたいな感じの今日の定演ですが、プレトークで「(定演の完売御礼連続)記録ストップは僕のせいです」ってゴメンナサイされてて、彼の謙虚な性格らしい言葉に心の中でドンマイと思ってたのですが、それでも今回のようなプログラムなら一昨年まであたりだとガラガラであったろうホールは完売に近いと思わせる客の入り様で、先月末の全国ネット放映の効果もあるのかな・・・などと考えてました。

・・・が・・・

女神ミューズは謙虚かつ真摯に努力する人に微笑みを返してくださったようで、残っていた当日券は開演までに全部売り切ったとのこと。下野さんが記録ストッパーにならずにすんでホッとしました。

閑話休題。

プレトークで新・常任客演指揮者さんの「マニアックなプログラムやります」宣言に私自身は拍手で応えました(私と同じように拍手してたのが少数派っぽかったのはキニシナイキニシナイ)が、その選曲にブルックナーの初期交響曲は入るのですか?と質問したくなったのは内緒でもなんでもないですwww

ちなみに、パンフの最後の方に小さく告示されてただけだったので見落としそうになりましたが、これまでも何度か客演に来てくださっている神奈川フィル首席の山本裕康[@celloyasu]さんが4月1日付で京響の特別客演首席チェロ奏者に就任されたとのこと。京響にはソロ首席として上村昇・京都市立芸術大学教授がいますけど、1952年生まれの上村教授は肩書付きの特殊な契約じゃなければとっくに定年を迎えられてるお歳ですし、そうでなくとも今までも定演でステージに上がるのが不定期でしたから、常勤の首席奏者が欲しいところに山本さんが入ってくれると心強いのですが、神フィルとの契約がどうなってるのかしら?京響の弦セクションのネックは第2ヴァイオリンとチェロの首席が不在で固定されてない事にあるので、チェロに関しては山本さんの肩書が‘特別客演’ではなく正規の首席になってくれるといいんですけどね・・・。

 

京都市交響楽団 第578回定期演奏会
2014年4月25日(金)19時開演@京都コンサートホール

◆A.ドヴォルザーク 序曲三部作『自然と人生と愛』
          ・序曲『自然の中で』 Op.91, B.168
          ・序曲『謝肉祭』 Op.92, B.169
          ・序曲『オセロ』 Op.93, B.170
(休憩)
◆B.マルティヌー オーボエ協奏曲 H.353
 (オーボエソロ・アンコール)
 ◇J.S.バッハ 無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013〜第1楽章:アルマンド
◆L.ヤナーチェク シンフォニエッタ JW.VI-18

指揮:下野竜也
オーボエ:セリーヌ・モワネ
コンサートマスター:渡邊 穣

 

前半のドヴォルザーク、もっぱら『謝肉祭』だけが頻繁に演奏されますが、本来は演奏会用序曲の3部作『自然と人生と愛』として1セットで8番シンフォニーと9番シンフォニー『新世界より』の間の期間に作曲されているもので、組曲のように捉えているという下野さんと京響の演奏は連続してなされていたので、実際に生で聴いてみるとナルホドという印象を強く抱かせる好演でした。読響で交響曲ツィクルスをやってたほど(プレトークではかつて友達にはなれないと公言したマーラーと比較してドヴォルザークとは一緒に食事したいという比喩を使ってましたがw)入れ込んでいるだけあって、下野さんのドヴォルザークは彼なりの自己主張がしっかり感じられるものでしたし、3曲をバラバラでなく1セットとして俯瞰的に見つつ細部にも充分気を配っていました。リズム感はよくても旋律の面であまりボヘミア的な情緒に偏ってないあたり、アプローチがマルクス・ボッシュに似てるかな、という印象でしたね。

・・・ただですねぇ・・・プレトークで「連続して演奏するから拍手しないで」と念を押されてたにもかかわらず言うこと聞かずに拍手してたバカが大勢いましたが(苦笑)、あれ、身振りで止めさせるくらいのことをしてもよかったんじゃないかなぁ〜。ただでさえ客層はマナーの悪いのが多いのだし。今回の下野さんは遠慮して軽く会釈する対応でしたけど、私のように指揮者の意向は無視できない真面目な聴き手からすると、掟破りされたら傍迷惑もいいところで興醒めなんですが。

閑話休題。

後半最初はマルティヌーのオーボエ協奏曲。予習がてらNMLで聴いた時にはチャーミングでユニークな音楽だなと感じましたが、録音でなく生演奏に接すると編成の小ささもさることながらピアノを正面ド真ん中に置くという独特の配置を視覚と3D空間効果で体感できるのがいいですね。ソリストのセリーヌ・モワネさんはモーリス・ブルグ氏の教え子。年齢的にもしかしてとは思ってましたが、京響のシャレールさんとはパリの音楽院で同窓だったそうです。フランス人でありながらマンハイム→ドレスデンとドイツの著名なオペラハウスからソロ奏者として迎えられるだけあって、音色はニュートラルな感じでしたね。ハイトーンの濁りなき柔らかい美しさがとても凛々しくて印象的でした。あの音域が綺麗に遠くまで抜けるように出せるのは、さすがシュターツカペレ・ドレスデンのソロ奏者ですかね。自身がオケ団員ということもあってか身振りとアイコンタクトで伴奏とコンビネーションを作る姿勢にも好感が持てました。

そして最後、ヤナーチェクのシンフォニエッタ。バンダが最後方にズラッと立って演奏する光景はサウンドのボリュームだけでなく視覚的にも壮大なものがありましたね。こういったのを経験できるのも生演奏の良さ。エキストラが大勢入るので彼らが京響ブラスのサウンドに響きを合わせられるか、特にトランペットがちょっとでもズッコケたらお話しにならなくなる代物ですが(身も蓋もない話すると20数分の曲に対して2桁の金管奏者を臨時雇いしてギャラは1日分出さないといけないのだからコストパフォーマンスがめっちゃ悪いw)、ナエスさんがバンダ隊のトップ、早坂さんがオケ側の1番としてリードしての演奏はしっかりとブレンドされた響きで素晴らしかったですね。第1楽章のファンファーレがバッチリ決まったので、あとはその良い流れを維持して最後まで堅実に引っ張っていた感じでしたかね、全体的にもブラボーな演奏でした。

カーテンコールの締めを大声で
「これからも京響をよろしくお願いします!」
とアピールの御礼をされた下野さんが、次回の定期登場時にはどんなプログラムを引っさげて来るのか、京響との相性も良いだけに大いに楽しみですね。

(・・・っていうか順当なら広上さんの後任かもだよね?)

レセプションではモワネさんもラフな服装でご挨拶。思ってたよりも背が高くない(ステージでの姿からもっと高身長かと思ってましたがヒールが高かったんかな?)のとフランス語でなく英語で話していたのがちょっと意外でしたが、京響をフレキシブルだと評してくれた彼女は今回の京都滞在がオケ帯同ではなく単身だったこともあって少しは観光の余裕があった様子でした。またソロで来れるといいですね。

 

Celine-Moinet

 

 



ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容、ヴァイオリン協奏曲、他/クリストフ・エッシェンバッハ&北ドイツ放送響、五嶋みどり(ヴァイオリン)

NMLに
第56回グラミー賞 ノミネート作品
というページが新しくできてまして、来月に授賞式が行われる次のグラミー賞にノミネートされた作品の中から、NMLに登録されてあるディスクをまとめて紹介してあるのですが、その中から個人的にちょっと注目してみたいものの1つがこのヒンデミット管弦楽作品集。彼の没後50年を記念してOndineレーベルが企画してリリースしたそうですが、このディスクに収録されているヴァイオリン協奏曲のソリストが、なんと五嶋みどり[http://www.gotomidori.com/]さん! 市場に出回っている彼女の録音はソニー・クラシカルのものばかりでしたから、まさか北欧のマイナーレーベルで聴けるとは思ってもみませんでした。バックもエッシェンバッハ指揮の北ドイツ放送交響楽団ですから、これは注目せざるを得ません。

 

ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容、ヴァイオリン協奏曲、弦楽と金管のための協奏音楽
 /クリストフ・エッシェンバッハ&北ドイツ放送響、五嶋みどり(ヴァイオリン)
【Ondine】

パウル・ヒンデミット
・ウェーバーの主題による交響的変容
・ヴァイオリン協奏曲
・弦楽と金管のための協奏音楽 Op.50

指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
管弦楽:北ドイツ放送交響楽団
ヴァイオリン:五嶋みどり

録音時期:2012年10月24,26日、2011年12月23日[弦楽と金管のための協奏音楽]
録音場所:ハンブルク、ライスハレ(ライヴ)

http://ml.naxos.jp/album/ODE1214-2

Ode12142

 

1曲目から順に1943年、1939年、1930年に書かれた作品。この内で唯一作品番号がふられている『弦楽と金管のための協奏音楽』はボストン交響楽団創立50周年記念の委嘱作品だそうです。初めて聴いた曲でしたが、文字通りブラスセクションが大活躍する華やかな音楽で、今の京響がやってもなかなか面白いのではないかと思います。

3曲中もっとも有名な『ウェーバーの主題による交響的変容』を筆頭にヒンデミットの新即物主義な傾向に沿うようなマッチングをエッシェンバッハ&北ドイツ放送響のコンビは見せていますが、注目のヴァイオリン協奏曲はというと、ソリストである五嶋さんのヴァイオリンはやや線が細いというか華奢な印象を受けましたが、それでも馬力のあるオケである北ドイツ放送響を相手に全く埋もれない存在感はさすがです。技巧の見事な冴えもさることながら、ヒンデミットの作品の特徴をよく捉えてドライな音色での演奏に徹しつつ多彩な表情を見せているのも高ポイントですね。オケもそうですが、これだけパーフェクションな演奏を見せつけておいて、セッションでなくライヴ収録というのですから、プレイヤーたちのレベルの高さが窺えます。

そういえば、録音ではソニーのブランドイメージがあった五嶋みどりさんですが、新規の録音がしばらく途絶えているようだと思って少し調べてみたら、今年になって上記のディスクの他にOnyx[http://www.onyxclassics.com/]レーベルからブロッホとヤナーチェク、ショスタコーヴィチの3人の作曲家のヴァイオリン・ソナタをカップリングしたディスクも出していたのですね。オイストラフの60歳の記念に書かれたというショスタコーヴィチの作品134のソナタにブロッホ、ヤナーチェクと3曲とも20世紀に生み出された作品をズラッと並べてますが、ここでも彼女のヴァイオリンは3人の個性に沿うような形で深遠な音楽を奏でています。もしかしたらソニーとの契約はもう切れているのでしょうか?だとするなら、今のメジャーレーベルではこういった曲選でのディスクは作らせてもらえそうにないので、メジャーレーベルからフリーになったのであればクラシックファンとしては大いにありがたいですけどね(買う側に輸入盤をチェックできるスキルがあれば、ですがw)。

〔※2014年1月27日追記〕
ベスト・クラシカル・コンペンディアム部門でこのディスクが見事にグラミー賞を受賞しました!
五嶋みどりさん、そしてマエストロ・エッシェンバッハと北ドイツ放送交響楽団の皆様、おめでとうございます!

 

ブロッホ、ヤナーチェク、ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ集/五嶋みどり(ヴァイオリン)【Onyx】

エルネスト・ブロッホ
・ヴァイオリン・ソナタ第2番『神秘の詩』
レオシュ・ヤナーチェク
・ヴァイオリン・ソナタ JW.VII-7
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
・ヴァイオリン・ソナタ Op.134

ヴァイオリン:五嶋みどり
ピアノ:オズガー・アイディン

録音時期:2012年8月19-22日
録音場所:ケルン、WDR(西ドイツ放送局)フンクハウス・オイローパ、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール

http://ml.naxos.jp/album/ONYX4084

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Onyx4084